
台東区千束でホンダ・シビックの解錠を終え、ちょいと移動して終了報告。そこで何気に目に入ってきたのは真っ黒で巨大な棒付金属束子。それは石炭ストーブだった子供時分に実家にもあったモノの巨大版、最近では滅多に見かけることがなくなった煙突掃除のワイヤーブラシだった。こんなものがなぜ壁にかけてあるのだろう?と上を見上げると、そこには立派な煙突がそびえ立っていた。頭上の煙突を見上げながら壁伝いに歩いていくと、「コインランドリー一葉泉」と書いた看板があり、そこでやっと銭湯だと気付いた。
ネットで調べてみると、この付近で樋口一葉が荒物駄菓子屋を経営していたことがあったとの事。そしてここでの実体験が後の名作「たけくらべ」に繋がったらしく、この付近は所縁の地として一葉の名が付くお店や建物がたくさんあります。一葉堂さんとか一葉煎餅さんとかetc... その中の一つが一葉泉です。
さてこの煙突ブラシなんですが、僕が子供の頃は冬が明けるとそれまで頑張ってくれた煙突の掃除をする為に使ってました。家を建て替えるまで石炭ストーブだったので、多分1978年位まで使っていたような気がします。こう書くと歳がバレますなw記憶に残る古いストーブはたまご型と言うタイプ。これは燃えカスを室内で掻き出さなければならなくて意外と扱いが大変なんですね。その後に導入されたのがルンペンストーブと言うタイプでした。これは燃焼室以外に同形のチャンバー室をオプションで連結でき、暖房効率を上げて広い室内に対応してました。で、煙突と繋がるチャンバー室を室内に残し燃焼室だけを取り外して家の外へ。そしてストーブ毎引っくり返して灰を出し、そのまま石炭小屋で新たな燃料を充填する事が可能でした。このタイプになってから、僕ら子供たちの朝一番の仕事がストーブの掃除&石炭詰めになりました。で、調べてみるとですね、まだ作ってるところがあるんですねルンペンストーブ。お手頃価格ですが部屋のインテリアにはちょいと大きすぎです。
一葉泉で見かけたブラシが懐かしい記憶を呼び起こし超ノスタルジアです。そろそろ故郷の北海道はシバれて雪が降り始める頃。今年の冬は厳しそうです。
