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ボンネットの閉め方

一般的に正しいとされているボンネットの閉め方がある。それは「30~40センチの高さから手を放し、ボンネットの自重を利用してロックさせる」というものだ。

これには理由があって、アルミボンネットや薄いボンネットの場合に、手で押してロックするとその部分が凹んでしまうことがある。あとは塗装面に指紋等が付かないといったメリットもある。

しかしJ隊員、この時発生する「ガシャン!」といった音が大嫌いだ。この破壊をイメージさせる音をお客さんの車で出すのには抵抗があり、落とし始める高さが足りない為、よく手で押してロックする羽目になる。

今回も落としただけではロックせずに手で押すことになった。手で押す場合も手のひらでは無く、手形が付かない様に指を立てて閉めるが、なかなかロック出来ない。段々と指にも力が入る、その時だった「グキッ」指の付け根から鈍い音が・・

悶絶しそうになりながらもなんとかボンネットを閉めて作業を終わらせる。過去の事故などでボンネットが歪んでいると閉まりにくい事もあるけれどそれを確認する余裕は無く急ぎその場を離れる。

ボンネットの正しい閉め方は、発生する音など問題にならないほど正しいのかもしれない突き指で赤黒く変色した指の付け根を見ながらそんな風に考えた。

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