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隊員日記

仕事のことも、そうでないことも。

東京を走る隊員たちの日々を、気ままに綴っています。

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外環道、いつできる?

X隊員

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練馬区大泉で開錠のご依頼です。

練馬区大泉は都内でも屈指の渋滞スポット…。私鉄バスやスクールバスが片側一車線の道路を往来するため常に混んでいます。バイクとはいえ、バスに道を塞がれると持ち前の機動力も失い、結果として近隣拠点から誰が出ても結構お待たせしてしまうことが頻発しています。

外環道の現状の終点が大泉インターなのですが、近い将来東名高速まで接続されるとされています。関越道を通って北陸方面から遥々やってきた車が東名高速に接続されるまでの現在の所要時間70分に対して、外環道が東名まで伸びるとなんと15分に短縮されるという試算まで出ています。一応地下トンネルはまもなく完成するそうですが、具体的な開通時期は未定とのこと。

中央道の三鷹料金所付近に建設中の仮称・中央JCTは拠点から約10分の所にあり、ざっくり計算すると大泉までなんと30分で到着することができるようになります。 そんな夢の外環道が完成したら大泉でお困りの方をお待たせすることも減るのでは…!と思いながら渋滞している環八を経て土支田通りを走っているとお客様から「スペアキー持ってきて開いたのでキャンセルで」とお電話が。

既に弊社に入電から45分が経っていたので、やむ無しと引き返しました。

神奈川を越えて静岡へ遠征したこともあるX隊員にとって外環道は助人の誰よりも全通を待ちわびている夢の道路です。

レベルUPさせたい

A隊長

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ピッキング開錠の基本を教えるとき、何を元に説明していったらいいのか。そもそも鍵穴の中を言葉で説明するには無理があるわけです。

効果的なイラストを作るものの、動きが無ければ片手落ちというか、人それぞれ見た風景を共有するには何が必要かを考えました。

そこで模型です。 外筒や内筒、ディスクの動きを模型を使って説明出来たらイメージしやすそうです。実物と模型を組み合わせて説明出来たら、もっと短時間に理解出来るかもしれません。

ディスクとキーレーンの関係、打ち過ぎや再固着も表現することも出来ます。基礎的な構造から応用まで使えそうな気がします。

これまで自分の技術を磨くことに喜びを感じてきましたが、他人の技術向上はそれ以上に楽しいかも。

拡がる

P隊員

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P隊員は何かにつけて「買うならバーグマンがいいかな」とカッコつけています。 (たいしていろんなバイク乗ったことあるわけでもないのに)

他のどのバイクにも代えがたいダントツの乗りやすさ、扱いやすさの魅力を知ってしまい、あちこちで息巻いて宣伝しています。 (一回しか乗ったことないくせに)

実際、助っ人新隊員の方が一名バーグマンに乗り換え、購入検討中の既存隊員もいます。 「ふふふ、ようやく皆バーグマンの魅力に気付きましたね」と、内心でドヤ顔をしています。 (自分は買ってもいないくせに)

きっと、一年後も二年後も「買うならバーグマンがいいかな」とカッコつけていることでしょう。

いや、その…本当に買いたい気持ちはあるんですが… 「まぁ車あるしなぁ…」「絶対に必要ってわけではないしなぁ…」 「レブル1100もアリだしなぁ…」「もうちょっと余裕ができてからでも…」 というもう一人の自分が二の足を踏ませている状態です。

とはいえ見方を変えると、買わずして(布教するだけで)半分満足しているわけなので、なんとも幸せなライダーです。

(免罪符として書き残しておきますが、この仕事をするなら本当は大型バイクがいいということもちゃんと!伝えていますよ!)

ギブしたくない邪なワケ

X隊員

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北米のアキュラブランドからあのインテグラが日本に里帰りする日を心待ちにしているX隊員です。

先日インテグラのジャンピング依頼が入りました。現場に着くとなんとTYPE R!いつの間にか全く見かけなくなってしまったDC5前期でした。

直前まで元気に走っていたというインテグラ。電圧を測ると12.85V。嫌な予感がよぎります。やはりと言うべきかキーを回しても無音。ひとまずブースターを繋いでジャンプしても無音。

30万キロ目前のインテグラ、セルモーターの故障でした。新車からずっと乗り続けているというお客様。「セルは変えたことないんだよね」とのことで、承諾を得てセルを叩いて一時的に動かそうとするも、インマニの下に鎮座するセルモーターを触れず、周りに振動を与えるも掛かる兆しはなく無念のギブ。 押し掛けまで選択肢に入りましたが「今日はディーラー休みだからレッカー屋に預けて、明日診てもらうよ」というお客様のご要望に沿ってレッカーすることに。

一つ一つの現場で最善を尽くして、極力現場復旧させるのが我々の使命ですが時折こうして無念のギブをすることがあります。 ギブせずにエンジンルームを眺めながらK20Aの音を聴きたかったのに、、、と邪な思いを秘めて次の現場へと走ったX隊員でした。。。

吉祥寺、センチメンタル

P隊員

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深夜2時ごろ、吉祥寺への手配がかかり現場に急行しました。

日中は込み合うエリアですが、深夜ならばスイスイです。

10分少々で現着。

ここかな?という駐車場を見つけると、目が合った若い女性が頭を何度も下げながら誘導してくれました。

言ってしまえば、よくあるレンタカーの軽自動車。

よくある、慣れない車でのバッテリー上がり。

通常のフロー通り、作業中に何の気なしに「まだしばらく乗られますか?」と聞くと、

「はい。これから日本一周するところで…」

と言うものですから、一瞬、作業の手が止まり、「に、日本一周ですか…?」と情けない声でオウム返ししてしまいました。

お客様は「でもどうしてバッテリーが上がったかわからなくて…」

「いろいろ教えて頂けると助かります…」

「というか、そもそも、バッテリー上がりってなんですか…?」

と、申し訳なさそうな声で続けます。

なるほど、と。

その場ではクールなロードサービス隊員を装い、お客さんが安心できるようアドバイスをして見送りましたが、私は内心、若者への感動で心が震えていました。

『車のことは詳しくない。自信もない。でも、とにかく日本一周してみたい』

そんな、はるか遠く置いてきてしまったような、純粋な冒険心。

まるで10代のころの自分が目の前に立っているかのようでした。

(まぁ、実際はお客さんと比べるのもおこがましいくらいの、ただの考えなしで無鉄砲な10代だったわけですが)

深夜の吉祥寺。繁華街からは少し離れた駐車場。

お客様を見送った後、しばらく夜空を眺めてから帰路に着くP隊員でした。

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