オフィスビルの地下駐車場でベンツのバッテリー上がり。直接バイクで地下へ入れるよう、守衛さんと交渉する運びとなった。
しかし窓口の警備員さんは新人さんらしく話しが通じない。困り果てていると先輩警備員さんが間に入ってきた。
先輩警備員さん・・「はいはい。私が聞きましょう」新人さんにはない落ち着いた感じで、頼もしさ倍増だ。また最初から、時間をかけて「バイクで地下へ行きたい」事を伝えると「う~ん・・」と考え込んでしまう先輩警備員さん。
時間のない中、2回も同じことを話しているのでショック倍増のA隊員。ほぼ諦めかけたとき、さらに上司の警備員さんが入ってきた。
上司警備員さん・・「要領を得ないんだよ!君たちは!」あまりに堂々とした雰囲気に、一同圧倒された感じ。みんなの期待が一斉にそそがれる中、固唾をのんで答えを待った。
上司警備員さん・・「で、どのようなご用件で?」
もう、みんなでズッコケるしかなかった。
夜も明けようかという頃、マツダ・ミレーニアの解錠依頼。県外ナンバーのお客さんは実家でのインロック。これから自宅へ帰ろうとしたところで閉じ込んでしまったとの事。お子さんの用事があるらしく少々お急ぎ。癖のある内溝キーでしたが数分でドアを開けた。
書類にサインを頂いている時、子供達がやってきた。そして下の子供がマツダさんのマークを指差し僕に「カモメ」と言った。あ~、確かに真ん中の曲線部分だけをみるとカモメに見える。すると上の子が「え~、フクロウだろう」と言う。それは僕も思っていたw
その後、バイクに工具等を積み込んでいると下の子が、「お母さん! れ! れ!」と叫んでいる。れ?れ?って何だろうと声の方を見てみると、隣の家に止めてあるレクサスを指差している。お~凄いな~、レクサスさんを知っているんだ。と関心したところでよく見ると、ある一部分を指差してた。それはレクサスのエンブレム。子供はそこを指差し「れ」と言っている。そう言われればエンブレムの【L】が片仮名のレに見えなくもない。と言うか「レ」に見えてくる。
LEXUSだから【L】と認識する大人。先入観の無い子供は自分の知識内にある【レ】を導き出す。経験や知識から予測する力を付け人は成長するらしい。大人になってから新たな事に挑戦しなくなるのは、脳の老化と密接な関係があるとかないとか?等と考えが迷走し始めたとき、「月は球体では無く潰れたボールの様に裏側がこちらに向かって凹んでいる」と言ったカスパー・ハウザーの話しを思い出し深みにハマって行ったのでした。
ベンツ Mクラスの開錠要請荒川のほとり、とある釣り堀駐車場が今回の現場だ。
現着してみるととってものどかな釣り堀平日のせいか、それ程混みあっておらず、近所のノラ猫達なんかも堀の縁からジッと水面を眺めている。ひょっとしたら釣れた魚をくれる人がいるのかも?
開錠の方は07年型という事で旧モデルから少し変更があるようです色々と堪能しながらほどなく開錠。
着いた時から気になっていたのは魚の釣れ具合実は趣味として釣りを始めてみようか?と考えていたJ隊員向かってる最中から密かにワクワクしていたのでした。
開錠後にお客さんに聞いてみると今日はいまひとつなのだそう、なんでも雨で水が濁ってしまったのが良くないようです。
せっかくだから魚がヒットする場面を期待してちょっとだけ待ってみたけど残念ながら気配なし。釣れたところを見れなかったのは心残りではあるけれどお客さんの大漁を願いながらその場を後にした。
雨降りの中、桜新町のレストラン駐車場にてゴルフトゥーランの開錠依頼。
連絡すると御依頼主のママさんと7歳の男の子がお店から車の元へ。「開くの~?どうやって開けるの~?」と男の子。秘密の開け方をするんだよ~と話すと興味津々の男の子。そんな男の子に近くで凝視されながら作業開始。
「すぐ開くの?」と聞いてくるのでフォルクスワーゲンの内溝キーにはちょっと自信があるのですぐ開くからね~とカッコ好く答える。
しかし10分経過。開かない・・近くにいた男の子も飽きてバイクを見たりしている・・
雨の中を待って頂くのも申し訳ないので一旦お店に戻って頂く。するとタイミングの悪いことに最アタックで即開錠。
かっこ好く見せようとするとかっこ悪くなる事が多いY隊員。かっこ好く見せたいのならかっこつけない事がポイントなのかもしれない。
お台場でボルボV40を開錠。家族みんなで「お台場冒険王ファイナル」に来られたというお客さん。
本来混雑する駐車場では、パラパラと空きが目立つ。そう今日は平日なのだ。
仕事の関係で、平日が休みというお客さん。土・日より空いている分、行動範囲が広がるのが最大の魅力。アトラクションだって待たないし、悠々と食事も出来たりする。おそらくお子さんも大喜びではないだろうか。
が、しかし、それが発揮できるのは夏休みまで。小学校が始まれば逆転、親子の接点は少なくなっていく。
ちなみにA隊員も平日休みが基本。お客さん同様、この夏休み期間にかける思いはハンパない。
この一ヶ月でどれだけ家族サービスが出来るか・・平日休みのお父さん共通の課題かもしれない。
サニーの解錠を終えたところで、受注担当より新たな仕事の問い合わせ。現在の場所からそれ程遠くない所だったので凡そ20分以内での現着が可能と伝える。大まかな住所を聞いていたので地図を見ながらルートを考え連絡待ち。2分後、連絡が来たと思ったらキャンセルになったとの事。理由は時間がかかりす過ぎる事らしい。20分で間に合わないとは相当お急ぎ?なのかもしれない。気持ちを切り替え拠点に戻る為走り出す。
走り出して1分後、携帯が鳴る。停車して確認すると受注担当からだった。電話に出ると先程の案件が再度入ったとの事。詳細な住所を聞き、踵を返し現場に向かった。
依頼車輌はペットショップの前にあり、車内には犬が閉じ込められている。お客さんと合流し速やかに解錠した。落ち着いたところで「ごめんね、キャンセルしたのにまた呼んじゃって」とお客さんが言われた。全く問題ないですよ~と伝えて気になさらないようにお願いした。「いや~犬が閉じ込められたんでパニクっちゃって」随分と申し訳なさそうに言われるので、再度気になさらないで下さいと伝える。「もうね、窓ガラス割ろうと思ったのよ~」状況によりけりですが今回は割らなくて済んだ事が幸いです。「雨が降っているとは言え気温を考えると犬が心配でね。」お気持ちは分かります。「それにね」はい?「これ、俺の車じゃないしw」って一番の理由はもしかしてそれですかぁ!
万が一、窓ガラスを割ってしまった場合、その後車の持ち主とどのようなやり取りがあるのかは想像出来ません。ですが、割らずに済んだのは色んな意味で幸いだったと思うのです。
深夜にアウディ TTの開錠要請
現場のマンションでとても眠むたそうなお客さんと合流。小雨が降っていたのでマンションの軒先にお客さんを残し、一人クルマへと開錠に向かう。
程なく作業が完了、お客さんの待つ軒先に向かうと植え込みの段差に腰掛けて眠ってしまっている。
「終わりましたよ」そう声をかけると眠たそうにそうに車内からキーを取り出し「ありがとう・・・早朝から使うんで助かったよ・・・」あくびで涙目になりながらマンションの中に帰っていった。
それにしてもお客さんの眠たそうな涙目が印象に残るTTと涙目・・・・!?・・・!!これは・・・(TT)なんか妙に興奮した深夜の帰り道だった。
早番上がり後、予定していた野暮用が意外と早く終わったので家族みんなで高円寺の阿波踊り大会に繰り出す事になった。
高円寺の阿波踊りを見るのなんて何年ぶりだろう?というか高円寺の町自体、仕事以外で行くのがすごく久しぶり。
十数年前、自宅も職場も高円寺だった。その当時に仲良くなったお店の店員さん達は元気だろうか?今日は阿波踊りだからこんな時間でも店を開けてるよな。とか思いつつ同窓会気分でバスに揺られて行った。
すごい人の多さ。そしてすごい熱気。さすが阿波踊り。そんな人垣をかきわけ知人のショップを目指す。しかし、やっとの事でたどり着いたショップは違う店になっていた。廃業したのか・・と悲しい気分で次のショップを目指すもそのショップも・・
でも良く通っていた飲み屋さんは健在でした。色々な人との再会もあり、楽しくって家族連れでありながら日付が変わるまで飲んでしまいました。悪い親です・・ちょっと反省・・
アルトのシリンダーを回す瞬間、思わずドアロックを凝視した。回すときの負荷がなく、ツマミ(ロックスイッチ)が伸びた状態であった。
インロックしていなかったのでは・・そんな不安を胸にカギを取り出し、動作確認するも至って正常であった。
「最初から開いていたかもしれません・・」そう伝えると、首をかしげるお客さん。意味が分からないというより、聞き取りにくいといった感じ。お客さんはご高齢であった。
状況を分かりやすく説明しようと試みるけれど、途中で断念。「最初から開いていた」という確信が持てなかったのだ。
笑顔で帰られるお客さんを見送るので精一杯のA隊員。真相は星野ジャパンの夢とともに、ペキンの空へ消えていった。
某射撃場でアルファロメオ・ブレラの解錠依頼。
予約の案件でしたので時間に余裕をみて早目に高速に乗る。ガソリンの値上げが続く昨今、首都高の渋滞は以前程酷くない。ストレスなく快適に目的地に向かったのはいいのですが、予定より随分と早く40分前に着いてしまった。お客さんが来るまで時間があるので一旦移動しようか?それともここで待とうか?どうしようかな~と考えていると「パンッ!」と破裂音。射撃場でプレーを始めた方がいた。
オレンジ色のクレーが飛び出だす。それを眼で追っていると銃声と共にクレーは四方へ砕け散った。射撃を眺めながらこのまま待とうかな?と思ったところで「鍵屋さん?」と声をかけられた。声の主はお客さん。どうやら電車の乗り継ぎが良く早く到着したようです。
事前確認をして早速解錠作業に入る。直後に「どのくらいで開きますか?」と問い合わせ。丁度全てのディスクを揃え終わったので「開きました」とお伝えすると、「そのままの状態で少し待っていて貰えますか?」とお客さん。? ? ? ?どうかされたのだろうか?頭の上に疑問符が並びきったところで合点しました。プレーしている人がいるのでセキュリティが発報すると迷惑になる、と言う事でしょう。集中力が必要なスポーツですので突然クラクションが鳴りだしたら怒られてしまう。なのでシリンダーを回りかけのまま維持し暫し待つ事に。
遠くではツクツクボウシが鳴いている。ミンミンゼミは夏が来た事を告げ、ツクツクボウシは夏の終わりを告げる。気が付けば明日は処暑。今日なんか秋に向かって行くんだな~と感じる気温。遠くの森に目をやり心地の良い空気を鼻から胸一杯吸い込んでみる。なんだかフィトンチッドが大量に入ってきたような気がするぞー!等と考えていたら「もう撃ち終わりそうです、準備をお願いします」とお客さん。現実に戻り準備する。「お願いします!」の合図でシリンダーを回しドアノブを引く。お客さんが車内に入りセキュリティを解除。結果、セキュリティを発報させる事無く完了しました。
作業完了後、もう少し自然の中にいたい気分、でも仕事中。ささやかな満足として、往路で使ったインターを使わず一つ東京よりのインターを目指し、山を越えたのはを内緒の話です。
都庁の近くでハーレーの救援
現場は駐輪場も併設してある駐車場長期放置でバッテリー上がりを起こしたスポーツスターにブースターを繋いでエンジンを始動、エンジンが暖まるまでアイドリングで様子を見る。その間にちょっとお話を、
聞いて驚いたのはお客さんが借りている駐車場の値段、こんな都心なのに¥10500・月と、とても安い郊外のマンション駐輪場でもその位しているというのに・・・
ただ契約に取り付けるまではとても苦労したご様子安い駐車場を見付けたは良いがいつ空くか分からない状態での申し込み、半年待ってようやく一台分のスペースが確保できたそう通常ならば1~2年待ちもザラだそうな。
それにしてもこんな都心で駐輪場の争奪戦が起こっているとは・・夢にも思わなかったJ隊員でした。
新宿御苑駐車場からミニバンの開錠依頼。
駐車場入り口に到着すると不安げな顔でウロウロしている男性を発見。声をかけてみるとやはり御依頼主であった。
関西方面のナンバーが付いた御依頼主のミニバン。お伺いすると夏休みを利用して遊びに来たとの事。
それにしても落ち着きが無い御依頼主。作業を開始するまでキョロキョロソワソワ。
もしや泥棒?まぁそんな事はないよな、と思いつつ即開錠。するとガラリとほっとした表情になる御依頼主。
チラリと見てしまった助手席には若い女性もののバッグ。ソワソワの理由はすべて聞けなかったけどなんとなく理解してしまいました。
けど、ご依頼から完了まで20分ちょっと。予定より短時間で解決したからきっと仲直り出来るはず。たぶん・・
本日受注担当のA隊員。「ディアマンテは難しいですか?」という問い合わせが入る。
助人隊員なら手に取るように分かるカギだけど、場所が問題であった。現場は千葉県柏市、すでに1件目の業者さんがギブアップとの事。
最も近い足立拠点に手配したいけれど、残念ながら出動中であった。江東拠点のA隊員が向かうとなると、すぐには到着できない。「開錠は5分あれば充分なんですが、現場まで1時間かかりそうです」そう伝えると一旦保留になって、正式に手配される運びとなった。
箱崎から柏インターまで一気に北上、現場まで50分。ものの数分で開錠すると「最初からお願いする事は出来ないの?」とお客さん。すでに閉じ込んでから3時間近くが経過していた。
最初から助人なら1時間で救援出来たんだろうけど、それは結果論。まずは近くの業者さんが行くのが自然なんだろうと思う。
助人的には全然OKだとしても・・
「な~んか最近調子が悪いんですよね」と、GOLFⅢのバッテリー上がりをしたお客さんが言われた。今回のトラブル原因は室内灯の消し忘れ。それ以外に最近何となく調子が悪いらしい。アイドリングが不安定になったり一瞬エンジンが止まったようになるとの事。何らかの不具合が発生しているのかも?
取りあえず残電圧を計測すると乾電池程に低下している。ブースターを繋ぎセルを回すと始動に問題は無かったが、エンジン音がバラついているように感じる。やはりお客さんが言われたように調子が悪いのかもしれない。そして発生電圧を測っているとどこからともなくカラカラと、軽い金属音が聞こえるような気がした。何だろう?とエンジンルームを見渡すと右から2番のプラグキャップが踊っていた。
一旦エンジンを止めプラグキャップを抜いてみる。中を覗いたが留め金が広がっている感じはしない。もしやと思いプラグを触ってみるとグラグラで、手で回して見ると抜けてきた。プラグを抜いてネジ山を確認したがナメている感じはしない。慎重にプラグホールにねじ込んでみたがエンジン側もなめている印象は無い。と言う事は単純に緩んでしまっただけのようです。再度プラグを取り外し潤滑剤をネジ山に吹いてレンチで組み付け。プラグキャップを取りつけてエンジンを始動すると、先程とは打って変って安定したアイドリングになった。不調と感じる元はこれだったのかもしれない。
ですが、プラグに蓄積するカーボンが多く何より電極の角が丸くなっていた。その上、シーリングワッシャーは完全に潰れ切っていたので、お客さんにはバッテリーと共にプラグも交換する事を推奨しました。
プラグが緩んでいると言えば20代の頃乗っていたセローを思い出します。なんでかと申しますと、ある時信号待ちでプラグキャップが踊っているのを発見。(セローはエンジン右側にプラグがあり簡単に見えるのです)で、つい触ってしまったんですよ。そうしたら…バチッ!!と見事に感電しましたw原因はプラグキャップの不具合と後に知る事に。で、電装系を触る時はエンジン停止が基本だと、心と頭と指先でその時激しく再認識したのでした。
小金井市にてスカイラインのインロックお盆で近くに業者さんが居ないとの事で杉並から急ぎ出動
現場に着くとなんとなく救援車両に見覚えが・・・と思っていたら以前にやはり開錠で対応した事のあるクルマ、お客さんもしっかり覚えていてくれました。
開錠後にお話を伺うと、なぜか世間が休みのときに限ってインロックしてしまうと話すお客さん「大晦日、ゴールデンウィーク(前回)、そして今日のお盆といっつも手配に苦労させちゃうんですよ・・・」と、とても申し訳なさそう。
確かに手配に困りそうな時期ばかりですね・・・ですがそんな時は助人にオマカセあれ、年中無休で頑張っておりますので。
Uターンラッシュが始まりつつある都内への帰り道、渋滞から逃げるように立ち寄った野川公園でちょっと休憩終わりゆく夏を惜しみながら森の空気を胸いっぱいに吸い込んだ。
世田谷区鎌田の多摩川運動場の駐車場にてRX-8の開錠依頼。携帯も閉じこんでいる為、待ち合わせの時間を設定。少し早く到着したので土手の上で時間をつぶす。
広いグラウンドでサッカーや野球をしている人達が見える。遠目から見ても楽しそうだ。
実は数ヶ月前にサッカーボールを購入した。でも自宅裏の小さい公園で息子とサッカーごっこをするぐらい。それはそれで楽しいのだが・・・
サッカー好きの友人と飲むとよくフットサルのチームを作ろう!と盛り上がる。けど酒の肴となって話だけでいつも終わってしまう。
まあ正直なところ、物理的にチームを作るのは難しい。けど広いグラウンドで息子とサッカーごっこをしに行こうと思った。狭い公園でちまちま蹴るのがサッカーだと思われたくないですからね。
連日のオリンピック観戦で寝不足のA隊員。1本の電話が鳴った後、メモを受け取った。
開錠の要請というのは分かるが車名が問題であった。H13年式サウンド・オブ・ミュージック・・
宮沢章夫さんの「彼岸からの言葉」がよぎった。たしか「3階のロビーで待っている」という上司からの電話を「サウンドオブミュージック」と聞き間違い大慌てする話し。
イカン・イカン・・ボーっとしすぎている。目をこすってよく見ると「ホンダ・オブ・アメリカ」と書いてある。モヤモヤしながら現着すると「インスパイヤ」であった。
そうか。この年代まで北米仕様だったんだ・・カギはもちろん国産ホンダ車と同じ、即開錠で終了した。
それにしても久々に思い出した「彼岸からの言葉」最近笑っていない方には特にオススメです。
昼下がり、ユーノス800ミレーニアのバッテリー上がり。現場はショッピングモールの屋上駐車場。バイクは進入禁止だった為、ブースターを持って地上三階まで登らなければならない。店内を通れば涼しいのでしょうが汗まみれなので外の階段で上る事にした。炎天下で運ぶブースターはいつも以上に重く感じるが気にしない。
屋上に到着するとそこは屋根の無い駐車場だった。辺り一面、陽炎で揺らいでる。車が近くを通るだけで更に体感温度は上昇し大気が大きく動くのを感じる。下から上へ昇る熱気で眩暈が起きそう。汗を拭い息を整えてからお客さんに連絡をした。
待っている間、行きかう人を見ていると子供を除き皆俯き眉間に皺を寄せている。ハっとなって眉間を触ると自分も皺が寄っていた。これはイカンと眉毛を上に持ち上げつつお客さんと合流。
作業中も日差しと熱気で眉間が皺を寄せたがる。ですがこれはデコに変な力を入れて阻止。辛いのは僕だけではなくお客さんも辛い筈。
エンジンの始動は問題無く発生電圧も異常なし。原因は純粋にバッテリーの経年劣化かと思われます。一通りの確認作業を終え灼熱のエンジンルームから顔を出す。その瞬間、頭髪に蓄えた大量の汗が眉毛&まつ毛の堰を越え両目に流れ込んだ。
「目が、目がぁ!」by:心の声ムスカ風
汗って結構目に沁みるんですよね。バンダナハンカチで汗を拭うも素材が薄いので追いつかない。やはりタオルが必要だと感じた8月の昼下がりでした。
お盆中は出動のほうもひと段落それを良い事についついオリンピック中継に釘付け状態。
この日の為に厳しい練習に堪えてきたであろう選手達、その素晴らしい戦いに勤務中である事を忘れるほど。
すでにいくつかの種目が終了して順位が確定目標を達成できた選手、そうでない選手が明確になってきてついついメダリストだけに目が行きがちな自分にハッと気がつく。
しかしせっかくのオリンピック、メダルの行方だけで見てはもったいないここはひとつ選手達の背景なんかも想像しながらじっくりと観戦と行きたいものです。
五輪選手達はいったいどれ程の苦難を経てこの世界の舞台に・・・
そんな風に考えているとなんだか仕事に似ている様な気がしてくる。仕事であれば必ず結果に繋げなければ商品にならないのが違いだろうか?
そう考えるとお盆といえどもヒマではないことに気がついた
あきる野市は秋川渓谷のバンガロー施設駐車場にてシビックの開錠依頼。
実は依頼自体は開錠の依頼ではない。最初に現地の業者さんにお願いしドアを開けたはいいがキーを鍵穴に刺せない状態にしたまま帰ってしまったので直して欲しいとの依頼。中央道から滝山街道を西へ向かう。
途中、沢山のバイクとすれ違う。きっと奥多摩周遊道路を流してきた帰りなのだろう。久々に奥多摩を走りたいな~とか思いつつ更に現場を目指す。
無事にシビックを発見。鍵穴を見る。しかし普通に鍵がさせる状態。お客さまと合流しお話を伺うと、実は作業もせずに帰ってしまったとのこと。「なんか難しい単語を使って説明されたんですけど無理との事で・・」
そんな事は無いはず、お任せあれ!と即開錠。お客様の驚き顔が気持ちいい。必要以上に感謝感激され現場を後にする。
奥多摩周遊に向かいたい。秋川に飛び込みたい。と欲望が沸き起こったのだが、がまんして秋川渓谷を少し眺め、涼を取ってから帰路に着いた。
休日ともなれば海水浴に出かける。遅番でも朝から海へ出かけて、夕方出勤なんてのも普通にこなす。
こんなに海に出かけた夏は小学生以来。昔は毎日が海水浴だったけれど、上京してからは激減していた。
なんだか千葉へ引っ越しただけで「夏=海」が再開した感じ。この夏だけで城崎、和田浦、名倉、沖ノ島と南房総を充分満喫してきた。ちなみに千葉県は全国で海水浴場が一番多いらしい。どの海水浴場も透明度が高く、砂浜もきれいであった。
特にオススメは沖ノ島海水浴場。シュノーケリングもOKで、まるで南国の島にいるかのようなロケーションだ。
そろそろ今年の海水浴も終わりに近づく。寂しいというより、もうお腹いっぱいという感じ。とても充実した夏になった。
さいたま市某所よりエルグランドの解錠依頼。
今日は薄曇りで幾分気温が低く過ごしやすいものの、動けばやはり汗が出る。作業完了後、喉が渇いたのでいそいそと自動販売機かコンビニを探す事に。ちょいと離れた場所にあった個人商店の前に自動販売機を発見。これ幸いと停車し缶コーヒー(無糖)を買い喉を潤す。そして一息ついたところで完了報告の電話をかける。
プルルルルッ プルルルルッ ガチャッ「いつもお世話になっております、東京レスキュー助・・・『カァーッ!』・・・と申します」なんだか物凄く近いところでカラスが鳴いた。「すみません助人サービスです、ご依頼頂きましたエルグランドの・・・『カァーッ!』・・・様の・・・」「すみません、エルグランドの△△様の完了報告をお願いします」『カァーッ!』「はい、現場到着が・・・『カァーッ!』・・・分で」「いえ、○○時○○分で、完了が・・・『カァーッ!』・・・」「え~と、完了が・・・『カァーッ!』・・・○○時□□・・・『カァーッ!』・・・です」もぉー!!電話が出来ないじゃないか!!どこで鳴いているんだ!と探して見るが見当たらない。直ぐ近くで鳴いている筈なんだけど?カラスの横やりに邪魔されないよう、送話部分と口元を手で覆い隠すことで何とか要件を伝える事が出来た。
通話を終えた後、辺りを見渡すがカラスの姿を発見できない。見えない屋根の上とかそんな感じでは無かった、とにかく直ぐ近くで鳴いていた。暫くじ~っとして耳に神経を集中させる。すると僕が背にしている個人商店の店先にある鳥籠が『カァーッ!』と鳴いた。
カラスは鳥籠の中にいた。普通で考えるとあり得ない所にいた。野鳥は鳥獣保護法とか何とかがあって例外を除き飼育は駄目だったような?ただ怪我をしている場合は特例で傷病鳥の保護として許可が下りるらしい。なので元傷病鳥なのかな?
それにしても鳥籠の中にいるカラスをマジマジ見ましたが結構デカイです。
羽田空港でボルボ V70XCの開錠依頼空港駐車場にて旅行先から戻ったお客さんと合流する。
が、クルマを停めた位置が思い出せずに考え込むお客さん、旅行中にすっかり忘れてしまったようなのだ。おぼろげな記憶を頼りに何とかクルマを発見し、早速開錠に取り掛かる。
1分ほどで鍵穴が回り始めて開錠集中ロックの作動音を聞いたお客さんが待ちかねたように助手席のドアを開ける・・・・・その瞬間けたたましいセキュリティホーンの嵐!驚いて思わずドアを閉めるお客さん、同時に辺りは元の静寂に
警報の解除にはクルマのキーが必要な事を伝えるとお客さんは再び考え込んでしまうキーを車内のどこに置いたのかすっかり忘れてしまったようです。
しばらくの後、全く思い出せないとの事でホーンの嵐の中、キーの捜索を開始ほどなく発見&無事に警報解除出来ました。
静けさが戻った駐車場を走り去るお客さん、とっても満ち足りた表情が印象的さぞかし良い旅行だったことが伺えます。
・・・それにしても全てを忘れてしまうような旅ですか・・・いいなぁ、行きたいなぁ・・・
狛江のファミリーレストラン駐車場にてアベニールの開錠依頼。エンジンがかかりっぱなしのアベニールを発見。すかさず連絡するとレストランから男性の御依頼主が一人で出てきた。
炎天下の中で待たせるのもなんなので30秒かからずに開錠。驚き顔の御依頼主にすかさずサインを頂いていると、いつの間にか御依頼主のお連れ様方5~6名に囲まれているではないか。
「何でもこんなにすぐ開くの?」「学校とかあるのかね?」「何年やってるの?」「競技会とかあるのかね?」などなど、全員からの質問攻撃。炎天下の元で。御依頼主達をお見送り後、すぐに日陰に逃げ込む。
しかし開錠の競技会って・・炎天下の中だったのでこちらからは質問しなかったのだが、大工さんや石屋さん等の職業技術を競う大会とかの関係者なのだろうか?皆さん初老だったし・・
でも開錠技術の競技大会は防犯的に無理かもしれないですね。あったら面白そうですけど。
「パタパタパタ・・」プリメーラをピッキング中、遠くのほうからヘリコプターの音が聞こえた。
「バダバダバダ・ダダダダダダダダ・・」というか、あっという間に頭上に降りて来た。
一斉に植木の葉や砂ほこりが舞い上がる。とりあえず作業を中断して工具箱を押さえたりした。「なんかあったんすか!?」と叫ぶと、笑顔で手を振るお客さん。暗くて気付かなかったけれど、隣はヘリポートであった。
エクセル航空HP https://www.excel-air.com/index2.htmlおよそ1万円で東京上空の夜景が楽しめる様子。ヘリなら浦安から銀座往復15分かぁ・・あらゆる交通手段で最速なのは間違いない。
助人でも導入しようかな・・ヘリからハシゴで降りてきて開錠。そしてハシゴに乗ったまま去っていく・・
思わず変態顔になっている自分に気付いた。
深夜の解錠依頼。お客さんは車を止めている場所の住所が分からないとの事。どうやら一区画が広く住所表記が近くに全く無いらしい。頂けた情報は、◎◎通りの△信号先にあるコンビニ脇の細い道を左折。そのまま道なりに進み二つ目の止まれで右折。ちょっと行くと左手にポストがあるので、そこを左折。暫く進むと右手に砂利の駐車場があり、そこに止まっているとの事。Google Mapの航空写真で止まれは確認出来るがポストが分からない。近くまで行き電話で誘導して頂こうかと思ったが、最近話題のGoogle Street viewがふと思い浮かんだ。
取りあえず二つ目の止まれ近辺でストリートビューに切り替える。止まれの交差点を右折した後、直ぐにポストを発見!そこを左折。暫く進むと右手に砂利の駐車場があり、場内をよ~く見ると該当車輌らしき車が写っていた。これ以上の情報は今のところ無いので、取りあえず確認した駐車場へ向かった。
見印の信号まで行きコンビニで曲がる。二つ目の止まれで右折、ポストで左折、で駐車場に到着。すかさずお客さんに連絡しようかと携帯を取り出したところで、「鍵屋さんですか?」と暗闇から声をかけられた。
ん~、恐るべしストリートビュー。本国アメリカでは渋滞情報なんかもあったりして便利そう。でも、プライバシーに関する事で色々とあるようです。確かに家の中まで写りそうですし。
とここで自分の家はどう写っているのだろうか?と考えた。もしピンクのハートがあしらわれたサルマタなんを干しているのが写っていたら、激しく恥ずかしいではないか。(注:ハートのパンツは持っていません)と言う事で早速検索!万が一の際には削除以来を出す心積もりでマップを開いてみましたが、取りあえずパンツは干していませんでしたw
練馬区のコインパーキングでインロック救援現場に近付くほどに強くなる雨と鮮明になってくる稲光り、到着した頃には激しい雨により道路は河の様になっている。
お客さんを近くの軒下に残して作業を開始、しかし鍵穴の表面を滝の様に流れる雨水で全く中を覗けないこれでは埒が明かないとお客さんの待つ軒下にたまらず避難、雨足が弱くなるまで待つ事に。
「すごい光景だったからさ、大丈夫かな?と思ってたよ」そう言って隣で微笑むお客さんそれを聞いてクルマの方を見ると水飛沫で真っ白、「確かにこりゃあダメだ」と思わず笑ってしまう。
軒下で一息ついて辺りを見回すと広がっているのは異様な光景爆撃の様な落雷の音と閃光、その合間を埋める激しい雨音、歩行者はおろか道路を走る車すら全くいなくなっておりなんだか不思議な世界に迷い込んだような感じだ。
圧倒されて言葉少なに二人で待つこと10分、ようやく雨が弱まってくる。それと同時に戻ってくる路上の車や街を歩く人々セミの声が再び聞こえ始めた瞬間、軒下は日常への回帰を果たしていた。
埼玉県の某所にてジープの開錠依頼。案内されて現れた車は駐車場の枠を無視して停まっているグランドワゴニア。しかし大きい。現行のSUVがコンパクトカーに思えるほど。
無事に開錠しドアを開けるとイグニッションがオンのまま。もしやバッテリー上がりも併発?と思い御依頼主にお伺いをたてると、「エンジンが動かなくなってレッカーで運んで貰ったところなんだよね」との事。だからこんな停め方をしているのか・・
撮影は断られてしまったがちょっとお話をしサインを頂いてバイクの所へ戻る。完了の報告を入れていると「グゥオオオオ~ン!」と強烈なエンジン音。振り向くとさっきのワゴニアではないか。
電話を終えると御依頼主が近づいてきた。「いや~かかっちゃったよ~わかんないね~アメ車は」と、うれしそうに話す。
プラグでもかぶっていたのだろうか?たしかに80年代のアメ車はカッコいいのだが気まぐれな所が怖いですよね。
開錠依頼のマスタングを発見すると、きれいな女性の姿が見えた。お客さん?と思ったけれど、違うことは分かっていた。
なぜならお名前が○男さんという事と、一般的に女性は乗らない車・・が、ひょっとしたら奥さんかもしれない・・
2度見した瞬間声をかけていた。お客さん・・「そうです。○○と申します」ほっとしながらご本人確認すると、○男さんでなくて○代さん・・なんと電話での読み込みで誤ってメモしていた様子。
開錠後、途中から来られた知人の方に同情された。「おそらくこの辺でマスタングに乗っている女性は一人でしょう」という言葉に「そうですね~」と相づちしてみるけれど、本音は少し違っていた。
マスタングに乗る女性の中で、これほど美しい方はいないでしょう・・なんて、恥ずかしくて言える訳もなかった。
VW・GOLFⅢのバッテリー上がり。
現場でお待ちのお客さんは車体に残された猫の足跡に憤慨していた。「洗車してワックスかけても台無しですよ…」駐車場の裏が畑になっているので、そこを通った猫に付けられたのでしょう。土が湿っていたのか肉球がハッキリと出ている。付着している土の量が多いのでそのまま拭くと傷がつくかもしれない。水で洗い流したほうがよさそうな感じでした。
今回、バッテリー上がりになった原因は室内灯の消し忘れ。前回乗ったのは6日程前だったので残電圧は限りなくゼロ。バッテリーはかれこれ4年程使っているらしく、端子にはサルフェーション現象が見られた。完全放電と使用年数+サルフェーション。バッテリー交換が必要な条件が重なっている。理由を説明し交換を推奨させて頂きました。
一通り作業を終えボンネットを閉めたところで、「あれ?猫に付けられた汚れが増えてるような??」とお客さんが言った。ボンネットを見ると確かに汚れが増えたように見える。でもそれは濃紺のボディーに映る雲でした。磨きこまれていたのでしっかりと映り込んでいました。
見上げれば気が遠くなりそうな夏の空。遠くでは風鈴の音。いつしか忘れてしまった筈の記憶が柔らかく脳裏に去来する。「夏ですね~」「そうですね~」ゆっくりと流れ行く雲をお客さんと二人で暫し眺めた。
ベンツ SLKのインロック救援で8月は幕を開ける
とある自動車保険の付帯ロードサービスでの出動だったんですが「本当に開錠出来るの?」というのがお客さんの認識なので目前での素早い開錠に大変驚き&喜んで頂けました。
「こんなにすごいサービスだったなんて・・・もうすぐ解約なんだけど、次も絶対○○○損保にするよ!」そう話してくれるお客さん。
なんでもこのクルマはもうすぐ手放してしまうので保険も解約となってしまう、しかし次のクルマでも絶対に・・・と言う事なのだそうです。
「すごく良い保険だから友人にも奨めておくよ!」との別れ際に頂いた嬉しいお言葉
自分のサービスがお客さんの選択のキッカケになったのかと思うとなかなかの充実感、暑さもどこかへ吹き飛んでしまいそう8月の始まりはなんとも気持ちよいものでした。