
とある休みの日、ふと中津川林道の事を思い出します。
中津川林道とは、秩父の滝沢ダムから、彩の国ふれあいの森沿いにある中津川を伝う道で、18kmの未舗装路があります。最高地点は、埼玉県、群馬県、長野県の三県が交わる三国峠。未舗装とは言えど殆どがフラットダートなので、忍耐があればSSでも通れなくはありません、楽しくはないですけどね。
その中津川林道は、ヤマハ・セロー225に乗っていた随分前に行って以来ご無沙汰です。と言うのも、セローを手放してからは大型ロードスポーツで遠方へ行く事が多く、近場のダートへ行く発想がなくなっていました。
思い出したら行きたくなるのが人の常。夜まで時間が空いていたので、Husqvarna・NUDA900Rを引っ張り出して一路、秩父を目指します。
関越の鶴ヶ島で高速を降り、国道299号のクネクネ道をのんびり楽しみます。秩父駅近くで国道140号に入り、そこから一時間程で滝沢ダムの県道210号に到着。そのまま210号を進み、途中の分岐を直進すると中津川林道方面。その後、暫く進み、ふれあいの森を越えると、いよいよ未舗装道で、ここから三国峠までがお楽しみです。
冬が近い山の中は、空気がピリリと冷えて心地良い。いまだ残る紅葉を楽しみつつ、右へ左へとコーナーを抜けて行くと、山陰にマウンテンバイクに乗る女性がいるではありませんか。何かあったのかと減速して近付くと、その女性はニコっと笑顔で会釈をします。僕も会釈を返しながらその女性の横を抜けると、スマホで景色を撮っていたようでした。特にトラブルでもなさそうなので、そのままスルーして頂上を目指します。
三国峠に到着後、一休みしながらさっきの女性を思い出します。よくよく考えてみたら、人も車も殆ど通らない山の中に若い女性が一人でいるってのは、とても危険ではないのかと。随分前に、秘湯好きの女性が山の中で殺害されたって事件もありましたから。
バイク、自転車、車に限らず、人気のない山の中へ行く時、女性一人の単独行動は避けた方が無難です。複数人、若しくは可能なら男性を含んだ方が宜しいかと。どうしても単独で行くのなら、せめて護身用スプレーやフラッシュライトなど、身を守る術を用意して頂きたいと切に思うのです。
