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第4類危険物

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良く行くセルフ・スタンドの斜向かいでジャンプ依頼。作業後お客さんと談笑していると、カーステレオを大音量でかけている初心者マークを貼ったワゴン車がスタンドに入ってきた。お客さんと二人、自然と視線はスタンドの方を向いていた。ワゴンから降りてきたのは若い男。携帯片手に大声で話しながら給油機の前まで来ると、ポケットから財布を取り出すかと思いきや、タバコを取り出し火を点けた。それを見たお客さんが思わず「なんじゃありゃ!」と呟いた。エンジンも止めず、タバコを吸いながら、そして給油機に千円を入れ、給油口にノズルを突っ込んだ。「あいつは頭がオカシイのか?」 またお客さんが呟き、僕もそう思った。ガソリンの怖さを知らないと、こうも適当に出来るものなのか?半ば呆れて口が開いた。でも流石にヤヴァイなと思ったところで、店内から馴染みの店員さんが走ってきて、ワゴン車の運転手を注意した。すると「ウゼーんだよ!!クソが!!!」と叫んだのが聞こえてきた。怒鳴られても店員さんは「タバコを消して下さい!ここは火気厳禁です!!」と毅然としていながらも結構な剣幕で言い返すと、相手は悪態をついてその場でタバコを踏み消した。その後も、暫し店員さんとの言い争いをしていたが、ワゴン車は程無くタイヤを鳴らし歩道を走ってどこかに走り去って行った。

お客さんを見送った後、給油の為そのスタンドに入り、ワゴン車があった場所にバイクを止めた。給油機にお金を入れながら店員さんと話しをすると「たまにいるんですよ、ああいう人…」と激しく疲れきった顔で嘆かれていた。給油を終えノズルを戻すと、ふと目に入ってきたのはキャップ置き場に取り残された給油キャップ。さっきのワゴン車が忘れて行ったモノに間違いない。そのまま触らず店員さんへその事を伝えた。

身近な存在のガソリンですが危険物に変わりはありません。ぞんざいな扱いは事故の元、「細心の注意を怠ってはいけない」と改めて肝に命じた次第であります。

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