
私たち助人サービスはオートバイを仕事の道具として使っています。最近のオートバイは壊れにくくなったと言われていますが、現場へ急行している最中の車輌トラブルなど問題外ですので、整備を怠ることは出来ません。暇があればバイクを磨き異常がないかをチェックしていますが、それがきっかけで知り合った人がいます。今回はその方にまつわる話しを少々。
その人は、近所に住んでいるじいちゃんで顔を合わすと野菜をくれます。話すようになったきっかけは、バイクをイジっている僕に散歩中のじいちゃんが声をかけてきたのが始まりでした。それ以来、洗車や整備をしているのを見つけると、わざわざ家庭菜園で造った自家製野菜を持ってきてくれます。頂く野菜の種類は様々。トマト 白菜 にんじん 枝豆 芥子菜 アスパラガス・・・etcハウス栽培でもないし殆ど間引きをされない野菜達は、八百屋で見るのとは別の種類かと思うほど形は様々です。だけどどれも美味しく、そして懐かしい味がするんですよ。無農薬が自慢で「見た目は悪いが味は良いぞ!」と言うのが毎回野菜をくれる時のお約束。だけど奥さんには不評な時もあるようです、芥子菜とかを大量に造ってしまった時とか・・・先日、なんだかサッパリ分からない野菜を手渡されたました。それはニンジンより細くゴボウより太い。色は白っぽい。「ん????」記憶の奥底までひっくり返して何となく該当したのが・・・ ー大根ー恐る恐る「これ、大根?」と聞くと、じいちゃん嬉しそうに「正解!」と言って、今度はどう見てもカブにしか見えない「大根」をくれた。
夜、カブに見える方を食べてみると確かに大根でした。じいちゃん疑ってゴメンよ。その夜、細い方は食べずにもらったままの新聞に包んで冷蔵庫の野菜室にしまいました。
・・・そのまま4日程忘却・・・昨夜突然思い出し、新聞に包まった「細~い大根」を野菜室から取り出すと・・・なんと!花が咲いているではないですか!
暗い野菜室の中でひっそりと報われる可能性のない絶望的状況で「細~い大根」は可憐な花を一輪咲かせました。
うっ・・・健気だ・・・
とか言ってても、大根本体は食べちゃいました。全体的に硬く太い繊維が多く、ゴボウに似た食感で味の方はちょっと・・・
花は茎ごとコップに入れてありますのでいずれ種が出来るかも?しれません。(可能性薄いけど)もし種が出来たら「貰った大根の種だよ」と言ってじいちゃんに渡したいと思います。
※狗飼恭子さんの「愛の病 大根の花」とは何の関係もございません。
