
業務用の車両として、P隊員はミライースを使わせてもらっています。ダイハツが誇る、どこでも乗れて、誰でも扱いやすい軽自動車ですね。
納車して以降、まさに東奔西走。八面六臂の活躍で、いつもP隊員の0.1トンの身体を運んでくれています。
そんなミライースはAT車なので、シフトポジションには燦然と輝く『S』の文字があります。そのシフトの先には『B』も。メーカーによって表記は異なることもありますが、回転数を上げてスポーツ走行をしたり坂道走行を円滑にしたりするシフトポジションですね。
あまり使ったことがない方もいると思いますが、かくいう私も「そういえば、SやBにはほとんど入れたことがないな」と思い立ち、試してみることにしました。
交通量の少ない深夜。P隊員の聖地(だと思っている)、国道20号。少しドキドキしながら、まず『S』に……と思ったのも束の間、シフトは勢い余って『B』に。
瞬間、すさまじい回転音と、ランボルギーニのような加速。P隊員はシートに貼り付けられ、一瞬、自分の車に置いて行かれるかもしれないと思うほどでした。
誇張ではなく、明大前から桜上水まで9秒で到着。下高井戸など視界にも入りませんでした。京王線も青ざめる加速力です。
このままでは頭文字(イニシャル)Pになってしまう。そう直感し、急いでシフトをいつもの『D』へ。
それはまるで、かわいいペットの獰猛な牙を見たときのような体験でした…。震える膝で車を降り、ふと顔をあげると、そこにはドヤ顔のミライース。
なだめるように車体を磨きながら、明日からはミライースではなくアヴェンタドールと呼ぼうかな、などと思うP隊員でした。
