ストレイト・ストーリーと言う映画があります。とても好きなロードムービーなので、DVDを買って何度も観ています。
監督は巨匠デヴィッド・リンチ。
この名前を聞くと、イレイザー・ヘッドやブルー・ベルベット等の、独特の世界観が脳裏に浮かぶのは僕だけではない筈。ところがこの作品、いつのもリンチ調とは一線を画し、とても牧歌的でのんびりとした雰囲気なんですね。物語の主軸は、泥臭い後悔や葛藤、そして、それらからの脱却を描くモノですが、ぶっちゃけ迷惑な頑固爺の話しとも言えなくもないです。
同じ映画を二回以上観ると、初見とは違う意味や印象に捉えられる部分があったしませんか?これは作り手が敢えてそうしていると思うのですが、この物語にもそんなところがいくつかありました。
その中の一つ、物語の中盤で、若者から「年を取って良かったことは?」と質問された主人公の爺ちゃんは、「実と殻の区別がついてきて、細かい事を気にせんようになる」と答えます。また「年を取って最悪なことは?」の質問には、「若い頃を覚えていることだ」と言うのです。
この「若い頃を覚えていること」の部分、最初は自分が年老いてしまった事を嘆いていると思いましたが、二回目に観た時、過去の悲惨な体験を忘れる事が出来ないのだと気付きます。これは、この後の展開を一度観て知ったからなんですね。
友達や他の人に言われたこと、時に不条理だと思ったこと、またはその真意を測り知れなかったことを、時間が経つにつれ、突然理解してハっとすることが時にあります。それは人とのかかわりであったり、過去に描いた将来のことだったり、または苦しんで解錠した車だったりと様々。過去を思い返して気付くことは、映画を観返したり、本を読み返して気付くのと同じようなプロセスだと思うのです。
しっかりと自分の中で反芻し、考え抜かなければ消化出来ないことがあり、それを栄養に出来るかどうかは当人次第。そんな事を考え、口数が少なかった亡き父に言われたことを思い出し、後悔や反省の念に駆られるのがこの映画です。
とても良い作品です、お勧めします。
トヨタ・ウィッシュのバッテリー救援です。
最近、冷え込んで来たらセルの回りが弱いとの事と、バッテリーの使用年数からお客さんには交換をお勧めしました。
「そうそう、ちょうど今度の……!?」言いかけてお客さん、慌てて車内を探し始めました。
「危なかった~」そう話しながらお客さんが手にしていたのは車検証、指差す有効期限はあと4日を残すのみでした…
期限をすっかり忘れていたというお客さん次の車検整備でバッテリーも、とボンヤリ考えていた事を今回の交換アドバイスで一気に思い出したんだそうです。
エンジン始動後はそのままディーラーさんへと直行するお客さん、それにしても絶妙なタイミングでのバッテリー上がりでしたね。
日曜日の午後にBMW320iの開錠依頼です。
到着するとクリーニング屋さんの前に停まっているBMW。お客様はそのクリーニング屋さんを利用されている方です。
無事に開錠するとクリーニング屋さんへ入り一週間分のワイシャツを抱えて戻ってきます。「この荷物をもってドアを開けようとしたら閉まっててさ」毎週、同じ店で同じことをしているのに今回が初めてのトラブルだそう。
きっと誤作動でのインロックですね。リモコンキーの電池が減ってくると誤作動しがち、なので交換のアドバイスをさせて頂きます。「貴重な日曜の午後を無駄にしないためにもスグ交換するよ」とお客様。
そうそう、土日休みの普通の仕事だと日曜の午後って貴重なんですよね。明日から仕事か・・ゆっくり時間が進まないかな・・とか思ったりして。
日曜日の独特な雰囲気がそう感じさせるのでしょうね。基本的に平日休みなので忘れていた感覚です。
そんな日曜の午後の気分が少々懐かしく感じてしまいました。
羽田空港でアウディ・A4のインロック。
旅行先でキーを落としてしまったが、車内にスペアキーがあるので開けてほしいとのこと。
解錠後お客様が車内に入りキーを取り出し、「車で帰れる」と喜びながらエンジンをかけようとしたが反応なし。
バッテリーが上がっているのかと思いながらも、鍵穴の動作確認もしたいのでキーをお借りすると、なんと入れ物だけで肝心のエマージェンシーキーが入っていない。これじゃあ反応がないのも当然だ。
紙袋やバッグなど荷物満載のトランクや車内を20~30分ほど捜してみたが、残念ながらエマージェンシーキーは見つからず。
しょうがないので自宅にスペアのリモコンキーを取りに行くと言っていたが、余計な時間とお金を使うことになり喜んだ分落胆も大きかったようだ。
2015年式ゴルフⅦを開錠しました。いまだに少しソワソワしながら向かっています。
もう何十台と開け続けていますがハマったことはないというか、唯一暴風雨のときにシンドイのがあったぐらいです。
それでもソワソワするのは完璧に見切ってないからですね。この車は「ハマりそう」というオーラがみなぎっていてそれがいつ来るかという不安があるんだろうと思います。
この仕事も12年目ですが・・さすがにソワソワすることなく現場へ向かう機会が増えました。デビューした頃は「BMWか・・」と憂鬱になりましたが、今では駐車している環境ぐらいしか気にしてません。
それは色んな車のカギを見切っているからなんですが・・ゴルフ7はというと見切り率95%ぐらいです。
あとの5%は他の隊員からの情報待ちですね。みんなが完璧になって初めて100%になれると思います。
中津川林道の続きとして、ABSについて個人的に思う事。
三国峠に向かい、右が谷側、左が山側の九十九を登っている時、Uターン気味の右コーナーを抜けると、リアタイヤがズルっと滑って車体が急激に右方向へ向きを変えます。「おおぉぉっ」と思わず声をあげながら反射的にブレーキをかけると、通常で得られる筈の減速感がなく、スーッと進んで行くではありませんか。「えっ?!」と思うのも束の間、目の前に迫るは谷底…
何が起こったかと申しますと、リアが滑ってブレーキをかけた時、泥か石でホイールがロックし、ABSが働いたんですね。と言っても全然速度を出していないので一瞬だけ油圧が抜けた感じ。なので、特に差し迫った状態ではなく、感覚的にブレーキが利かないので焦った、と言うお話しでした。
Husqvarna・NUDA900Rのベース車輌はBMW・F800シリーズ。これは当時の親会社がBMW(現在はKTM会長がオーナー)だったからで、その800ccエンジンを900ccまで排気量アップ。360°クランクを45°捻って315°とし、当時のハスク本社があったイタリア工場で作り上げたのが当車輌です。細かい事を書くと、エンジンとフレームがF800GSで足回りがF800Rだったりします。
そんなベース車輌の事情と、ハスクバーナと言うオフロードに特化したブランド故、左スイッチボックスにはABSキャンセルボタンがあります。なんの為にABSがキャンセル出来るかというと、オフロードでは頻繁にホイールがロックしてABSが働くからですね。舗装道では大変ありがたいABSですが、ことオフロードとなると邪魔になる事もしばしば。なのでABSをキャンセル出来るのは、オフ走行にはありがたい機能だったりします。
と言う訳で、上記のABS発動があった後は、すっかり忘れていたABSキャンセル機能を使用して走ったのであります。やはり17インチにラジアルタイヤだと滑りまくるんだと痛感です。
今後施行される二輪のABS義務化(小型車輌はコンビブレーキ可)。オフ車やモタードに留まらず、でかいアドベンチャー系(オンロードメイン)でもABSキャンセル機能が搭載されるようになれば良いなと思うのです。因みに仕事用Crossrunnerはキャンセル出来ません、残念。
プリウスの鍵穴を回してもドアが開かない案件です。
お客さんと合流してお話を伺うとキーレスが利かず、メカキーで回してみてもアンロックできないそうな。
これはドア内部の連結に故障なりの問題が?そう考えながらドアハンドルを引いてみるとあっさりと開いてしまいました…
結局はバッテリー上がりのトラブルだったんですがお客さんは「いつの間に開いたんだろう?」と不思議そう、よくよく流れを聞いてみると分かって来ました。
それは開錠時の「音」なんでした。お客さんが開錠、施錠を判断していたのはロックモーターの作動音、当然、バッテリーが上がっているとモーターは動かないんでお客さんは音がしない=開錠してないと判断してしまったみたいです。
一回でもドアハンドルを引いてみれば分かる事なんですが、それが出来ないくらいドアロックの音というのは印象が強いんでしょうね。
それ程珍しいケースでは無い事からも、音って重要なんだと伺えます。
神奈川県伊勢原市の大山へ家族で行ってきました。平日だったのですが紅葉シーズンなので大混雑でした。
軽く下調べをした際、ケーブルカーで行ける阿夫利神社下社から山頂までは90分とあったのでピクニック気分の軽い気持ちで出かけたのですがケーブルカーから先は結構きつめの本格的な登山道、カミさんと息子を励ましながらなんとか山頂まで辿り着けました。
しかし頑張って登ったものの到着時はあいにく雲の中。標高1252メートルなので気温も低く震えながら遅めの昼食。
ご飯も食べ終え体が冷え切る前に下山を・・と思っていると一気に雲が晴れ出し絶景を見ることが出来ました!
関東平野はもちろんの事、遠くは房総半島までそして一瞬ですが富士山も。本当にありがたい瞬間でした。時間はかかったけど苦労して登った甲斐がありました。
予定なら帰りにオギノパンに立ち寄って出来立ての揚げパンを食べるはずだったのですが時間が押してしまい下山後すぐに帰路へ。残念・・でもまた大山へ来る口実が出来たので良しとします♪
ヤマハ・マジェスティのメットインロック。
場所は江東区辰巳3丁目にあるコンビニの前のT字路の所とのこと。携帯電話も閉じ込んでいるので場所の確・Fができないままとりあえず出発。
しばらくすると詳しい住所が分かったと連絡があり無事到着。ところが住所の建物内の事務所の人に聞いてみたが話は聞いていないとのこと。
一つしかない建物の周りにスクーターが数台止まっていたが該当車両はなし。東京港に面した敷地内は奥まで300メートル程とかなり広かったので、コンテナや機械が置いてある敷地をぐるっと回ってみたが見つからず。
アシスタントさんに連絡してもお客様とは連絡が取れないとのこと。もしかしてと思って住所の反対側にあるさらに広い敷地内の方を捜すとようやく発見、現場に到着してからだいぶ時間がかかってしまった。
お客様は伝えた住所の「反対側」と言ったとのことだったが、とくに怒ってはいなかったので助かった。「反対側」の一言が伝わっていれば到着予定時間内には合流できた案件だった。
98年式BMW318iのトランクを開けてほしいというご依頼。色んな意味で大変な案件となりました。
お客さんは自分でバッテリー交換をしようとしてトランクを開けてバッテリーを抜き取り部屋に戻ってる最中に奥さんが閉めたとのこと。
お客さんが「何でお前は勝手に閉めるんだよ!」と怒ると奥さんは「普通閉め忘れたと思うやろ!」と応戦です。元々夫婦喧嘩だった雰囲気がある感じですが、これの厄介なところはトランクの鍵穴が壊れていてメカキーが使えないところ。もちろんピッキングも出来ません。
リヤシートにはトランクスルーは無いし、バッテリーも無いので電子的な開錠も出来ないという・・
かくなる上は究極奥義ですね。1年ぶりに炸裂させて解決しました。お客さんと奥さんは「良かったわー」と満面の笑みなんですが、互いの顔を見た瞬間に真顔へ戻るという・・
A隊員の究極奥義は夫婦喧嘩には効き目がないことが分かりました。
とある休みの日、ふと中津川林道の事を思い出します。
中津川林道とは、秩父の滝沢ダムから、彩の国ふれあいの森沿いにある中津川を伝う道で、18kmの未舗装路があります。最高地点は、埼玉県、群馬県、長野県の三県が交わる三国峠。未舗装とは言えど殆どがフラットダートなので、忍耐があればSSでも通れなくはありません、楽しくはないですけどね。
その中津川林道は、ヤマハ・セロー225に乗っていた随分前に行って以来ご無沙汰です。と言うのも、セローを手放してからは大型ロードスポーツで遠方へ行く事が多く、近場のダートへ行く発想がなくなっていました。
思い出したら行きたくなるのが人の常。夜まで時間が空いていたので、Husqvarna・NUDA900Rを引っ張り出して一路、秩父を目指します。
関越の鶴ヶ島で高速を降り、国道299号のクネクネ道をのんびり楽しみます。秩父駅近くで国道140号に入り、そこから一時間程で滝沢ダムの県道210号に到着。そのまま210号を進み、途中の分岐を直進すると中津川林道方面。その後、暫く進み、ふれあいの森を越えると、いよいよ未舗装道で、ここから三国峠までがお楽しみです。
冬が近い山の中は、空気がピリリと冷えて心地良い。いまだ残る紅葉を楽しみつつ、右へ左へとコーナーを抜けて行くと、山陰にマウンテンバイクに乗る女性がいるではありませんか。何かあったのかと減速して近付くと、その女性はニコっと笑顔で会釈をします。僕も会釈を返しながらその女性の横を抜けると、スマホで景色を撮っていたようでした。特にトラブルでもなさそうなので、そのままスルーして頂上を目指します。
三国峠に到着後、一休みしながらさっきの女性を思い出します。よくよく考えてみたら、人も車も殆ど通らない山の中に若い女性が一人でいるってのは、とても危険ではないのかと。随分前に、秘湯好きの女性が山の中で殺害されたって事件もありましたから。
バイク、自転車、車に限らず、人気のない山の中へ行く時、女性一人の単独行動は避けた方が無難です。複数人、若しくは可能なら男性を含んだ方が宜しいかと。どうしても単独で行くのなら、せめて護身用スプレーやフラッシュライトなど、身を守る術を用意して頂きたいと切に思うのです。
西武線、保谷駅の前で子供インロックです。
出発時に所要時間を伝えるためにお客さんに電話をすると「この辺り、道路がとても混んでるんですが大丈夫でしょうか?」と不安げなご様子です。
言われてピンと来たのは目的地近辺の道路事情、あまり大きな道路が無く西武線と交差する踏切も多いところ時間帯も夕方のラッシュアワーなんでお客さんの心配もごもっともです。
「当方、バイクで向かっていますんで、それ程は影響無いかと…」そうお伝えすると幾分か安心した様子が聞いて取れました。あとは時間内に滑りこんで無事に解決です。
都内近郊だと頻繁に渋滞する場所があるんですがこの保谷駅付近もその一つ、クルマ移動だと絶望的に時間を要したりもするんですよね。最初のお客さんの心配がよく分かる位の渋滞でした。
ジャガーXK8の開錠でお客様のお宅まで出動です。
到着するとエンジンがかかりっぱなしのXK8。お客様をお呼び出しすると「こちらへ・・」と玄関の中へ招かれます。
中に入るとお客様が入ってすぐの扉を指さし「このドアを開けて頂ければ中に合鍵があります」と話されます。
もしかしてXK8のドアのカギが壊れているのかな?と質問させていただくと「変な形のカギだから開けられないと思いまして・・」このドアなら簡単でしょ?とお客様。
車の開錠工具しか装備していないので家カギは対応していないのですが開けれるかちょっと試してみたい気持ちも・・でもジャガーのアブロイキーも久々の対応で試したいこともあるし・・という事でXK8を開錠させて頂きました。
無事に解決できたのですが、あのドアも開けてみたかったな・・という心残りが出来る作業になってしまいました。
大田区平和島で日野・レンジャーのインロック。アシスタントさんからの紹介というかたちで自社扱いの現金払いの仕事。
到着すると運転手さんが、手持ちのお金が足りないので同じ会社の人が埼玉からこちらに向かっている途中と言う。
依頼者は別の乗用車に乗って現場にいた女性で、後で営業所に料金を支払いに行くので先に解錠してもらえませんかと言うが、さすがに初依頼の方なのでそれは難しいし、あと30~40分程で会社の人が来る予定というのでその場で待つことに。
30分程すると、同じ会社の人ではなく乗用車に乗ってどこかへ行っていた依頼者の女性がお金を持って戻ってきたので作業開始。
どういう事情なのかよく分からなかったが無事作業が出来てよかった。
ガソリンスタンドでBMW650iがインロックしたとの知らせ。急いで向かったら洗車したての650iが堂々と停まっていました。
まだ水滴の拭き取り作業中だったので合わせてピッキング開始。ほぼ引き渡しと同時に開錠出来て無事に終了しました。
「洗車する前は何も問題なかったのに・・」と話すGSの店員さん。濡れたドアを閉めた途端に集中ロックが作動したのこと。おそらく室内アンテナが水(イオン等)に反応してるだろうと思うんですが実は洗車場でインロックって結構多いんですよね。
キーの電池残量とか、近くの電波障害とか色んな理由も絡んでくるので、一概には言えませんが「勝手にインロック」というのは多いです。
A隊員がこの仕事を始めたとき、友人や親から心配された理由のひとつに「今どきの車でインロックする人はいない」というのがあるんですが・・
これは中々理解されないだろうと思ってます。
VW・パサートの解錠依頼で車を確認すると、フロントガラスにベッタリと「違法駐車禁止」の張り紙がされていた。
「これって酷いと思いません?」と言うお客さん。何があったのですか?と話しを伺うと、「実はですね、昨夜この駐車場の裏のマンションに引っ越して来たんですよ。で、ここの駐車場も一緒の不動産屋さんから借りたのですが、まだ駐車場の契約書を受け取ってなかったので、どこに停めたらいいか聞いたんですよ、不動産屋さんに。そうしたら4番に停めてくれって言われたので昨夜は4番に停めたんです。でですね、今朝車に来てみたら張り紙ですよ、信じられます??」引っ越し疲れもあるからなのか、随分とゲッソリしているお客さん。
「張り紙を見てビックリしたから直ぐに不動産屋に連絡したら、今度は3番があなたの場所ですって言うんですわ。引っ越し早々に駐車トラブルなんてほんと勘弁して欲しいですよね。いきなり僕のパサートが傍若無人な悪者みたいじゃないですか」
どうもお客さん、以前住んでいたところの隣人が神経質な人だったらしく、色々揉めた末の引っ越しだった模様。そして、ここに来てやっとこストレスから解放されると思った矢先に、またもやお客さん本人に全く落ち度がないトラブルが発生してしまった訳でした。
「取りあえず、4番を借りてる人を教えて貰い、経緯を話してみようかと思ってます…昨夜のコインパーキング代とか払った方がいいのかなぁ…って俺が払うの?…はぁ…」
早く落ち着いた新しい生活になると良いのですが… 憔悴しきったお客さんの姿が少し心配でした。
カーコーティング屋さんでBMWの開錠です。
「超お急ぎでお願い!」とお客さん、なんでも発注元の中古車屋さんへの納車リミットが迫ってるんだそうな。
そんなお客さんの話を聞くまではこのBMW、ガラスコーティングを施した新車とばかり思ってました。それほどまでに全くムラの無いコーティングの仕上がりやっぱりプロの仕事は違いますね。
不思議だったのは鍵穴の中までピカピカだった事、通常、しばらく走行した車両だと内部のグリスに汚れが付着してやや黒っぽくなってたりするんですが油分から何から完全に洗浄されていて内部パーツの地金が光ってました。
コーティング屋さんでは鍵穴の中までも磨くものなのか?超お急ぎで作業しながらずっと疑問だったんですが開錠するや凄い勢いで納車に出発して行くお客さんには結局聞けず仕舞でした。
某ドイツ車の開錠に行ってきました。ネット検索で助人を探し出し、直接ご依頼頂いたお客様です。
作業前の準備からお客様の熱い視線が感じられます。いつもの作業と違う感じがしてなんか緊張します。しかも難しい配列のキーシリンダーです。
そんな状況なので時間がかかるかも?と嫌な想像もしていたのですが何とか数分で開錠です。するとかなり驚かれるお客様、「実は先ほど違う鍵屋さんに来てもらってたんです・・」
最初の業者さん、ピッキング以外の方法も試されたようでその作業を見ていて「車が壊れる~~!」とお客様の方からギブアップその後、料金が安いという理由でダメ元でウチに依頼されたそうです。
ダメ元でのご依頼だったのか・・とちょっとしょんぼりしました。でも「この価格でこの技術なら最初から助人さんへ頼めばよかった・・」と本気で悔しがるお客様。そして「友達にも紹介しますね!」と熱く伝えられます。
最初からウチに依頼されていたらここまで感動されなかったかも。結果的に良かったのかな?って思えました。
元麻布でポルシェ・カイエンのインロック。
帰りに六本木ヒルズのけやき坂通りを通ったら、冬の風物詩となったイルミネーションが始まっていた。
約120万灯のLEDを使い、白と青のLEDによる寒色系のSNOW&BLUEと、赤や電球色のLEDによる暖色系のCANDLE&REDと、時間によって対照的な2つのイルミネーションが楽しめる。
ハート型イルミネーションの所にスマホを持った人が集まっていると思ったら、スマホを使って自分だけのカラーチェンジや動きの演出を楽しめるそうだ。
BMW・X3のリヤハッチが開かなくなったというお客さん。よく見るとバックのベルトが挟まっています。
お客さんはリヤシートから手を伸ばしてバッグを端をつかんで引っ張ってみたらビリビリ音が聞こえてきてギブした様子。
現場でやれることも「引っ張ること」しか出来ないんですが、なるべく安全に確実に引っ張りたいと思います。まずリヤシートを倒してフラットにしてからヒンジ部分まで近づいて根本ギリギリのベルトをつかんで強めに引っ張りましたがダメ。
続いてお客さんに2つの了承を得ました。シリコンスプレーを吹くことと、何かあっても責任取れないこと。ベルト部分の表と裏にシリコンスプレーを吹いて一気に引っ張ると無事にスポンと取れました。
「やったー!さすがプロ!!」とお客さんは大喜びなんですが、結局のところ引っ張っただけです。
でもお客さんの喜び方がハンパなかったので・・終始プロらしく振舞ってお別れしたというお話です。
手動ミルで挽いたコーヒーを淹れたところで依頼の入電。現場は遠く、戻るまで時間がかかそうなので、淹れたてコーヒーを放置するのは勿体ない。なので出動準備をしつつも、熱々のコーヒーをフーフーしながらがぶ飲みした。
指定のゴルフ場に着いたあたりから軽い尿意はあったが、我慢できないほどでもなかったので、いつも通りジャガー・XKRのトランク解錠を終える。
バイクに跨りその場を後にした途端、それなりに強い尿意を覚えます。直ぐトイレに行くべきとは思ったが、走り出してしまうと停まるのが正直面倒臭い。せいぜい高速パーキングまで我慢しようかと思ったが、あっという間に差し迫った状態へ。
いい加減、我慢の限界に達したので田園地帯にポツネンとあるコンビニへ緊急避難。店員さんに一言伝えトイレに駆け込むと、扉に妙な張り紙がしてあるではありませんか。
「男子トイレは大便禁止」ここのコンビニでは、小用便器で”大”をする奴がいるという事を意味しています。
用を済ませたあと、もう一度ドアに張り付けてある禁止事項を確認してみると、別のある事に気付きます。それは最近ドアの下部分が切り取られたという事実です。
のっぴきならない生理現象で、已むに已まれず小用で大をしてしまった人がいたとしましょう。仮にその事件が一度だったとしたら、このような禁止事項を張り出す事はないし、ドアの下をぶった切ったりする必要はないと思われます。という事は同じ案件が何度もあったと推測せずにはおれません。
延々と続く田園地帯にあるコンビニエンスストア。牧歌的だからと言って何もない訳ではなく、そこにはそこなりの事件や事故があり、店舗側の苦労を垣間見た瞬間でした。
プジョー307のバッテリー救援です。
パーキングに停めて二時間ほどで始動不能になったそうでバッテリーにテスターを当てると12.6vあるんですがキーをON位置に回した途端に10vを割り込んでしまいます。
お客さんによると「最近クランキングが弱々しかった」との事からバッテリーの寿命の様ですね。お客さんに聞いて驚いたのがバッテリーの使用年数、新車購入時から交換してないそうで丁度10年目なんだとか。
「このバッテリーは相当長持ちしましたよ」交換アドバイスのフォローとしてそう言ってみたんですが「あともう二ヶ月持ってくれれば…」とお客さん?なんでももうすぐクルマの乗り換えが決まっているそうで…
物凄く頑張ったバッテリーなんですがね、タイミングだけはどうしようもないですね。
日産ムラーノがカギでドアが開かないとのご依頼です。
バッテリー上がりでスマートキーが使えず、なのでカギで開けようとしてもなぜか開かないとの事。
早速、ピッキングにてキーシリンダーを回すと無事に開錠。鍵穴の中と鍵山を見比べるとどうやら違うカギのよう・・
その事をお客様へ伝えると「実はこれ中古車でして・・・v更に「ココを見て下さい」と促され右の後部ドアを見るとボディとの色があからさまに違います。
中古で購入後、ちょっと変かも?と日産のディーラーにて調べてもらうと事故車であることが判明。でもしっかり修理されているからそのまま使用してみては?との事で使い続けていると、どんどん塗装が変化していったそうです。
「でもカギまで違うとは・・」と落ち込むお客様。フォローにはならないとは思いつつも今回のような状況は並行輸入の外国車とかに多いんですよ、と話すと「じゃあこのムラーノも並行輸入車だと思うようにしますw」
切り替えが早く明るいお客様に救われました。
アウディ・A6のインロック。
場所は千葉県君津市にあるホウリーウッズ久留里キャンプ村。依頼が入ったのは夜だったの・ナ森の中にあるキャンプ村に近づくにつれ街灯がなくなり真っ暗に。
キャンプ村入口に看板があったが街灯がないので見逃しそうに。ナビがあって助かった。舗装されていない道を進むと管理小屋があり無事到着。週末ということもありかなりのテントが張ってある。
樹齢100年を超える木々の間にテントを張るフリーサイトの地面は腐葉土でふかふかで気持ちよさそう。
木の上に建てられたツリーハウスに泊まれたり、夏にはカブトムシやクワガタなども捕れるようだ。
日本橋人形町のどこかでボルボS40の開錠です。キーワードは「人形町にあるたいやき屋さんの前」だそうで・・
それはもう甘粕横丁にある柳屋さんしかないですね。東京3大たいやき屋さんのひとつです。
早速S40発見したんですが、お店はいつものように行列です。帰りに買っていこうかと思ったんですが、ちょっと無理っぽいですね。ピッキング中ほのかにこうばしい香りがしてきます。「やっぱり鯛焼きは皮だよなー。よし並ぼう」と決心して開錠。お客さんにサインを頂いてお見送りしようとしたら「はい。これ」と、たいやきをひとつ頂きました。
すげーー嬉しかった。まさか貰えるとは思ってなかったです。一口食べると皮に厚みがありカリカリしていおいしいです。スーパーの店先で売ってるのは今川焼みたいにフニャフニャですが、本格的なたいやきは皮で勝負してますね。
今度空いてる時間帯狙ってまた来ようと思います。
イタリアの高級スポーツカー、フェラーリ・F355スパイダーの解錠依頼。
現場は細い路地が交錯する難解な住宅街。バイクだけが解除された一方通行のみならず、時間指定で進行方向が逆になる一通まであり、確認する事が多くて大変。そうこうしているうちに迷ってしまった。こうなると現在地を把握する事から始めなくてはならない。もう面倒臭いので、ナビの電源を入れてお任せする事に。
住所を設定した直後に移動を始めるとGPSの捕捉が悪くなるので、暫し停止して待機。静かな住宅街なのでエンジンを止めようかと思ったところで、突き当りマンションの窓からこちらを見詰める人がいます。あ、きっと煩いから見てるんだと思い即エンジン停止。視線をナビに移すとルート検索が完了してます。そしてナビが指し示す目的地を見ると、ななんと目の前のマンションじゃぁないですか。うっ!さっき窓から覗いていた人のマンションだったのか… 恐る恐る上目遣いに見上げてみたが、幸いな事に先程の人は窓辺にはおらず、目を合わせる事はなかった。
ホッとしながらバイクを押してマンション駐車場まで行く。すると窓から覗いていた人が降りてきた。あらら、これは苦情を言われるパターンだなと内心ドキドキしていると、「もしかしてロードサービスの方ですか?」と声をかけられるではありませんか。
窓から覗いていたのは実はお客さんでした。ではなぜ窓を開けてこちらを見ていたかというと「近くでバイクの音がするけど、普通の四気筒とは音が違うから気になったんです。もしかしてこれってV型エンジン?」という事らしいです。
「僕のスパイダーもV型なので何となく親近感が湧きますね」と言って下さったお客さん。同じ90度V型でも、気筒数や、等間隔・不等間隔爆発で大きく音が変わります。でもV型エンジンが好きと括ってしまえば、そこに垣根はないのかもしれません。
オデッセイのバッテリー救援です。メカキーが見つからないとの事前情報からもしや?と思ってたんですが、やっぱりカードキー仕様のタイプでした。
2005年前後のホンダ車に採用されていた薄型のカードキーですがメカキーが内蔵されていません。
もちろん別にイモビチップ入りのメカキーが付属するんですがお客さんが知り合いから中古で譲り受けたキーはカードのみ、こうなるとバッテリー上がりで車内に入れなくなってしまいます。
「そんな事とは全然知りませんでした」とお客さん購入先の知人に問い合わせてみるそうな。
このくらいの年式だと他にもフィットやエリシオンなども同じタイプのカードキーを採用してるんで中古車購入の際には気を付けた方が良さそうです。
アルファロメオ ミトの開錠にディーラーさんへ行ってきました。
到着すると発売されたばかりのフィアット500Xが届けられたての姿で駐車場にドーンと停まってました。
気になっていた車なんですよね。なのでこんなに早く間近で実車が見れてラッキーです。
やはりSUVなのでサイズは大きいのですがデザインのせいかそこまで圧迫感がありません。このサイズなのにかわいらしい感じがそのまま伝わってきます。
ニュースで見たときはフィアット500までSUVになるのか~大丈夫?って思っていたのですがこれは結構アリですね。昨今のSUVブームにすんなり馴染みそうです。
近々フォルクスワーゲンのビートルもSUV版が出るようです。個人的にはバハバグ風のデザインで出してもらいたかったんですが・・あまりにもデザインが違い過ぎて難しいかな。
しかし最近のSUVのニューモデルにはワクワクさせられくことが多く楽しい気分になります♪
メルセデス・ベンツ SL55AMGの解錠&バッテリー上がりの依頼。
一か月近く乗っていなかったらリモコンキーが反応しなかったので、バッテリー上がりだと思いロードサービスを依頼。最初に来たレッカー業者さんがメカキーでドアを開けようと思ったが、開かないとのことで2番手の出動。
ドアとトランクの鍵穴にメカキーを差し込んでみたが回らず。中古で買った並行輸入車とのことなので前の持ち主が、別のキーに登録をしなおしてリモコンキーだけ使えるようにしていたようだ。
ピッキングでドアを開けセルを回してみたら問題なくエンジン始動。バッテリーは上がっていなかった。
エンジンを止めドアを閉めてリモコンキーを押すと施錠も解錠も出来るように。何度か試してみても問題なかったが再発の可能性もあるので、修理工場での点検をお願いした。
BMW・Z3のバッテリージャンプなんですが・・現着したらビックリ仰天でした。
該当ナンバーと一致していた車両がどう見てもZ3に見えません。このクラシックカーは何?という感じです。
「これはデュッセン・バイエルン社の車なんです」とお客さん。まるでドイツにあるような響きに聞こえますが名古屋にある会社で、Z3をベースにカスタムして限定100台で売られていたようです。似たような会社では光岡自動車が有名ですね。
ちなみにこちらの車名はデュッセン・バイエルン・マイスターというやっぱり日本のニの字も思い浮かばない名前になってます。オロチとかガリューとかもある意味スゴイんですけどね。
このマイスターはボンネット開けるのがチョー大変でした。フロント部分が一体式(フタ部分はダミー)になっていて重かったです。エクステリア優先にカスタムした結果の犠牲という感じでしょうか。
それでもこのデザインは何事にも代えがたいですね。街中で見かけたら誰しも振り返ると思います。