毎年、一年の統括として気の利いた事を書こうと無い頭を絞るのですが、今年は10年の節目という事もあるので創業当時の事を振り返ってみようかと思います。
当時を思い返すに当たり絶対に外せない依頼が二件あります。一つ目は助人を始めて三ヶ月目にカローラバンのキーシリンダーを壊した件です。これは経験の無さからくる焦りで確認を疎かにした為に起こした事で、全く言い訳の余地もありません。お客さんには多大な迷惑をかけて本当に本当に申し訳ない思いでした。そして他の隊員にも迷惑をかけてしまったと自責の念に苛まれます。助人の看板を背負っている以上、僕のミス=助人クオリティーになり、その事で依頼が無くなって皆が喰いっぱぐれてしまったらどうする?そうなったら僕はどのような責任が取れるのか?との思いを巡らせ、その苦しい胸の内を紛らわせようと自分を庇護する言い訳を並び立て都合よく脳内で反芻します。でも結局何の解決にもならず幾晩もの眠れぬ夜を過ごしました。
二つ目はカローラバンの一件から6日目の夜、銀座プランタン裏でのベンツSクラスのトランクインロック。それは奇しくもカローラバンと同じアシスタントさんからでした。当時駆け出しで情報が少なかった中でも、ベンツの下向きトランクの解錠は著しく困難という巷の噂は知っていました。それにその時点で既に助人でも何度か下向きシリンダーの依頼を受けており、ドアを開けてもトランクは開かなかった、下向きの解錠は無理ではないかと言うのを他の隊員からも聞いていました。現場で初めて目の当たりにするSクラスのトランクに足が竦みます。武者震いなのか怯えているのか震えながらも脳裏に浮かんだのは「本当にピッキングで開けるのは無理なのか?」と言う純粋な疑問。勿論開けられる自信も根拠もありません。そこにあったのはもう二度とミスは許されないという切羽詰まった思いと無知と根性だけです。作業中パトカー3台に囲まれて職質を受けたり、長期戦の為腕が上がらなくなりながらも僕は下向きシリンダーの初解錠に成功します。トランクが開いた瞬間、未踏の領域に達した喜びよりも「これでまた助人に依頼して貰えるかもしれない」と言う泥臭い安堵感が心を占めました。そしてこの時の解錠方法は一つのスタイル、一つの術として助人に定着し後の実績を築いて行く事となったのです。
あれから10年、いまだ困難にぶち当たる度、僕はカローラバンのお客さんからかけて頂いた優しい労いの言葉を思い出し、姿勢を正して全力で挑むのです。
本年も多くのご依頼と感謝の言葉を頂きありがとうございました。来年も精進してまいりますので助人サービスをよろしくお願いします!
グチを言っちゃいけないとか、陰口言っちゃいけないとか、見栄を張らないとか、どこの誰でも思ってることなんですが、
そんなキレイごとばかりに囚われるのはモッタイナイですね。少しぐらい迷惑かけるぐらいじゃないと前へは進めないです。
誰だって汚物のひとつやふたつ出るもんです。その量を比べたって何の得にもならないというか・・本当に大切なことはもっと他にあるような気がしますね。今年、創業期を振り返って身に染みて分かったんですが・・あの頃のA隊員はひどいもんでした。
今のA隊員は文句も言わないし、一切ケンカもしなくなりましたが、慎ましい大人を目指せば目指すほど、何も生まれなくなるというか、今になって当時のA隊員にあこがれたりします。
汚物なんて気にせず、どれだけ良い曲が生み出せるか・・生きるってそういうことだろうと改めて思ったりします。
今年も応援ありがとうございました。来年から尖りまくって頑張ります!
2013年も大晦日です。いい歳になっての一年はそれほど変化無い様に感じるんですが思い返すとやっぱり色々と感慨深いですね。
今年強く感じたのは出会う人達の表情でした。以前に比べて笑顔が増えて来ていた様に覚えていて何だか社会全体が柔らくなって来ているような…
もちろんガラリと何かが変わった訳では無いんですが様々な事が少しずつが良い方向へと向かっている、そんな印象を受けた一年でした。
個人的には多くの思いも残るんですが、それは今夜までで一旦リセット新たな年を迎えるとともに素の状態でスタートしたいと思います。
今年も多くの方々にお世話になりまして有り難うございました。皆様にとって新しい年が良い年でありますように。
今年もあっという間の1年だった。
仕事を始めてからの無事故記録を更新できたのは良かったが、何度か時間がかかってしまった作業があった。
イレギュラーな状況などでもなんとか30分以内には作業を終わらせたいと思うがなかなかむずかしい。まだまだ修行が足りないようなので頑張るしかない。
今年もたくさんのご依頼を頂きありがとうございました。2014年もよろしくおねがいします。
2013年もまもなく終わろうとしています。もう次の年か・・と思うと同時に振り返ると色々あって・・この時期になると毎年同じ事を思ってしまいますね。
今年、個人的には東京オリンピックが決定したことが一番のびっくりです。東京に住んで仕事をしている身としてはこれからココはどうなっていくんだろう?とワクワクドキドキです。
そしてそんなニュースでワクワクドキドキできるのも、あたりまえのように仕事が出来て、あたりまえのように生活が出来ているおかげ。それが普通すぎてふと忘れがちになってしまうんですが実は普通って思えることってすごく大変ですごくありがたいことなんですよね。色々なことに感謝、感謝です。
皆さま本年中も大変ありがとうございました。来年もこの感謝の気持ちをしっかりとお返し出来るようがんばります!
さて 本年も大晦日でございます。昨年、年末の御挨拶をUPしたのが、つい一年前のことのようです。
・・・つまらない掴みはこれぐらいにして
年々 新車が出るごとに「インロック」しない仕掛け(センサー精度や情報管理)が効果的になっているようです。現行車でも とんと閉じ込みの依頼が少なくなったメーカーもあります。
このまま10数年すぎたら・・車のインロックなんて商用車以外無くなってしまうかもしれません。ロストテクノロジー(失われた技術)といわれる過去の技術。戦艦大和の主砲やナイフのダマスカス鋼の製法、宋の時代の南北の焼き物などその製品を作らなくなった、また作る必要のないモノになった後その製法も現代には失われてしまっているというものです。
閉じ込む事の無くなった鍵を開ける技術もいつかは失われるのかもしれません。必要のあるうちは、その技術を磨いていこうと思います。少なくとも今の助人にはモスト・テクノロジーな訳ですから。
本年も関係各位には大変お世話になりました。ありがとうございます。
来年は、助人にも消費税増税分に匹敵するくらいの良いことがありますように皆様においてはオリンピック確定クラスの朗報が訪れますように
晦日の夜に願っております。
ポルシェ・968のインロック救援依頼。
直列4気筒ながら排気量3リッターのエンジンと、ポップアップライトが特徴的なFRスポーツカー。
1991年発売で生産台数も少ないので、都内でもなかなかお目にかかれない。
現場は手洗い専門の洗車屋さんだったが、年末ということもあり激混み状態。
幸い洗車を終え車内の掃除スペースに移動した後だったが、空きスペースがないほど混んでいるので速攻で解錠し現場を後に。
ガソリンスタンドでも自動洗車機待ちの行列が出来ているので、今年も新年はキレイな車で迎えたいという人は多そうだ。
BMW530iのバッテリージャンプです。少し前のBMW(3リッター以上)の完全放電は侮れないですね。
通常のブースターでは始動出来ず、大容量ブースターで始動しました。しっかりサージング通して安全第一を優先しています。
実は3ヵ月前も完全放電した530i。その後はバッテリーを新品にして室内灯やライト等消し忘れがないよう徹底して車を降りていたとのこと。「何でかな~」とお客さんと共に首を傾げていると・・「不思議な音だけが聞こえるんですよね」とお客さん。
耳を澄ませば「ウィーーン・カチャ・・」とか聞こえます。音の聞こえるほうへ近づいていくと助手席の下に行き着きました。
犯人は電動パワーシートのスイッチです。このスイッチが途中で引っ掛かってずっとONの位置で止まってました。ここはアクセサリーOFFでも通電してるようです。
ようやく原因追究出来て一件落着です。固着したところへ潤滑剤でメンテして無事解決しました。
プリウスのガス欠依頼で向かったのは中央区のオフィス街。師走の混雑を抜け該当住所に到着したがプリウスは見当たらない。お客さんに連絡して現在地を伝えると「今いらっしゃるところで大丈夫です、直ぐ行きます」との事。そこはビルのタワーパーキング入口。ガス欠だけにてっきり路上か平地の駐車場に停まっているかと思い込んでいました。
タワーから車を降ろす間に状況確認。お客さん曰く「今日乗ろうと思ったらガス欠状態で動かせず、最後の乗ったのは3日前」との事。って事は最後に乗った時既にガス欠だったけどそれに気付かずバッテリー走行で駐車場に入庫してしまったのか?と思ったが「今日気付いた時にメーターの照明が点いていてプリウスが起動状態だったんですが…」と追加情報で原因判明です。
どうやらお客さん、最後に乗った時パワースイッチ(イグニッション)でプリウスをシャットダウンするのを忘れていたようです。この状態なら普通の車はバッテリー上がりになるのですがプリウスはハイブリッド故、電圧低下を感知すると自らエンジンを始動し充電します。それが数日続いたが為ガス欠を起こしてしまった。そして最終的に始動不能な位バッテリーも上がってる、と言うのが今回の経緯ではないかと推測します。なのでガソリンの他ブースターも合わせて用意し車が降りてくるのを待った。
タワーのゲートが開き降りてきたプリウスに近付くとほんのり車体が温かいような気がした。もしかしてとボンネットに触れるとやはり温かい。これって今朝までガソリンが残っていてエンジンがかかっていたのでは…? まさか…? と思っているとお客さんがおもむろにリモコン操作。ピピッと元気なアンサーバックでロックが解除された。この電圧の残り加減からすると本当に今朝くらいまでガソリンがあり、電圧維持でエンジンがかかっていたのかもしれません。
ハイブリッド車+タワーパーキングだから起こりえたガス欠。今回のは特に珍しいパターンでした。
マークⅡのジャンピング救援です。
場所はお客さんの会社駐車場、バッテリーが上がったのはしばらく前なんだそうですが年末の仕事に追われて時間が作れず、御用納めの今日、やっとカーショップへと交換しに行けるんだそうな。
多くの人は今日で業務終了となるんではないでしょうか?ですがロードサービスの場合はこれから大晦日にかけてちょっとした出動ラッシュとなります。
多くがお正月に出かけようと思ったらバッテリーが…といった感じで、普段は忙しくて運転する暇がない人がようやく一息つける時期なんでどうしても集中するんでしょうね。
ちなみにエンジン始動後、お客さんがバッテリー交換の予約をしてたんですが一番空いているいるお店でも3~4時間待ちだそうで…
年末のラッシュはいたる所で起こってるようです。
先日の休み、奥多摩にある大岳山に登ってきました。
手前にはケーブルカーもあり観光地として有名な御岳山。ですが今までなぜか縁がなく未登頂だったんですよね。
今回はふもとのケーブルカーの駅まではバイクで行きましたがそこからはケーブルカーを使わずすべて徒歩で登ってきました。
数年前から2ヶ月に1回くらいのペースで山歩きをしています。意外と同じ姿勢が続く事の多い仕事なのでほっとくと肩や背中など色んな所がこりだしてきます。なので最初は歩いて血行を良くしてコリをほぐそう、と始めたんですが最近は山道を歩くことがなんだか妙に楽しくって黙々と一人で歩きに出かけてしまっています♪
そして今年最後の山歩きで登った大岳山、色々と見所もあって予想以上に最高でした。
登山経路が色々あるみたいなのでまた来る事になりそうです。来年への楽しみが一つ増えました♪
日産・NV350キャラバンの解錠依頼。
関西方面から車で仕事に来たというお客様。昨晩出かけた時にキーを紛失してしまったようだ。
仕事の道具を取り出したいのでとりあえず解錠してほしいとのことだったが一つ問題が。
オプションでカーアラームを装着しているとのこと。キーがないと警報音をすぐに止めることが出来ない。
殆どは一定の時間で警報音は鳴り止むが、稀に鳴りっぱなしの事もあるので初対応のときは気を使う。
準備をしバックドアを開けたが警報音が鳴らず一安心、と思ったら一呼吸おいて警報音が鳴りだした。
一定の時間で警報音は鳴り止んだのでロックして作業終了。
仕事が終わったら有料でキーを作成してもらうと言っていたが、数万円の出費はかなり痛い。
台場でアトレー7のバッテリージャンプです。すでに生産中止になっている車ですが、この車の愛好家は多いです。
アトレー7は軽自動車とほぼ一緒の大きさで1300ccもあります。軽自動車は4人までですが、アトレー7は7人まで乗車可能です。
小さくて7人乗りといえば・・シエンタとか、キューブとか、フリードとか魅力的な車も多いんですが、この車たちと一線を画してるのが車幅ですね。アトレー7は一般的な車よりも20cm近く狭くなっています。
特に東京下町では如実に効いてくると思います。道幅の狭いところに住んでいる人や、壁ピッタリでありがちな狭い駐車場等ではこの20cmのアドバンテージは大きいと思います。
「やはり7人乗れるって大きいですよねー」とお声をかけると「ん?これかい。7人も乗せることなんてないよ」とお客さん。
「何と言ってもマニュアル車がこれしかないんだよね」とのこと。全く想定外の答えに関心しきりのA隊員なのでした。
今朝、欧州車のスペア交換を終えると同乗していたお客さんの奥さんが「私の実家のお菓子です、お土産で買ってきたモノなんですが良かったら食べて下さいね」と卵大のお菓子を数個手渡された。ありがとうございますとお礼を言ってお客さん達を見送った後そのお菓子を見てみると岩手の銘菓「かもめの玉子」でした。美味しいですよね個人的には大好きです。
先日、少しだけ田舎に帰ったのでお土産をちょこっと買ってきました。季節的なモノや地域限定等、なるべく喜んでもらえそうなモノと思いながら厳選して。そもそもお土産って買う事と渡す事で完全に満足してしまう方なんですが、後から「頂いたお土産を会社でおすそ分けしたらみんなめっちゃ喜んでました♪」とか聞くとやはり嬉しい訳です。「あ、なんか俺頑張ろー」とか思っちゃったりするんですね、ただ買ってきただけのくせに(笑)
ほんの僅かな心遣いでコミュニケーションは頗る円滑に且つ良好になります。でも少しばかり言葉が足りないだけでその逆になってしまう事も少なくありません。果たして今朝のお客さんが気遣ってくれた事に対して僕は正しくありがとうを伝えられていただろうか?早朝から走り回っていたからといって疲れた生返事になってはいなかっただろうか?色々反省しながら今日と言う日が暮れて行くのでした。
とあるバッテリー上がり救援での事、長期間乗っていなくてブースター接続でエンジン始動はするものの、バッテリーは至急の交換が必要な状態でした。
その旨お伝えすると「参ったな~」とお客さん、何でもこの後にクルマを売却する予定だったみたいで査定の為にエンジンが始動出来る様にしておきたかったんだそうです。
「今バッテリー交換したとして元が取れると思う?」しばらく考え込んでいたお客さんに質問されました悩んでいるのはクルマの査定への影響のようですね。
もちろんクルマの買い取り業者では無いんで確信はないんですが一般的に考えると自力始動不可な場合はそれだけでも期待出来ない査定額になりそうな気がします。かといって売るクルマの相場がかなり安かったりする場合、バッテリー交換の出費がそれに見合うかは微妙なところ
そういった内容をお客さんに話したところ、「やっぱりそうだよね…」とさらに考え込んでしまいました。どちらを選んでも満足のいく結果となるかは難しそうです、確かにこれは苦しいジレンマでしょうね。
深夜の警察署よりホンダ フュージョンのトランク開錠依頼。
カギがないとトランクを閉めることが出来ないフュージョン。なので今までフュージョンの鍵開けはしたことがありません。
今回は事故の影響でカギでも開けることが出来なくなったそうで中の書類を取り出すため何とかして欲しいとのご依頼。
どういう壊れ方をしているんだろう?向かう道中に不安だったんですが予想的中、結構な壊れ方です。
キーシリンダーも壊れていたんですがなんとかピッキングで攻略。ここからが大変。カギが解除されてもトランクが開きません。しかし何とかそれ以上壊さずに開けることが出来ました。
作業でですが久々に訪れさせていただいた警察署。普段の生活ではあまりお世話になりたくない場所ですよね。ちょっと場所の雰囲気にのまれそうになったのですがお客様に怪我がなかった事で救われました。
これから師走で慌ただしくなってくる道路事情。交通事故には気を付けて稼働していこうと思います。
日産・エクストレイルのバッテリー上がり救援依頼。
「ザ・タフ・ギア」のキャッチコピーで2000年に発売され大ヒットしたコンパクトSUVのエクストレイル。
先日3代目となる新型が発売された。以前の角張ったデザインから丸みを帯びたデザインになりかなり見た目が変わった。
コンパクトSUVといえば、ホンダがフィットをベースにしたヴェゼルを発売。
ポルシェはマカン、メルセデス・ベンツはGLAと海外メーカーも新型モデルを発表している。
SUV市場はさらに競争が激化しそうだ。
たまにお客さんから質問されたりするんですが・・「開錠工具があれば誰でもピッキング出来るの?」というものです。
この仕事をする前は同じように思っていたので・・質問される方の気持ちはよく分かりますね。
残念ながら工具だけでは何も出来ないというか・・工具だけで解決出来たらカギ屋の意味はなくなるだろうと思います。もちろん工具はすごく大切なんですが、まずは技術がないと何も出来ないです。
下町の中小企業というか職人ような感じですね。加工する機械がどんなに優れていても同じようには作れないというか、それ以上に大切なのは繊細な技術なんだろうと思います。
開錠技術を習う前は「どうやって開けてるの?」と思ってたんですが、今は「どうしてスンナリ開いてくれないの?」になってたりします。
不思議なものですw
老夫婦からワゴンRの解錠依頼、その時の出来事。
お爺さん「なんで閉じ込みが起こるんですか?」H「誤作動だったり不具合だったり…または人為的だったりと原因は様々です」お婆さん「お爺さんがちゃんと鍵を持って外に出れば閉じ込みなんて起きないのよ#」お爺さん「なにを!お前が最後に出たんだろう!俺は先に外にいたからお前が何かしたんだろう#」お婆さん「私に何が出来るのよ!私は助手席から外に出ただけでしょう#」お爺さん「だからその時に閉じ込むような事をしたのだろう#」お婆さん「だから私は普通に外に出ただけでしょう#」お爺さん「お前はいつも凄い勢いでドアを閉める、それが悪いんだ#」
マジ喧嘩勃発で僕は完全に蚊帳の外。
お婆さん「そうやって私のせいにしようとしてもダメですよ、今回の原因はお爺さん、貴方です」お爺さん「コノーっ!」っとここでお爺さんがお婆さんに詰め寄るが、お婆さんに軽く胸を押されるとお爺さんふらふらとヨロめいて倒れそうになった。ここで転ばれて怪我でもされては敵わないと咄嗟にお爺さんをキャッチ、何とか転ばずに済みました。そして真っ赤な顔で怒っていたお爺さんも僕に抱きかかえられたことで冷静になったようです。
お爺さん「俺も気を付けるから婆さんもドアを静かに閉めろ#」お婆さん「はいはい分かりましたよ。それではお兄さんスミマセンでしたね、ありがとうございました」。そうお婆さんが言うと二人は僕にお辞儀をし無言で車に乗り込んだ。
走り去る車を見送りながら、一見喧嘩に見えたのは実は二人にとって予定調和と言うかいつのもパターンなのかもしれないと思った。最後の挨拶の時なんか二人とも今さっきまで激怒っていたようには見えなかったですから、これも一つの夫婦の形なのかもしれません。でもそんな事を知らない僕は殴り合いが始まるんじゃないかとホントびっくりですよ。
スズキ・アドレスV125Sのメットイン開錠です。
かなり冷え込むんでお待たせるのは避けたいところ手早くメインキーを回してメットイン開錠、顔をあげたらなぜかお客さんの姿が見えなくなってました。
すぐに電話連絡するのも急かすようだったんで開錠したバイクを眺めながら待ってたんですが、右のハンドル周りに見慣れない温泉マークみたいなボタンが?…そういえばこのアドレス125には純正でグリップ&シートヒーター装着モデルがあったんでした。
消費ワット数の大きさが快適度に比例するヒーター系が2つと小排気量バイクには電力負担の大きい装備なんですがそこはさすがのメーカー純正仕様、しっかり充電系も強化してあるので安心して乗れますね。
特にあまり厚着をしたくない通勤ライダーにとって純正ヒーターは願っても無い装備なんでしょう。
通勤最高効率バイクにに感心していたら両手に缶コーヒーを持ったお客さんの姿が見えてきました。
2013年式ベンツAクラスのスペア交換へ
今年フルモデルチェンジをしたAクラス。今までのイメージをくつがえしかなりスポーティーなルックスになったんですよね。
このモデルの初作業はスペア交換からだな~なんて思いながら到着すると待っていたのはA170、前のモデルのAクラスでした。
一つ前のモデルとはいえ新車のA170。いつも以上に緊張しながらも無事に完了です。
個人的には今回対応させて頂いた前回までのAクラスの方が結構好きだったりします。ベンツなのに親近感のあるルックス、けどどこから見てもベンツっていうのが面白かったり見た目より車内が広く使い勝手がよさそうだったり。
色々な事情があるのでしょうが新しいAクラスは別の名前にしてこれはこれで残せばよかったのに、なんてA170を見ているとつくづく思ってしまいました。
アウディ・A4のインロック救援依頼。長年車に乗っているが初めてのインロック。
自動車保険にロードサービスが付いているのは知っていたが、書類は自宅か車の中で連絡先が分からず。
電話番号案内に問い合わせようにもどこの保険会社だったか忘れてしまい困ったことに。
どうしようかと考えていたら某有名俳優がCMに出ていたのを思い出し、ネットで検索すると連絡先が分かり一安心。
やはり有名人を起用すると印象が強いのだろうか。
カルディナを開錠すると「こんなに簡単に開くのか・・」とお客さん。実は今回2度目らしく、前回はとても大変な目にあったとのこと。
「これ見てよ」と指さされたところには、なんと穴が開いてます。前回どうしていいか分からず、自力で解決しようとしたようです。
長い間この仕事をしていて初めて見る光景です。なぜ穴を?と質問すると「そこにドリルがあったから」とお客さん。これには軽い衝撃を受けたというか、これはもう名言ですね。限られた資源を最大限に使って問題解決するという・・
前回は1日パーにして車体にもダメージが残りましたが、今回はトータル(依頼から開錠まで)1時間ぐらいです。
お客さんは元々ロードサービス付きの保険に入っていたんですが、開錠作業が無料ということを知らなかったみたいです。今回たまたま同僚の方から教えてもらえたようです。
キー閉じ込みは自力で解決しないのが賢明というか・・何するにも知らないと損する時代のような気がします。
BMW・135iのトランクインロック。下向きに取り付けられたキーシリンダーですが若干外を向いているので比較的楽に作業が行えます。
BMWの1シリーズはハッチバックのイメージが強いのですが、135iだけはトランク別体のノッチバックスタイル、3ボックスタイプの車輌なんですね。エンジンは3シリーズの3,000cc直列6気筒を搭載しているのでコンパクトなボディーと相まってかな~りスパルタンな車輌ではないかと思われます。
随分前になりますが、J隊員と初めて135iに挑んだ時は情報の行き違いにより長期戦にもつれ込ませてしまい、二人ともシワシワになって開けた事をはっきりと記憶しています。
その日は真夏の昼過ぎで135iは日陰もない炎天下に停められていました。状況的に長期戦はヤバイと考え、どちらに回すかはっきりしていなかった解錠方向をディーラーさんに問い合わせてみたんですね。そうして教えて貰った解錠方向が何かの行き違いで全く逆が伝わって、延々と回らない方向へ回そうとしてしまったのです。135iのトランクシリンダーに施錠機能があれば施錠方向へ回しても開かないので直ぐ間違いに気付いたと思うのですが、トランクシリンダーにその機能は無くただの行き止まり、解錠方向以外には回らないシリンダーでした。回らないが故、回す方向が逆だと気付くのに時間がかかってしまい、作業に入る前はプリップリのてゅるんてゅるんの絹ごし豆腐並みに潤ってた僕達も、解錠し終えた時には高野豆腐かよってくらいに乾いてました。あの時お客さんに頂いた500mlのお茶を二人とも5秒で飲みきったのを良く覚えています。そしてこの時の経験は今もトランク解錠時の教訓になっております。
と言う訳で今回は解錠方向を間違える事無く速攻解錠出来たのでした。
ドアの鍵穴が回らず車内に入れないとの救援要請です。
現場で確認してみると何故かドアのシリンダーだけが別の鍵山配列になっている事が原因で、ピッキング開錠後に試してみるとイグニッション、トランクは共に問題なくキーで回ります。
「一体いつからだろう?」と不思議がるお客さん普段はリモコンでのロック操作しかした記憶が無いんだそうで、鍵穴を使ったのはバッテリーが上がった今回が初めてかも?との事でした。
結局のところ、どうしてそうなったのかは分からず仕舞いだったんですが最近のクルマだとキーレスやリモコンロックが当たり前になってドアやトランクなどの鍵穴の異常に気付きにくくなっていますね。
知らない内に鍵穴が壊されているケースもあったりするんで鍵穴のチェックは定期的にしておく事をお勧めします。
トヨタ セラのバッテリー上がり救援。
今まで一度も作業で対応した事がないし、最後に実車を目撃したのも15年以上前になるセラ。なので日産セレナの間違いじゃないの?と思いつつ到着するとしっかりセラが待っていてくれました。
一見ただの小型スポーツカー風の風貌なんですがドアを開けてびっくり。凄く目立つガルウイングドアなんです。それと当時にしては音響にこだわっていたりと20数年前に発売された時から憧れの車だったんですよね。
ブースターをつなぐと一発始動。毎回ディーラーさんで点検されているそうでエンジンはもの凄く調子が良いんだそうです。
密かに思っていた願望としては開錠で担当してガルウイングをガバっと開けてみたかったんですが・・それでも久々のセラとの対面とオーナーさんの話で楽しい作業になってしまいました♪
VW・ゴルフのバッテリー上がり救援依頼。
走行距離も伸びてきたのでそろそろ買い換えようかなと思っていたらバッテリーが上がってしまったようだ。
ゴルフはかなり気に入っているようで、次は新型7代目ゴルフを検討中とのこと。
1980年に始まった日本カー・オブ・ザ・イヤーを、2位のフィットに大差をつけ輸入車で初の受賞をした新型ゴルフ。
正確なハンドリングと上質な乗り心地を両立し、安全性能や環境性能を高めながら手ごろな価格を実現。
ワールドカーオブザイヤーとヨーロッパカーオブザイヤーも受賞し、世界的に評価の高い新型ゴルフなので乗り換えたらますます気に入りそうな感じだ。
一番強いのは全てを肯定できる人ですね。そんな人が現実的にいるのかどうか分かりませんが・・
ついつい否定しすぎて後悔してます。どこまで他人を認められるかというのも勇気が必要ですね。
認めた瞬間に自分の存在感が薄れるというか・・何だか負けたような気持ちになるというか・・アレコレ難癖くっ付けて素直に認めないのが常です。
元々嫌いなこととかもありますね。他人にはヘッチャラなのに、昔から毛嫌いしてきたこととか、天地がひっくり返っても認めることが出来ないものとか。
それでも少しずつ嫌いなものは減ってます。七転八起で克服した感が強いですが・・
もしかして「一番嫌い」を認めることが、人生最大の目的だったりして。
解錠が終わってサインを頂いていると「ちょっと変なこと聞くけど、最近俺、誰かに似てるって言われるんだけどどう思う?」と唐突にお客さんが言った。一瞬何を言っているのか意味が分からなくて「?」って顔をしていると「いやね、最近急にある俳優さんに似てるって言われるようになったのよ」と恥ずかしそうに目を逸らせた。突然そんな事を言われてもどう反応して良いのかさっぱり分かりません。どうすべきか瞬時に判断できず立ち尽くしていると、そこに流れる妙な沈黙が苦しい。取りあえず「そうなんですか?俳優さんって誰ですか?」と言ってみた。すると「誰に似てると思う?」と待ってましたとばかりな反応に僕の答えを待っている感がヒシヒシと伝わります。そう言われても思い浮かんだ俳優さんを言って良いモノだろうか?その思い付いた俳優さんは名優と称される事が圧倒的だが、過去の作品的印象からすると怪優に分類される事も少なくない。怪優の名を言うべきか言わざるべきか、そもそも外国の俳優さんだがいいのだろうか?と悩んでいると、お客さんは早く言って欲しくて超ワクテカしてるし、うるうるのつぶらな瞳で見詰めるしで後がありません。この追い詰められ感にもう駄目だと思い、僕が似ていると思う俳優の名前を言ってみた。
「ジャ…ジャック・ニコルソン…?」
「おおー正解ー!」と満面の笑みで喜ぶお客さんの顔は、確かにイーストウィックの魔女たちのジャック・ニコルソンにそっくりだったのでした。
時々あるお客さんの無茶振り。そう言えば昔、あるお客さんの駄洒落にとことん付き合ったら「家でメシ喰ってけ、酒も呑んでけ、ついでに泊まっていけ」と言われた事があった。あのオジちゃん元気かなぁ…?
現行型プリウスのジャンピング救援です。
ものすごく売れてるクルマなんで対応する機会も多いんですが、よく聞くユーザーさんの悩みに車体前端部の車高の低さというのがあります。
3代目となったプリウスの樹脂製フロントバンパーはちょっとしたエアロパーツみたいに下方向へ張り出しているんで路面の凸凹や段差などで擦り易くなってます。
要注意なのが駐車場の車止めブロック、無警戒にアタマから駐車して「ガリッ」というのを経験しているユーザーさんが結構多いですね。
ちなみにこの「ガリッ」なんですが乗り始めて日が浅いうちに起こる事が殆どの様なんで心理的ダメージはとても大きそうです。
乗り換えをした際は是非ともご注意を。
15年以上前のフォルクスワーゲン ポロの開錠に行ってきました。「ドアを閉めただでロックしちゃったみたいで、おかしいですよね?」とかなり故障での誤作動を疑っているお客様。
更に詳しく状況を聞いてみます。ドアの開け閉めをしたのは6年生の息子さん。出入りは助手席から。そしてポロにはリモコンの機能が付いていないとのこと。なので誤受信での誤作動は絶対にありえないし、助手席から集中ロックが作動する訳ないし・・
取りあえず開錠しドアを開けようとするとドアノブがすごく固く相当な力ではないと開かないです。お客様にその事を伝えると「そうなんです、だから息子も隣のドアから入ったって言ってて」しかし助手席のドアノブも運転席と同様で固いです。そして後部座席のドアは普通。
息子さんが言う「隣のドア」って後部座席のドアでは?助手席の荷物を取って出るときに誤って集中ロックを押してしまった?現場に息子さんがいないのであくまでも予想なんですが・・
でも息子さんに罪を擦り付けるようであまり強く言えませんでした。でもドアノブが固くなければインロックしなかったかもしれないのでそう意味では故障かもしれませんね。
VW・ゴルフⅥのキーはあるけど開けられないという依頼。
ゴルフⅥは盗難や車上荒らしなどの防犯対策としてドアの鍵穴にカバーがされている。
リモコンキーが反応せずメカキーで開けようと思ったが、カバーの取り外し方が分からないという。
問い合わせのときに外し方を直接お客様に説明したが、壁際でスペースもあまりなく夜間でよく見えないとのことで、結局外せず出動することに。
ちょっとしたコツが分かっていればすんなり外せるが、強引にやるとキズが付いたり破損する可能性があるので注意が必要だ。
レンタカーの開錠に行ったら他の業者さんも来ていました。最初「軽トラで来たんだな」ぐらいしか思ってませんでしたが・・
これがトンデモナイ代物でした。見た目は軽トラなんですが立派なバイク用レッカー車になってます。
荷台が傾きラダーを降ろせば一直線になります。さらにウインチもあるのでワイヤーで機械的に引っ張れます。これなら狭い場所でも容易にバイクを引上げられそうです。
今回レンタカーのバッテリー点検に来られたみたいですが・・狭い都内を走り回るのは軽自動車の得意分野ですね。
こんな魅力的な車を見ると色々妄想したくなるもんです。この車両の助手席を改造してカギ作スペースを確保出来たら・・軽トラ1台でレッカーからカギ作まで出来るという・・もうバイク完全救援ですね。
「何だかよく分からないけどトラぶった」という漠然とした依頼でも、安心して出動出来そうな気がしますw
とある大学病院の駐車場からBMW・X1の子供&携帯インロック。そこの病院は一方通行に囲まれている為、最初に到着した場所が違った場合時間がかかるのは必至です。
一報から20分で病院の一番北にある駐車場に到着、そこの守衛さんにX1の事を聞いてみると反対側にある入口からしか入れない場所に停まっているらしい。最短で到着出来るならバイクを押して一方通行を逆回りで行くか?と考えて守衛さんに聞いてみたら普通の順路で走った方が早いと言われた。常々いる人の意見は精度が高い筈なのでその言葉を信じて進んだが、一つ目の角を曲がった商店街で荷卸しをする数台のトラックと往来する歩行者、それに阻まれた清掃車とタクシーが詰まってピクリとも動かない。ハッキリ言って絶望的な風景です。その場から見渡せる限りの状況ではとてもじゃないが簡単に進みそうもない。これは待てない!とエンジンを止めて今来た道をバイクを押しながら走った。さっきの守衛さんの前を通ると「どうしたの?」と聞かれたが息が切れて返事もままならない。なんとか「道が詰まっていて時間がかかりそうなので!」と言い、重いバイクを必死に押した。
フラフラになって南駐車場に到着したが、今度はそこの守衛さんに「バイクは駐車場内に入れないので今来た道を引き返してその先にある駐輪場に停めて」と言われる。息が上がっているので即答出来ずゼーハーゼーハー…やっていると守衛さんが持っているトランシーバーから「そのバイクは中に入れてあげて、BMWの鍵開けに来た人だからっ!」と聞こえてきた。どうやらさっきの北口守衛さんが連絡してくれたようです、これはとても助かりました。
いくら子供インロックとは言え僕らは緊急車両でもなんでもないので法の遵守は当然だし駐車場の指示に従わなくてはなりません。バイク故とんでもなく遠い所に停めざるを得ない時も文句を言える筋合いではありません。でも逆にバイク故のイレギュラーとして、本来入れない場所へ入れない方向から通して貰えたりする事が稀にあります。今回のような子供インロックの場合はそんなイレギュラーが本当にありがたかったりするんですね。
インロック救援で現着して驚いたんですが救援対象のクルマが教習車でした。
路上教習中のトラブルなんでしょうが現場ではなんとなく気まずそうな空気を感じてキーを閉じこんだ経緯なんかは聞けませんでした。
自動車教習所ではトラブル時の対応方法もカリキュラムに入ってたと思うんですが、インロック時にどうすればというのは無かったですよね。
もっとも自分でどうこうというトラブル内容では無いんで運転教習の範疇外なのかもしれません。
ですが常日頃「どこに連絡すれば良いか分からなくて…」という声を沢山聞いている身からすると、一見すると災難でしかない今回のトラブルも教習生にとってはとても貴重なモノだったのでは?
滅多に起こらないのがロードサービス手配教習なのかもしれません。
アコードワゴンのカギがあるけどドアが開かないとのご依頼。
待っていたアコードは運転席が壊れています。その為に運転席のドアは開けられなかったものの他のドアは集中ロックで開けられていたのだそう。なのでバッテリー上がりで集中ロックが効かないのかも?と奥の手で車内に入りボンネットを開けジャンピングします。
お伺いするとドアの故障は2週間まえから。修理代が数十万かかるそうで、だったら買い換えようという事になり新しい車を探しに行こうとしたら今回のトラブルになったそうです。
その話をお伺いしてピンときました。例の手放そうとすると何かしらのトラブルが起こるというオカルトを。
先日、一緒に作業したレッカー業者さんも同じ事を言ってたしもうオカルトではなくそうなるものと認識した方がいいのかな?
なんて冗談っぽく思いつつ次の現場、チェロキーのバッテリー救援。お伺いすると買い取り業者さんを呼ぶ為にエンジンをかけようとしたらダメになっていたそう、しかもバッテリーは完全に終わっています・・
もうこれはオカルトと呼べないかも・・と言うか自分の中では完全にオカルトではなくなりました。所有車両には愛情を持って接していこうと思います。