
ピッキングは何枚もあるドアを開けて次の部屋へ進むようなもので、「間違った部屋」に入ると行き止まりになる訳です。
腕を磨くと、ドアノブに触れた瞬間に○か×か分かります。行き止まりが事前に分かるので、確信を持って最短ルートを進めたりします。
この時はまだ、しっかりとした確信が持てませんでしたね。ドアを開けて行き止まりのときのショックは体力を激減させました。次第にピッキングも雑になるというか・・運頼みになっていく自分を止められませんでしたね。来た道を何度も戻ったりしました。
時折ヒザカックンみたいな感じで、無意識に崩れそうになりました。
滑りやすい泥の上で長時間ブリッジしてるので無理もないですね。
ヒザに意識を集中していると、今度は腰がガクガクしてきます。痛みとか全くないんですが、一気に崩れ落ちる予感がしました。
もはやこれまで・・そう思った瞬間、突然大きな手ごたえを感じました。
このドアは確実にゴールへつながっている・・それは陥落寸前で得た初めての確信でした。
