
南青山でスイフトのスペアタイヤ交換。現場はザーザー振りであった。
肘から水が入ってきたり、首筋にも冷たい感覚が走る。濡れたくない気持ちが最高潮なときほど弱気なもの。
ザッパーン・・1台のバスが大きな水溜りを掻き分けて走っていった。カッパを通り抜けて全身ずぶ濡れだ。
すると「ピキーン」と何か吹っ切れる感覚が走る。雨が気にならないどころか、心地いいぐらいだ。ジャマなフードも取っ払って、薄ら笑いのスペア交換。
それは狂ったような、研ぎ澄まされたような、不思議な感覚。そんな無敵状態のまま、作業完了。
書類はグショグショ、携帯電話もずぶ濡れ。でも無敵男は、そんな小さな事は気にしない。
そう、拠点に帰るまでは。
