
某射撃場でアルファロメオ・ブレラの解錠依頼。
予約の案件でしたので時間に余裕をみて早目に高速に乗る。ガソリンの値上げが続く昨今、首都高の渋滞は以前程酷くない。ストレスなく快適に目的地に向かったのはいいのですが、予定より随分と早く40分前に着いてしまった。お客さんが来るまで時間があるので一旦移動しようか?それともここで待とうか?どうしようかな~と考えていると「パンッ!」と破裂音。射撃場でプレーを始めた方がいた。
オレンジ色のクレーが飛び出だす。それを眼で追っていると銃声と共にクレーは四方へ砕け散った。射撃を眺めながらこのまま待とうかな?と思ったところで「鍵屋さん?」と声をかけられた。声の主はお客さん。どうやら電車の乗り継ぎが良く早く到着したようです。
事前確認をして早速解錠作業に入る。直後に「どのくらいで開きますか?」と問い合わせ。丁度全てのディスクを揃え終わったので「開きました」とお伝えすると、「そのままの状態で少し待っていて貰えますか?」とお客さん。? ? ? ?どうかされたのだろうか?頭の上に疑問符が並びきったところで合点しました。プレーしている人がいるのでセキュリティが発報すると迷惑になる、と言う事でしょう。集中力が必要なスポーツですので突然クラクションが鳴りだしたら怒られてしまう。なのでシリンダーを回りかけのまま維持し暫し待つ事に。
遠くではツクツクボウシが鳴いている。ミンミンゼミは夏が来た事を告げ、ツクツクボウシは夏の終わりを告げる。気が付けば明日は処暑。今日なんか秋に向かって行くんだな~と感じる気温。遠くの森に目をやり心地の良い空気を鼻から胸一杯吸い込んでみる。なんだかフィトンチッドが大量に入ってきたような気がするぞー!等と考えていたら「もう撃ち終わりそうです、準備をお願いします」とお客さん。現実に戻り準備する。「お願いします!」の合図でシリンダーを回しドアノブを引く。お客さんが車内に入りセキュリティを解除。結果、セキュリティを発報させる事無く完了しました。
作業完了後、もう少し自然の中にいたい気分、でも仕事中。ささやかな満足として、往路で使ったインターを使わず一つ東京よりのインターを目指し、山を越えたのはを内緒の話です。
