これまで3~6カ月ほどかかっていた研修期間を1ヶ月に短縮しました。1ヶ月というのは毎日本店で行う研修で、その後は週に一度の研修が続く流れです。
研修時間を短くした理由はバッテリージャンプの研修を優先したからになります。開錠技術を習得するには時間がかかりすぎるので、まずはジャンプ作業を出来る状態にしてからジックリと開錠に入っていく流れです。
しかし時短による弊害もあります。それはイズムが入りづらいところ。「このカギではハマれないな」とか「このカギは平均すると何分ぐらいで開錠するのか」など、元々根付いていた社内にある空気感が時短研修になった瞬間に消えました。
研修期間が長いメリットのひとつに先輩と後輩の交流があったわけです。後輩は先輩の早わざを見て「自分はまだまだだな」と思えることで限界を超えていくんですが、一人で研修していては周りのレベルが不明なままです。
さて、どうしたものか。
ラーメンのためなら、60キロだって苦じゃない無性に食べたくなる瞬間がある。
夜中でも、疲れた日でも、その衝動は一切の都合を無視してやってくる。そして気づいたらキーを片手にヘルメットを被り、バイクにまたがっている。目的地は30キロ先。山岡家だ。
そんな人はいないと思うが、山岡家を知らない人のために言っておくと、とんでもなく豚骨くさいラーメンのチェーン店だ。おしゃれじゃない。内装に凝ってもいない。ただ24時間営業で、硬め・濃いめ・多めが選べる。それだけで自分にとっては、もう十分すぎる。
ラーメン好きの人間の中には、チェーン店を下に見る人がいる。「本当に旨いラーメンは個人店にある」と、どこか諭すような顔で言う人が。気持ちはわからなくもない。でも私はそういう話を聞くたびに、少し的外れだなと思ってしまう。旨いかどうかと、食べたいかどうかは、全然別の話だからだ。
山岡家が食べたい夜というのは、山岡家にしか対処できない。あの獣っぽい豚骨の匂い、硬めに茹でた麺の歯ごたえ、しょっぱいんだけど止まらない濃いめのスープ。その組み合わせの破壊力は、どれだけ格上のラーメンを差し出されても、そっちじゃないんだよなという感じになる。食べたいものと旨いものが一致するとは限らない。それが食欲の、ある意味で正直なところだと思う。だから30キロ走る。
ラーメンの為だけに、バイクで夜道を走っていると、頭の中が妙にクリアになる。信号や風の温度。考える余白がなくなって、ただ走ることだけになる。そして30キロ先のあの駐車場に滑り込んで、店に入り、カウンターに座って「硬め、濃いめ、多めで」と言う。食べ終わる。満足する。そして気づく。あ、また30キロ帰らないといけない。
この瞬間だけは毎回、少しだけ我に返る。満腹になった腹を抱えて、夜道を30キロ。往復60キロ、ラーメン一杯のための旅だ。冷静に考えると、なかなかおかしい。でもおかしいと気づいても、後悔は一切ない。それどころか帰り道は、行きとまた違う清々しさがある。満たされた人間の走りというのは、なぜかとても気持ちいい。
山岡家を食べるために走っているのか、走りたいから山岡家を口実にしているのか。往復60キロを走り終えた頃には、もうどちらでもいい気がしてくる。ただ確かなのは、近所にあったら絶対こうはなっていないだろう。5分で行けるラーメン屋に、人はわざわざ夜中にバイクで乗り込まない。30キロという距離が衝動を本物に変える。遠いから旨い。そして遠いから、帰り道もちゃんと旨い。
今夜も、なんとなくあの匂いが頭をよぎっている。
昔から鼻炎持ちでゆる~く悩んでいたわけです。
ずっと鼻づまりというか、寝てるときに鼻詰まりでイビキをかいて無呼吸になっていたりすると目覚めもドンヨリです。
そんなときNetflixで「九条の大罪」を見ていてハッとしたわけです。九条先生の鼻腔拡張テープを見て自分もやってみようかなと。どうせやるなら鼻うがいもしてみようかなと思って、鼻うがい&鼻腔拡張テープを試したら「なんということでしょう♪」世界が変わりました。
長年悩んでいたくせに鼻うがいも鼻腔拡張テープもなめてたというか、見た目で効き目がないだろうなと思い込んでいました。今ではイビキも激減して日中のパフォーマンスも上がりました。
九条先生ありがとうございました。
初めて免許を取った頃からの趣味というか、習慣というか。定期的に、動画サイトで事故のドラレコ映像などを見ています。教習所で見た教材用の一般車両の事故映像がきっかけです。
動画サイトには車同士の事故、車とバイクの事故、バイクの転倒事故、自転車を巻き込んだ事故など、実に多種多様な事故映像が出回っています。
それを見て、どこで事故が起こりそうか?なぜ事故が起こったのか?どうすれば回避できたのか?自分だったらどうするか?
など、ぼんやりと考えながら見ているだけで『もしも』のときのイメトレになります。
なかなかショッキングな映像が多いですが、免許を取ったころの初心を思い出し、己の運転を過信しないためには非常にいい習慣だと思っています。
まぁ、どこからともなく突然現れたトラックが横向きで突っ込んできたりもするので、そういうケースはどこまで参考になるかはわかりませんが。
先日、鮫洲運転免許センターへ行ってまいりました。サイフをまるごと落としてしまったため、免許の再発行です。
昨今は便利なもので、ほとんどすべてのカード類を電話すらすることなく簡単に停止・再発行できるのですが、免許だけはそうはいきません。
(余談ですが、令和だというのに免許センターの周りで『必要な書類が買えます!』、『〇〇円で証明写真を撮ります!』と喧伝するお店がまだまだ元気に営業してるのを見ると「世の中にはいろんな食い扶持があるんだなぁ…。」と毎回感心します。)
さて、みなさんは免許の再発行をしたことがあるでしょうか。
実際に免許センターに入ると、まず「私の不徳の致すところです」「心から反省しています」「二度とこのような不手際は犯しません」と書類に記入し、刑務官から「なぜ免許証を失くしたのか」「失くした免許証に何か言うことはないのか」と尋問を受け、そののちに芋洗いのように視力検査、写真撮影、面会室などに放り込まれます。
書き、座り、待ち、番号を呼ばれる。書き、座り、待ち、番号で呼ばれる。
1~2時間ほどこの罪滅ぼしを繰り返し、さらに判決を待つこと1時間。無事に免許証が再交付され、私は更生する機会を得ることができました。
シャバの空気を肺いっぱいに吸い込み、ピカピカの免許証を握りしめ、(と言っても大型二輪免許を取ったのが2~3か月ほど前なので失くした免許もピカピカだったわけですが)家宝のように丁重に新しい財布に仕舞い込む、P隊員でした。
これもまた余談ですが、世にも奇妙な物語の『懲役30日』という話が好きです。機会があったらぜひ視聴してみてください。(内容は少しだけホラーで、かなりショッキングです。ご注意ください)
バッテリージャンプ作業も気付けば200件近く出動し、イレギュラーにも段々と冷静に対処できるようになりました。しかし未だに慣れないのがセキュリティのアラーム。車を守る機能として必要不可欠な機能ですがブースターの電源を入れるとすぐに鳴り始めるので心臓に悪いです。
リモコンキーを何度か操作したり、鍵をイグニッションに刺せば鳴り止むことが多いのですが、「早く止めなければ」という焦りとキーの再認証がスムーズに行かずなかなか鳴り止まないこともあります。
お客様には慣れた口調で「今から電気を流しますが、アラームが鳴るかもしれません。すぐ止めますのでご安心ください」なんて言っていますが、アラームが鳴った瞬間「うわぁぁ!ビックリしたぁぁあ!」と心の中で絶叫しています。念の為作業映像を確認しましたが心の声が漏れていることはありませんでした。しかし、なかなか鳴り止まない時に手元が目に見えて慌てふためいてしまっている作業が何点かありました…。
鳴り止まない原因も様々だったりしますが、その度に鳴り止まなかった原因をしっかり分析して次に活かしています。
まだまだビックリする場面は出てくるかもしれませんが、お客様の前では新人であってもプロでなければなりません。ロードサービスを何度も使う方は少ないと思います。「50年車に乗って初めてロードサービス呼んだよ?」と仰ったベテランドライバーの方もいらっしゃいました。そんな方達がふとロードサービスを利用した時のことを思い出した際に「なんかバイクで来た兄ちゃんが自分で電気流しといて慌てふためいてたなww」となってしまってはたまったもんじゃありません。
最近はブースターの電源を入れる前に軽く深呼吸をすることを覚えました。ボディカメラでも音を拾っていないためお客様にも気付かれなさそうです。分かっていてもビックリしてしまう自分がせめて"プロらしく"あるためにも、このテクニックは今後も続けていくつもりです。
50歳も過ぎるとすぐに太る。不思議なことにお腹だけ出てくる感じです。
おそらく消費カロリーが足りないんだろうと思って、食べるものを制限してマメにジョギングしています。
残念なのは美味しいものをたくさん食べられないところ。食べてしまうとどんどんお腹が出てくるというか、食べた直後から出てくる。なので美味しくないものを食べるようにしている。いやそれでは辛すぎるから朝と昼は美味しくないものを食べて、夜だけ美味しいもの食べるようにしている。
若い頃は何を食べても太らなかった。しかしお金がないので美味しいものをたくさん食べられなかった。お金が貯まり出していつでも好きなものが食べられるようになったらお腹が出てくるシステムです。
世の中のオジサンたちはお腹が出るのが当たり前ですが、なるほど。こういうシステムだったのか~と日々痛感しながらジョギングしています。
業務用の車両として、P隊員はミライースを使わせてもらっています。ダイハツが誇る、どこでも乗れて、誰でも扱いやすい軽自動車ですね。
納車して以降、まさに東奔西走。八面六臂の活躍で、いつもP隊員の0.1トンの身体を運んでくれています。
そんなミライースはAT車なので、シフトポジションには燦然と輝く『S』の文字があります。そのシフトの先には『B』も。メーカーによって表記は異なることもありますが、回転数を上げてスポーツ走行をしたり坂道走行を円滑にしたりするシフトポジションですね。
あまり使ったことがない方もいると思いますが、かくいう私も「そういえば、SやBにはほとんど入れたことがないな」と思い立ち、試してみることにしました。
交通量の少ない深夜。P隊員の聖地(だと思っている)、国道20号。少しドキドキしながら、まず『S』に……と思ったのも束の間、シフトは勢い余って『B』に。
瞬間、すさまじい回転音と、ランボルギーニのような加速。P隊員はシートに貼り付けられ、一瞬、自分の車に置いて行かれるかもしれないと思うほどでした。
誇張ではなく、明大前から桜上水まで9秒で到着。下高井戸など視界にも入りませんでした。京王線も青ざめる加速力です。
このままでは頭文字(イニシャル)Pになってしまう。そう直感し、急いでシフトをいつもの『D』へ。
それはまるで、かわいいペットの獰猛な牙を見たときのような体験でした…。震える膝で車を降り、ふと顔をあげると、そこにはドヤ顔のミライース。
なだめるように車体を磨きながら、明日からはミライースではなくアヴェンタドールと呼ぼうかな、などと思うP隊員でした。
高級車のBJ作業はその車の値段もさることながら、複雑なセキュリティやコンピューター制御との闘いで、電子キーが作動しないだけで扉を開けるのにも一苦労で内心ヒヤヒヤすることがあります。
ドアを開けたあとにボンネットを開けるのにもう一手間、と私も先輩隊員に同行し10台以上作業にあたりながら体に叩き込みましたが、まだまだ覚えることは沢山あります。そんな中ついにその高級車を一人で任されることに。
研修で一度作業しただけのグレードで、事前に予習してお客様と合流。「軽くバッテリー劣化しちゃってるかな?」とお客様からヒアリングした内容と照らし合わせながら電圧を測ると12.3V。車種に関わらず始動できそうな電圧があれば「一度かかるか試してみていいですか?」と同意を得た上始動を試みるのですが、今回もその流れで私がエンジンをかけることに。始動時にも一手間必要な車種なので色々確認しながら、いざ始動。
「かかりましたね」「かかったね…」何か気まずそうなお客様。私のいる運転席側に回られたお客様から始動時にどこを押したのか尋ねられたので"START"と表記されたボタンを指さし「ここを、ブレーキを踏みながら押しました」とそのまま説明すると「俺、ここ押してた…恥ずかしい!ガハハハ」と指を指した先にあったのは"MODE SELECT"と書かれた走行モード選択ボタンでした。
私がお客様の立場なら恥ずかしくて顔からマグマが噴火しそうなものをお客様は「ホント恥ずかしいよ?でも覚えました!ありがとう!」と笑いながらお礼して下さりました。エラーも発生せず、エンジンは力強い音を鳴らしながら充電もバッチリ。しばらく乗っていなかったとのことなので1時間ほど走行充電するようお伝えして作業は終わりました。
お客様は私が帰るまでずっとにこやかに「いや?ホント早く来てくれて助かりました。レッカーになるんじゃないかとヒヤヒヤしてたよ」と気さくにお話しされていて、穴があったら入りたくなるような出来事も笑って流せる器を持っている方だからこそ、高級車に乗れるほど成功されたのかもしれないと思った作業でした。