後付けのハンドルロック(ステアリングロック)が壊れたので見てほしいとのご依頼。
場所を伺うと少し遠方だったので「現場で解決できる可能性が50%なので、可能なら搬送をおすすめします」と伝えて保留になりました。
後付けハンドルロックの不具合はたまに入るんですが、症状は様々です。キーが途中で折れていたり、シリンダー側が壊れていたり、どれも簡単に解決出来ない案件です。完璧に解決するならディーラーさんへ運んでステアリング本体を取り外すしかないと思います。
引き受けるときは拠点近くで「どうしても来てほしい」と言われた場合に限るんですが、それでも解決出来ない場合は本当に申し訳ないというか、お客様も待ちくたびれるし、結局現場復旧出来ずに「最初から搬送したほうが良かった」という案件になりやすいです。
しばらくすると「先ほどの保留になっていた案件ですが今回は結構です」という電話が入ってくれたので、内心ホッとしたという話しです。
とある開錠作業での事
なんでもメインキーを失くしてしまいスペアキーを使ってみたところ、キーレス反応なし、キーに内蔵されたメカニカルのキーでもドア開錠できないのだとか。
ピッキング開錠した後にメカキーを確認してみると、どうも鍵山が違っているみたいその後でエンジン始動を試みたんですが、こちらもクルマのイモビライザーを解除できませんでした。
どうやらこれは違うクルマのキーのようですね、スマートキーだとメーカーで同じ外観のモノを使っている事が多いので一見しただけでは分からないんですよね。その旨をオーナーさんに伝えたのですが、そんな筈は無いんだそうな…
それというのも数ヶ月前にはスペアキーも問題なく使えており使用しないときは自宅保管、他のクルマのキーと紛れてしまう様な事は考えられないそうなんです
…これはとっても謎ですね。
キーはあるけど開かないホンダ・フリードの解錠依頼。緊急用のメカキーでも開かないとの事。ウエーブキーのホンダ車ではわりとよくあるトラブルだと思い、出発連絡の電話をして寒い中お待ちのお客様のもとへ急ぎます。
しばらく走りもう少しというところでお客様から「開いたからキャンセルで」と連絡が入り引き返すことに。
またしばらく走り拠点まであと少し、というところで今度は「エンジンがかからない」と再度電話が入りまたUターン。
調べてみるとキーの電池切れと解り、こんな時のためにとストックしていた新品の電池と交換してあっけなく解決。お客様をお見送りし、オペレーターさんに作業内容変更の報告をして完了です。
行ったり来たりとちょっと慌ただしかったのですが、その後オペレーターさんからも丁寧なお礼の電話を頂き、疲れなどどこかに吹っ飛びました。
適当に投げたボールがたまたまストライクに入ることと、狙ってストライクが投げられることでは雲泥の差があります。
でも多くの人がストライクに入った感覚だけで満足しやすいので、結果さえ良ければOKというか、それが偶然なのかそうでないのかは深く考えない感じになりやすいです。
ピッキング開錠作業ではこれが命取りになるというか、練習の中の偶然をとことん省くことで開錠率がグンと高まるんですが、簡単には省くことが出来ないわけです。偶然という産物が。
たとえ偶然でも鍵穴が回ると脳内では「やったー!鍵穴が回った!」という達成感で埋め尽くされて、さらに深掘りする気力を吹き飛ばしてしまうので・・
「いや、今のは偶然だな」とか「ん?よく分からんうちに回ってしまったぞ」と思える人しか、その先のステージへ進むことが出来ないようになっています。
キー紛失での開錠要請です。
前日に買い物から帰ってからキーが見当たらないそうでとりあえずドア開錠して車内を探してみたいとの事、…だったんですが残念ながらクルマの中にはキーはありませんでした。
オーナーの方が車両お購入したのは2、3カ月ほど前で、世界的な半導体不足で納車時にキーが一つし付属して来なくなっている辺りです。
スペアキーは生産が追いつき次第、渡される事になっているそうなんですが、それにはもうしばらくかかってしまうのだそうで…
今年最初の長距離仕事は、千葉県の九十九里でVW・ゴルフヴァリアントのインロック。
鍵はシャッター部分が空回りするフリーホイールタイプの内溝キーだったが、お客様は解錠作業が難しい鍵だということを知っていて、感謝の言葉と高そうなお菓子をお土産にいただいてありがたかった。
帰りは昼過ぎで天気も良くいつものようにツーリング気分。冬でもグリップヒーターやハンドルカバーや電熱ウェアなどで寒くないので苦にならない。
今までに感じたことのない緊張感のあった解錠作業の話。現場は2階建ての立体駐車場でした。
お客様に案内され現地2階に着くと何かがおかしい。ふと足元を観ると階段以外ほぼ全てが格子状になっていて、穴の大きさは工具の1つや2つは余裕で落ちていくサイズ。
いつも以上に慎重に、いつもにはない緊張感を感じた解錠作業でした。
リゾートホテルの駐車場でのインロック解錠依頼。ご夫婦、息子さんご夫婦、幼いお孫さんと揃って関西方面からの観光旅行中のアクシデントとの事。
解錠の為カギ穴をのぞき込むとすぐにカギ穴に近づく幼い男の子。「触っちゃダメよ」と注意する若いパパさんも「初めて見る」と興味津々です。
解錠するとクラクションがなる恐れがある車種のため、解錠直前にその可能性をお伝えすると、警戒してスッとお子さんの手を引き距離を取る若いパパさん。ですがドアを開けても何も起こらない沈黙の後、「な、ならんのかい!」と、ほっとしたように近づきつっこむ絶妙な間に、こらえきれず笑ってしまいました。
バッテリー上がりの救援出動時に出発連絡しました。するとお客様から「ディーラーの閉店時間が迫っているので焦ってます」とのこと。
「出来る限り急ぎます」と伝えて電話を切ろうとすると「それでは交通事故を起こすので良くない」とお客様。
続けて「あぁどうしよう、、ディーラーの閉店時間が・・」「いや、それでも急いでとは言えないわよね。事故起こしてしまったら元も子もない」「でもディーラーが・・」と繰り返すお客様。
閉店時間をお伺いしてから到着時間を逆算しても結構余裕のある感じなので「大丈夫ですよ。普通なら余裕で間に合う時間だと思います」と伝えると「普通じゃなかったらどうしますか?」と即答のお客様。
中々電話が切れなかったので、そっとインカムにつなげようとしたら接続がうまく行かず、お客様から「あれ?もしもし?聞こえてますか?」と言われてめちゃくちゃ焦りました。
結局通話を続けながら現着したという話しです。
週の始まりは慌ただしい事が多いです。
練馬区で一件救援を終えたらすぐに反対方向で開錠の要請が、さっそく到着予定の連絡を入れると「とにかく急いで!!」との事です。なんでも閉じ込んだクルマが通路を塞いでいるんだそう
緊急車両では無いながらもできうる限り急ぎ、あともう少し、というところでケータイに着信が、…無事に解決したそうでキャンセルとなりました。
最初の連絡の際からキャンセルはある程度予測していました。到着をじっと待っていられるような雰囲気でしたからいろいろと試してみたんでしょうね。
とは言え急がない訳にはいかないのが悩ましいですね。週の始まりこんな風に慌ただしい事が多いです。
度々ある外国の方が相手の現場。残念ながら英語が喋れない私は、現場に向かう道中毎回会話のイメージトレーニングをしています。
今回の現場はホテルの駐車場、ありがたいことにホテルマンの方が同行し、通訳になってくれました。そうなると当然私とお客様の直接の会話はなし。安心しながらお客様のお車を解錠。
するといきなりお客様が手を叩き大喜び「Oh!Amezing!!」みたいな事を言いながら私の手をとり大はしゃぎ。いいリアクションするなぁ・・などと思いながら不意にきた反応になんて返していいか分からず「Ok!ok!ok!」ととりあえず返答。
拙い日本語で「ありがとうございました。」というお客様にグッドラックと返した私。やっぱり少しは英語も喋れた方がいいよなぁ・・なんて考えながら帰路に着きました。
バイクに長年乗っていると、ライディングスタイルで良い人かそうでない人か見分けがついてきます。
この人キチッとしてそうだなとか、あの人はちょっとだらしなさそうとかですね。最近はキチッとしてそうで若そうな人がいたら声をかけるようにしています。
「バイクに乗る仕事に興味ありませんか?」と聞くと必ず「バイク便ですか?」と返されるのがオチなので、チラシと名刺を渡して現場では手短に終わるように工夫しています。
助人サービスを良く知ってる人から見たイメージはだいたい「開錠技術」なんですが、隊長個人としての開錠作業はバイクで仕事する口実でしか無く、メインはやはりバイクで動けることなんですよね。
開錠技術を磨くことよりもバイクで仕事するほうが難しいというか、開錠技術は助人サービスの研修さえ続ければ次第に磨かれていくんですが、バイクは一人で走り続けるので見守ることが出来ないわけです。
ゆえに一人で自由気ままに走行しているときの見た目はとても重要だったりします。
今年は年明けからバッテリー救援のラッシュです。
体感的にはいつもの4~5倍以上は対応しています。一体どうしてなのか分かりませんが年始早々忙しいのはありがたい事です。
いささかキャパオーバーなのでいつまで対応できるかは分かりませんが、できうる限り対応させていただきます。
年明け早々、社会的に色々な事がありましたが今年もよろしくお願いします。
「まるで神様の様にみえます!」ありがたいことにお客様からたまに頂く言葉です。
最上の褒め言葉のとして受け取ってますが、少し気恥ずかしくもなります。
先日行ったバッテリー上がりのお客様には、それ以上に嬉しくも気恥ずかしい言葉をいただきました。現場に到着するとお客様はすでにボンネットを開けて待っていてくれました。するとお客様は「ここから先がわからない」と言い、私は自分の作業をしながら、端子の位置やブースターや機材の簡単な使い方や意味を雑談っぽく話ました。
一通りお客様との質疑応答を終えると最後に一言「なんでそんなに優しいんですか?」
今までにない質問に思わず硬直。その後自分が何て返したか覚えてませんが、これまでに感じた事のない気恥ずかしさと嬉しさの混ざった作業でした。
昨年末のD隊員の5番手開錠の話しです。新宿で4社が撃退されているというVWパサート開錠の相談を頂いたわけです。
過酷な状況が想定されたので自分で行こうと思ったんですが、江東区からでは遠いのでまずは近くにいたD隊員へ手配しました。仮にD隊員が開錠出来なくても、自分が10分後ぐらいに滑り込める作戦でした。
渋滞路をかき分けるようにして現着、急いで地下駐車場へ駆け降りると、すでにお客様とD隊員が談笑していました。とっさにお客様へご挨拶すると「素晴らしい技術でした」とお客様。
キー閉じ込みから6時間も経過しているとのことで、お客様の絶望からの開放へ至るお話しを聞いてると、まさに大仕事というか、新人のD隊員が誇らしく思いました。
5カ月前、D隊員を誘った際に「悪い仕事じゃない」と話していたので、今回のようなシチュエーションに巡り合えて本当に良かったなと思いました。
あけましておめでとうございます。
昨年はジェットコースターのように激しく上下を繰り返す時間を過ごしたので、今年はゆっくり過ごしたいと思っています。
まずは人を入れることを目標にしたいです。入隊してから数カ月間は研修が続くので、入る時期は早いに越したことはないわけです。それとデータベースの一新ですね。助人サービスを支えているのは技術というより情報のほうが大きいです。その情報をさらに見やすく具体的にまとめていくことが、組織的なパワーアップに直結すると思っています。
目標はNHK朝ドラ「らんまん」で言う草花の大辞典ですね。難しいカギを分析して解説して、どこまで「難しい」を取り除くことが出来るか・・
それが今年の目標です。よろしくお願いします。