エスティマ開錠作業での事、
到着早々お客さんから「コレ作ってみたんだけどね」と見せられたのは昔ながらの開錠工具、いわゆる「差し金開錠」の道具でした。
ところが使用前にディーラーさんへ確認したところ「壊れる可能性があるのでやめた方がいい」と言われてしまいヤキモキしながらもロードサービスへの依頼となったそうです。
「本当に壊れるものなのかい?」お客さんの質問に、実例を挙げつつ危険性を説明すると「昔は開けたんだけどなあ」と納得しながらも少し残念そうなお客さんなのでした。
意外に多いなと思うのが開錠経験のあるお客さんです。だいたい60代より上の年齢の人が多い様に感じるので実際に経験したのは30年くらい前の事なんでしょう。
どのお客さんの話を聞いてもすごく簡単に開いていた様子なので昔のインロックというのは業者いらずで解決できたトラブルだったんでしょうね。
涼しい日が続く今日この頃なんですがまだ暑かった日に最新式のBMW523の開錠に行ってきました。
その日の予想最高気温は35℃。でも体感温度はそれ以上。なので極力時間を短縮する為に到着数分前にお客様へ連絡。しかし到着後なかなかお客様が現れません。10分程経過しさすがにこれは・・と再度連絡。すると今から向かうとの事で更に10分待ってやっと合流です。
ご本人確認後に作業を開始しようとすると「開いたらまた連絡ください」と先ほど居た所へ戻ろうとするお客様。たぶん向こうに到着する前に開いてしまうかも・・と話すと渋々日陰に避難されます。そして無事に開錠です。
「最初に来た鍵屋さんは2時間作業をしてまして・・」その2時間、ずっと付き添ってグロッキー状態になったお客様。開けれそうな業者を探すため知人宅へ緊急避難。そして作業中にまた待つのは嫌だから今度は退避して・・という経緯のよう。
というかこっそり2番手業者だったんですね。そしてすぐに開いてよかったです。暑い日は時間が経過すると集中力がかなり落ちて開くものも開かなくなりますからね。
これからまだ暑さの振り返りもあるでしょうから気を引き締めて対応したいと思います。
キャデラック・エスカレードのインロック。
場所は川崎市川崎区にある羽田空港利用者が使う送迎付きの大型駐車場。
到着するとお客様は先に空港に向かったようで、駐車場のスタッフが荷物を取り出し追いかけるとのこと。
すぐに解錠し駐車場のスタッフがお客様に電話をすると、なんとか間に合いそうとのことで一安心。
最初は航空券も閉じ込んだと思って大騒ぎになったそうだが、乗り遅れずに済み余計なお金や時間を使わなくてよさそうで何よりだった。
しばらく代車稼働していたんですがTDM900復活です。久しぶりすぎて涙が出そうです。
現場は袖ヶ浦市でアクアライン経由して50分で現着したんですがPCXでは得られることのない魅力を堪能しました。
胸に響き渡る鼓動音、人馬一体のようなポジショニング、どこまでも加速していきそうな排気量(そんな飛ばさないけど)寝かしこんでも転びそうにない安定感(そんな寝かさないけど)どれも新鮮に感じてしまい仕事という時間を忘れそうでした。
ミニワンを開錠するとお客さんから「素敵なバイクですね」と言われ普段なら「いや普通です」とか謙遜するんですが、そんな余裕ないです。
「これ以上のバイクはない・・というぐらい好きです」と言うとお客さん共々みんな満面の笑顔になりました。
とあるマンションの階段下に土に還りつつあるヤマハ・SR400があった。
タンクカラーと左側のソリッドなディスクブレーキからすると1982年のモデルのように見えます。でもSRというモデルは1978年から続く超ご長寿モデルなのでこれが1982年かどうかは定かではありません。もしオリジナルだったとしたら33年前のバイクという事になります。
触れられることが無くなったモノ達は朽ち行くのみです。乗らなくなった理由は色々あるでしょう、興味が無くなった、忙しくて時間がないとか。または本人の意志とは無関係なのっぴきならない理由もあるかもしれません。
随分昔、亡きお爺ちゃんの愛車を手入れし続けるお婆ちゃんとお会いしました。
お爺ちゃんが入院する時にお願いされた「二週に一度、エンジンをかけて欲しい」と言うのを、お爺ちゃんの死後も頑なに守り続けるお婆ちゃん。でもあるときうっかり半ドアでバッテリー上がりを起こしてしまいます。お婆ちゃんは免許を持っておらず運転は出来ないので車を動かす事はありません。なのでバッテリーが上がったらそのままでも何の支障もない筈ですが、それでもエンジンがかかるようにする必要があった。それはお爺さんの頼みだから? 恐らくそれだけだは無い筈です。きっと運転席に座ってエンジンをかけると、死んだお爺さんとの記憶が蘇るからではないかと。
本来の使われ方をしなくなっても人が手をかけると機械は動き続けます。でも放置されるとあっという間に朽ちてしまいます。そのどちらかが良いとか悪いとか論ずるつもりはありません。ただ朽ち行くSRを見たらお婆ちゃんの事を思い出し、少しだけ切なくなってしまったのでした。
走行中、前輪の中心付近から「ゴー」というノイズ、暫らく前から特定の速度で発生してたんですがだんだんと音が大きくなって来ました。
そんな訳でホイールベアリングの交換です。地味なパーツなんですがバイクの荷重を一身に受けつつ、滑らかに回転させるという過酷な役目なので定期的な交換が必要となって来ます。
ずいぶんと久しぶりの気がしたんで整備記録を見てみると前回交換したのは10万キロ程も前の事、良く持ってくれたな、と感心したんでした。
交換後はノイズも消えてイイ感じ、そして転がり抵抗も減った筈なんでそこはもちろん…
ベアリングを換えた後はいつも期待するのが燃費向上なんですがビックリするくらい変わらなかったりします。
南房総市よりマスタングのトランク開錠依頼です。
ナビに従い指示された富浦の漁港施設に到着するもマスタングの姿がありません。違う場所?とスグにお客様へ連絡すると「海の方をみて下さーい」と見ると防波堤の上にすぐ発見。目立つお車でよかったです。
こんな所を走っていいのと思いながら合流。防波堤の上なんて凄く久しぶりです。
波の音と潮風を感じながら無事開錠。お客様をお見送り後、久々に間近で見る海を満喫します。やっぱり海っていいですよね。
個人的に初めて来た南房総市。というか房総半島の南側へ一度も来たことがありませんでした。何でだろう?こんなに景色のいいところなのに・・
今度はツーリングで来ることにします♪
マセラティ・クアトロポルテのタイヤのエア調整依頼。
オフィスビル地下の機械式駐車場に止まっている車は、ガラス越しに車内が見えない程ほこりだらけ。
20年前に購入したが仕事で海外に行くことになり乗る機会がなく、15年程放置してしまったようだ。
タイヤは4本ともぺちゃんこ状態。車載用のコンパクトなエアコンプレッサーなので、4本連続でフル補充すると壊れそうなので休ませながらなんとか無事にエア補充が完了。
抹消登録をしていたがナンバーを再取得し復活させるとのこと。燃料系の修理やタイヤやバッテリー以外にもエンジンのオーバーホールなどが必要かもしれずかなりお金がかかりそうなかんじだ。
とあるお寺に現着してお客さんへ電話すると・・「外出してるので勝手に中へ入って作業して下さい」とのこと。
開錠作業なので本人確認とか色々説明している最中でも「柵をよじ登って中へ入って結構ですから」とのこと。
え?この堅固な柵をよじ登って車をピッキングするの??やっぱりほうかぶりしたほうが雰囲気出るかな?という空想はさておき神妙に待つことにしました。
およそ10分後にお客さんが戻ってこられたんですが、「あれ?結構ウチの塀って高いのね・・これじゃ登れないわね」とのことで一人納得されていました。
とっさに「いや、そこじゃなくて・・」と言おうとしたら、免許証を差し出されて何事もなかったようにされたというお話しです。
8月某日、その日も猛暑日、真上から照りつける太陽は容赦なく、肌にまとわりつく湿度は指数が示すより不快の度合いが高い。逃げ場がない息苦しさの中、いくらバイクで走って風を受けたとは言えこんな状況では全く涼しくはありません。逆に熱風を受ける分、どんどん体力が奪われ疲弊して行きます。
そんなうだる暑さの昼下がり、ちょいと遠方まで解錠に行った帰りは心身ともにシワシワになっていた。「早く拠点に戻ってアイスでも食べよう…」とアイスの在庫を思い出しながら住宅街を走っていると、細い裏道の真ん中で小学低学年くらいの男子数名が地べたで車座になっていた。見た瞬間、元気だなぁと思うよりも「そんなとこ座り込んでいて大丈夫か?」と少し心配になる。でも各々ペットボトルを持っているようだし、わいわいと元気に話しをしているので大きなお世話かなと。
余計な心配は必要無さそうだけど、それにしても不必要に道を塞がれるのは邪魔である。車の往来が少ないとは言え危ないし。子供達は皆、胡坐をかいて座り込んでいるので急に動く事はないだろうけど、それでも超ゆっくりと、そして極力子供達から離れて通り過ぎようと近付く。するとこちらに背を向けていた一人が振り返り、おもくそ僕を指差して
「あーーーっ!不審者だーっ!!」と言うではないか。
おいこらガキンチョ、ジェントルーに通り過ぎようとした無害なオジサンを指差して失礼にも程がある。バイクだってホンダが熊本工場で作って出荷したまんまの姿だ。このまま即車検が通るノーマル、いわゆる吊るし状態だ。なのに何そのヒドイ言われは。不審者ってあんまりだ。
若干イラッと(暑さのせいです笑)としたけど、何も聴こえなかった風を装いスルー。通り過ぎてからミラーを見ると皆が指差して「不審者ーっ」と合唱していた。
拠点に戻り「子供にヒドイ言われを受けたわー」と独り言を呟きながら玄関の鏡を見ると、そこにいたのは自分で言うのもなんですが不審者でした。あ、いえ、自分の名誉の為に言い訳しますが、ジェットヘルメットにレスプロマスク、それにサングラスをかけていると見方によっては不審者のステレオタイプに当てはまらくもないと思っただけです。でもまぁそう考えると子供の反応は当然と言えば当然ですかね… いやいや、それとこれとは別の話し、いきなり指差しを受けて不審者と言われる筋合いはない、その失礼は承服しかねる!と憤慨しながらアイスを食べました。美味しかったですアイス。
ボルボ・XC70の開錠要請です。
現場ではエンジンが始動中のスマートキー仕様XC70。状況を伺うとドアの鍵穴をメカキーで施錠したら変な手応えがあってその後は鍵穴を回しても開錠出来ないんだそう。
メカキーをお借りして試したんですがやっぱりスッカスカ、仕方が無いんで非常用の手段で開錠となりました。
お客さんがエンジンをかけたままメカキーを使ったのは車内に残された小型犬の為だそうで、確かにこんな炎天下だとクルマを離れる際にはエアコン使いたいですよね。
ちなみにお客さんの小型犬はとても元気で開錠作業の際にはとても苦労させられました。これはこれは、番犬としてとても優秀な子ですね……
8/7のH隊員の日記を読みパンクした時の嫌な気分をやけに思い出します。極力避けたいけど天災的要素が強いトラブルだしな・・と思いつつの数日後、汗だくでの作業を終えてふとリアタイヤを見るときらりと光る嫌なもの。そう、立派な釘が刺さっています・・嫌な気分は虫の知らせだったのか・・
前にパンクした時も夏の暑い日。また汗だくでパンク修理か・・と不満を感じても仕方ありません。サクッと帰還すべく修理の準備を始めます。
パンクってそこまで頻繁に起こるトラブルではありません。なので修理用品一式は荷箱の奥底に潜ませているんです。なので箱の中に収めている工具をすべて降ろしやっとのことでパンク修理の準備完了です。
そして釘を抜くと・・短いです。頭の大きさから比べると異常な感じ。そして貫通していないようで空気も抜けませんでした。
本来ならラッキーな事なんですがここまで用意したならちゃんと修理したかったような気も・・次からは先に刺さったものを抜くようにします。ちょっと「不安的中!」的なかんじで先走ってしまいました。
ホンダ・フリードのバッテリー上がり。
買い替えを検討中というお客様。ライバル車となる新型シエンタがかなり気になるとのこと。
12年ぶりにフルモデルチェンジをした新型シエンタ。コンパクトサイズながら3列シートで7人乗車も可能という特徴を初代から受け継ぎながら、アクア譲りの1.5リッターハイブリッド(27.2km/L)と高効率1.5リッター直4ガソリンエンジン(20.6km/L)で低燃費を実現。
実用性や経済性やインパクトのあるデザインが人気で、発売1ヶ月で月間販売目標(7000台)の7倍となる、4万9000台を受注し現在納期は4ヶ月を超えているようだ。
TDM900が整備中なので代車のPCX150で稼働中なんですがなんと80km先の九十九里まで出張してきました。
出発当初は少し不安だったんですが1時間30分で到着。数分でジープ・ラングラーを開錠し・ワした。
「これから千葉市に戻るんですか?」とお客さん。「いや・・と・東京なんですけど・・」とA隊員。え~?東京??この小さなバイクで?という流れになったんですが、それにしては到着が早いと喜ばれていました。
途中かなり渋滞していたのですり抜けしてきたんですが、こればっかりは大型バイクでも小さくても変わりませんね。でもさすがに高速道路で150ccは疲れました。
代車稼働になって改めて気づくところが多すぎというか、TDM900が恋しいです。
先日、抑えられない動物欲を鎮める為、田舎から来ていた親族と二人で板橋区立こども動物園に行ってきました。二人とも大人ですが気にしない。
HPで確認すると色々な動物がいるらしいのですが、目的は放し飼いにされているヤギとヒツジ。気が済むまで存分にわしゃわしゃしてやろうと公共交通機関で向かいます。
場所は東板橋公園、最寄駅の都営三田線・板橋区役所前からは徒歩10分程です。住宅街の中にあるので少し分かり難いかもしれません。あとは板橋駅&王子駅から出ている国際興業バス【王22】に乗り、金沢小学校前で降りれは数分です。
公園に到着し、園内に足を踏み入れてその清潔さに驚きました。ヤギと言えば、歩いていようが食べていようが撫でられていようが所構わずモリモリうんこをする生き物ですが、園内にうんこは全く落ちていません。随分キレイなところだなぁと思ってましたが暫くするとその理由が分かります。それはヤギやヒツジがうんこをすると職員さんがすかさず掃除をするのです。なのでまずうんこを踏むことがありません。僕はビーチサンダルで行きましたが無問題でした。
こちらのヤギはとても人慣れしてるので、小さなお子さんでも安心して遊ばせることが出来ると思います。ただヒツジは近付くと逃げて全く触らせてくれませんでしたけど。中でも薄茶色のヤギ、かんた君はとても大人しく人慣れしています。気が付くと寄り添うように傍らに立ち、ボーっとしながら「ゴリゴリ」と反芻しています。その姿が超めんこい。
夏休みも後半になりましたが、遠くに行かなくても動物とふれあえる板橋区立こども動物公園はお勧めです。都内在住の方なら電車やバスでそれ程時間がかからないので、お子さんがいらっしゃる方は一緒に行かれるのはいかがでしょう。
朝方に日産・キューブの開錠です。
現場で状況を伺うには昨夜からキーが見当たらないんだそう家じゅう探しても見つからず、残るはクルマの中だけ…そういう事でご依頼となったようです。
お客さんの傍らには小学校低学年くらいの女の子、作業中に聞こえてくる親子の会話からすると今日は何処かへお出かけの予定だったみたいですね。
ちなみに閉じ込んだ記憶が無い場合だとほぼ車内にキーは無いんですよね。窓から中を覗いてもそれらしい物は見えないようですし…
「これで無かったら今日はムリだね…」そう女の子を諭す言葉を聞きながら開錠、キーを探し始めるお客さんと場所を替わります。
可哀想になあ、、と片付けをしていたところに「あった!あったよ」とのお客さんの声、思わず見やった女の子の表情はとても嬉しそうになっていました。
千葉県富津市よりBMWのトランク開錠依頼です。
休日の午前中だったせいか大渋滞のアクアライン。何とか海底トンネルを抜けて海上に出ると気持ちいい空と気温。絶好の海水浴日和です。
現場である岬から一番近いコンビニエンスストアに到着。お客様は東京から海水浴に来られたそう。閉じ込みからかなり時間が経っているそうなので気合を入れてトランクの下向きキーシリンダーに対峙します。
すると遠くの方から爆音を空ぶかしする数台のガラの悪いバイク。見ていないのですが凄くゆっくりとこちらに向かってくるようです。
凄い音で集中力が切れそう・・わかったから早く通り過ぎてくれ~との願いが通じたのか思ったより早く遠くに行ってくれました。すると一緒にいたお客様の彼女が「凄いわね~この辺りはヘルメットをかぶらなくていいのね~」
調子はずれのかわいい意見で集中力が切れてしまいました。爆音には耐えたのに・・
その後、無事に開錠できたのですが破壊力は抜群でした♪
スズキ・エブリイのバッテリー上がり。
普段仕事で使っている車が故障し修理に時間がかかるということで、数日前に諸経費込みで15万円程の激安価格で購入したばかりとのこと。
助手席下のバッテリーをジャンピングしてみたがセルは回るが力が弱い感じ。隙間からセルモーターが見えたので棒状の物で叩いて振動を与えてからエンジンキーを回すとまったく反応がなくなった。
別角度からセルモー・^ーを見てみると配線が外れていた。配線はむき出しの平型端子を差し込んでいるだけで絶縁処理もされていない。
エンジンや走行中の振動で徐々に平型端子が外れてきて接触不良を起こし、セルモーターの力が落ちてエンジンがかからなかったようだ。
隙間から目いっぱい腕を伸ばしなんとか端子を差し込むことが出来たので、取り敢えずエンジンはかかるようになったが再発する可能性が高いので、早急に修理をするようにお願いした。
靖国神社の前でアルファ147の開錠しました。戦後70周年ということでせっかくなので参拝しました。
よく昔は良かったと聞くけど、絶対そんなことはないと思っています。昔良かったのは生き方や想いの深さですね。
とにかく昔はすぐ人が死にました。いつ死ぬか分からないから真剣に生きようとしたし・・身近な人への想いを大切にしたんだろうと思います。
そんな昔でもダラダラしやすい人だっていただろうし、平気でウソつく人もいたはずなんですが、時代がそれを許さなかっただけ。ある日を境に急に変わるのが人間というか・・今は結核なんかじゃ死なないし、兵隊になることもないですね。
自分が安全安心な環境にいる人ほど悩み多き時代です。靖国に眠ってる人たちは今の日本をどう見てるんだろう。
少し前、お祭りで交通規制をされているまっただ中からレクサスの解錠依頼。変な所に停めて歩いて行く訳にもいかないのでバイクを押して現場へ向かっている時、軒並み並ぶ出店を見て子供の時を思い出しました。
小学低学年の頃、母と兄と三人で昼の祭りに行きました。その時、母は用事があったらしく、「二人で遊んでいいから、時間になったら待ち合わせ場所に来るように」と兄に言い、その場所を知らない僕には「もし兄とはぐれたら鳥のマークのスーパーに来なさい」と言った。
母と別れた後、早速兄と出店で遊ぶ。ハッキリ覚えているのは型抜きで、かなりハマってやってました。そんな僕とは対照的に兄はさっさと飽きてしまい「あっち行ってる」と言い残し何処かへ走って行った。割らないようにと集中していた僕は兄と別れた事を深く考えず、せっせと型抜きに精を出します。でもこれが後に悲劇を生みます。
暫く型抜きをしていたけど全く成功しない事で飽きた頃、急に一人でいる事に不安を感じます。そして兄を探しに行きますが、時間が経ち過ぎていた為か全く見付かりません。随分長い事あちらこちらをうろうろ探しましたが結局兄を見付ける事が出来ませんでした。
不安の絶頂に達した僕は母に言われた「鳥のマークのスーパー」向かう事に。きっと二人が待っている筈と急いだ。ところが、鳥のマークのスーパーに母も兄もいません。でもここで待っていろ言われたので何れ二人が来る筈とキョロキョロしながら待ち続けました。
何時間が過ぎたのでしょう、ひたすら待ち続けた僕は疲れ切ってウトウトし始める。そして眠気と不安で「もう誰も迎えに来てくれないのでは?」と泣きそうになった時、「あんたここにいたのかい?」と聞き覚えのある声、その時の母の姿は後光が射してとても神々しいように見えました。
結論を言うとですね、僕が待っていた鳥のマークのスーパーは「長崎屋」さんで、母が言っていたのは「イトーヨーカドー」さんだったのです。この件に関して「両方鳥のマークだな。それはお前が悪い」と母は父に怒られたと聞きました。
そんな事を思い出したらセンチメンタルにならざるを得ません。楽しそうな喧噪とは裏腹に一人でしゅんとした夏祭りの夜でした。
建築現場でハイエースの開錠です。
作業前確認でお借りした身分証を返そうとお客さんのほうを向いたんですが白タオルを巻いた頭上になんだかモヤの様なものが?
まあこの炎天下での事だし目の錯覚かなと思いながら開錠を済ませたんですが再び目をやったお客さんの頭上にはやっぱりあのモヤが!
体温上昇なのか?とさすがに心配になって聞いてみると「…ああ、たぶんそれは…」一瞬考えたお客さん、車外に閉め出されていたバッグから取り出したスプレーを頭のタオルに吹き付けるとモウモウとさっきのモヤが、、
お客さんの使っていたのは冷却スプレー、日向での作業時、この様に使うととても快適なんだとか。モヤに見えたのは気化した冷却剤だったんですね。
こんな使い方は知らなかったんですが熱中症予防には効果が高そうです。こんどヘルメット内に吹き付けて走ってみようかしら?
山梨県都留市よりベンツS550のトランク開錠依頼です。
到着してびっくり、別の業者さんがドアの開錠作業をしています。どうやら助人は二番手でのご依頼だったようです。
話し合いの上、作業をバトンタッチ。前の業者さんが撤収後、お客様へ作業方法の説明をすると「ドアは触らないんですね?と言うか触らない方が・・」と話すお客様に促されドアをよく見ると作業による傷が・・
開錠作業が長時間になると集中力が切れて作業がいい加減になり傷を入れてしまいがちになるんですよね。自分も注意したいところです。
なので最短での開錠を目指すべくトランクに対峙すると、凄く難しいキーシリンダーです。しかし集中力が切れるギリギリで何とか開錠です。前の業者さんからの教訓めいた傷が無かったらもっと時間がかかっていたかも・・
何だか色々と勉強になった遠征開錠でした。
銀座でスバル・サンバーのインロック。中央通り沿いの某ビル近くのパーキングに止めていて住所は不確定。
日曜午後だったので歩行者天国の影響を心配したがそちらは問題なし。ところがお客様は初めてきた場所で通りの名前や方角もよく分からないとのこと。
携帯電話でやり取りしながらなんとかお客様と合流し、路上パーキングに止まっている車のところへ到着した。
作業を始めようと思ったら突然顛末書についての質問をされた。会社の車を60分制限の路上パーキングに止めて時間を超過して戻ったら、駐車違反のステッカーを貼られていてインロックの件と合わせて、会社に顛末書を提出しなければいけなくなったようだ。
なにもかも初めての経験でお疲れの様子だった。
スズキ・カプチーノを開錠してビックリ仰天です。運転席にハンドルが付いてません。
おもむろにお客さんはトランクからハンドルを取り出して手慣れた感じで運転席へ取り付けました。
「乗り降りが楽だし盗難防止にもなるんですよ」とお客さん。確かにハンドルがないと乗り逃げ出来ません。実はハンドルがワンタッチで脱着出来るようカスタムしてあるんですがなんかこういうギミックはカッコいいですね。押して引いてカッシャーン!という音でロックするんですがそれだけの動きでも存在価値が見いだせそうな気がしますw
最近スポーティな軽自動車も増えてきましたがお客さんはスズキ党なので様子見だそうです。
最近売り出したアルトターボじゃ物足りないみたいでやっぱミッドシップが最低条件とのことでした。
先日、地元から上京した人を迎えに羽田空港までバイクで行った時の事。
遅い時間に到着する便だった事もあり、乾ききった身体がビールを欲しまくるので自宅までは首都高を使う事に。バイクの二人乗りで首都高?と思うかもしれませんが、湾岸線と中央環状(C2)は二人乗り出来るんですね。それより内側は二人乗り禁止なので注意が必要です。
と言う訳で、湾岸からC2に向けてのんびり走っていたのですが、羽田から暫く走ったところでハンドルに微振動が出てきます。とても嫌な予感がしたがそこは首都高、変なところで止まる事も出来ません。「考えたくはないけどパンクかも…」と思うのも束の間、明らかに車体が揺らぎ始めます。もう完全にパンクを悟ります。タイヤの空気が抜けきる前に停まろうと考えたところで都合よく出口の看板。これは助かったと躊躇なく下道へ避難しました。
なんとか一般道の安全なところで停車してリアタイヤを確認すると見事にペタンコ。目視でも分かる1cm程の縦傷がありました。運悪く何か鋭利なモノを踏んだようです。その後は任意保険のロードサービスに連絡しバイクを自宅まで搬送する手続き。その後、ローダー車にバイクを積み込んだら僕らはタクシーで帰宅です。
翌日、タイヤの確認をして驚愕。なんと3か所もパンクしているではありませんか。二人乗りだから一気に空気が抜けたのかと思ったけどそうではなかったようです。それにしても一度に3か所もパンクするって路上に撒菱でもあったのかよって思っちゃいますよね。そして超低圧で走った為か、タイヤ内部で剥離が起こったようでタンコブも出来てしました。これはもしやバースト寸前だったのか? とにかく同乗者の無事が唯一の救いです。ホイールの傷とかどうでもいいです。
過去にも何本か釘を拾ったタンコブタイヤ。次の休みに交換予定ですが、暫くスポーツタイヤから離れようかと思う夏の昼下がりです。
埠頭のトラックターミナルでトラック開錠の要請です。
お客さんは携帯も閉じ込んでおり車両の前で待ち合わせだったんですが指定のトラックターミナルまで行ってみて予想外の広さに嫌な予感が、
しばらくグルグル回るんですがやっぱり見つけられません。照りつける日差しの下、日陰も無いターミナル内を走り回ってる内にだんだんと熱気にやられて干からびて来ました。
「これは危ない」と入り口近くに飲料自販機があったのを思い出し、いったん戻って駆け寄ったところ…
「もしかして…カギ屋さん?」背後からの声にふり返るとそこには探し・≠゚たお客さんが立っていました。
そして気づかなかったんですが、目の前の建物はクーラー完備のドライバー待機所、そりゃそうです、この気温の中で車両脇に立っていたりしたら誰だって危険を感じるでしょうからね。
そして、しばしのお預けの後に再訪した自販機はまるでオアシスの様に輝いていました。
ドライブチェーンに自動で給油してくれる装置スコットオイラーが機能しなくなってしまいました。
梅雨時期にオイルの吐出量を増やしていたんですがその事をすっかり忘れてしばらく走行しオイルを空に。あわてて補充しての数週間、リヤ周りがやけにきれいなことに気付く。いつもなら飛び散ったオイルで汚れている頃なんですが。
調べるとスコットオイラーからオイルが出ていません。個人的に色々行ってみるも改善せず・・そこでハッとします。もしかしたら一月近くチェーンが無給油状態。あわてて五年以上使っていなかったチェーンルブを引っ張り出します。
洗浄して伸びの調整、そしてオイルの塗布。もし直らなかったらこの作業を毎週するのか・・買い直すとしても日本の代理店は機能していないので英国から直接購入、英語は苦手だし海外で使えるカードを作らなきゃだし・・
絶望的な気持ちでいるところへA隊員から電話。相談すると的確なアドバイス。それを実行すると無事に復活です!もうA隊員様様です。
便利なものってあることが自然になって感謝を忘れてしまいがちに、そして無かった時の苦労も忘れがちになるんですよね。今回はつくづく痛感しました。
VW・シロッコのバッテリー上がり。
シロッコはゴルフをベースにしたスポーツクーペ。ワイド&ローのスタイリングがとくにお気に入りで、走りもいいしあまり見かけないのもいいところとのことだが、残念ながら昨年3月に日本での販売は終了した。
VWといえば15年連続で輸入車ブランド別販売台数No.1を達成しているが、今年の上半期はメルセデス・ベンツに首位を奪われた。
さらに先日VWグループジャパンの庄司社長が突然の辞任と悪いニュースが続いたが、下半期は新型パサートの発売から巻き返しとなるだろうか。
銀座の数寄屋橋交差点でグランドマジェスティの開錠です。当然ですが人がめちゃくちゃたくさんいます。
しかもバイク開錠はスマートに行かないというか・・周りから「あの人何やってんの?」という目で見られること必死ですw
それでも勇気を振り絞って作業開始です。幸いハンドルロックもマグネットシャッターも開いていたので5分ほどピッキングして開錠出来ました。それにしてもなぜ数寄屋橋なんだろうと思って質問すると「友だちと食事してました」とお客さん。
数寄屋橋に止めてご飯食べてしばらく銀ブラして戻ってきたらカギがない!そうだシート下だ!という流れなんですが・・どうにも腑に落ちないわけです。
駐禁切られてないし、ハンドルロックもしないまま数時間無事とか疑問だらけなんですが「どこへ行・ュにもこうしてます」とお客さん。
もの凄く強運なんですね・・としか言えませんでした。
夏のこの時期、とても忙しくなる自動販売機のベンダーさん。忙しさのあまりかインロックしてしまいご依頼を頂いた。
「僕もこの仕事を長くやっているのでインロックは初めてじゃないんです」と言われるお客さん。「ですから過去の経験を生かして閉じ込まない工夫をしてました」インロックすると時間の損失が大きいですから。「で、いくつかのパターンを試した末に行きついた対策を講じていました」ご自分に合った対策ですね。「そして今日まで何度か危うい時はありましたが無事に回避出来ていました」効果があったという事実です。「ところがですね… これを見て下さい、これ!」と運転席前へ誘われるとそこにあったのはワイヤーがドアに挟まれたキーリール。「最近、リールのリターンスプリングが弱ってたのは気付いていたんですが…」なる程、リターンスプリングが弱り、巻き取りが不完全だった為、運悪く車内に鍵だけが残ってしまった訳ですか。「車内の鍵が見えてるでしょ?このワイヤーに繋がってる訳でしょ?だから引っ張ると動くんですよ、鍵が」そう言ってお客さんがワイヤーを引っ張ると、鍵が動いて車内でカチャカチャと音がします。「これがですね、もぅもどかしいんですよ、ああぁぁあもうぅ!ってなりますw」そう言って大笑いするお客さん、凄く気持ちが分かります。鍵が見えているだけでももどかしいのに、更に繋がっているともなれば堪りませんよね。いやホントこの状態は堪りませんです。
と言う訳で、もどかしい状態はサックリ解錠で終わらせ、涼しげにシャキーンと決めたいところですが、超汗っかきな僕は頭髪のみならず顔面までも滝汗で、なんだか全て台無しな感じなのがどうにももどかしいです。
積乱雲の迫る中、開錠作業の要請です。
タイミングの悪い事に到着と同時にポツリポツリと、あっという間に水煙の舞う土砂降りになってしまいました。
鍵穴を覗いての開錠作業は視界確保がとても重要、なので激しい雨中での作業は全くはかどらないんです。
夕立なんかだと強い雨が続くのはせいぜい10分位なんでお客さんにお願いしてピークが過ぎるまでの間、作業を待っ貰ったりもするんですがね。
今回はそうも言ってられない状況ですなんせお子さんが車内に閉じ込められているものですから…
たまに猶予ない状況があるんですがそれがこの仕事の醍醐味なのかもしれません。全身ビショ濡れなんですが妙に達成感があったりします。