
確信を持って開けたドアの先には光が射しこんでいました。奥に見えるドアは最後の一枚というか、リーチですね。
Tさんへ「そろそろ開きます」と伝えると、「本当?よっしゃー!」と明るく無邪気に答えられたので、少しビックリしました。
Tさんもずっと戦っていたんだと思います。寒い上に足元はずぶ濡れでしたが、辛そうな雰囲気は皆無というか、無理やりカラ元気にしているように見えました。すぐ弱音を吐くA隊員と違って、Tさんはとても強い人でした。
最後は少し時間を置きました。万が一態勢を崩してしまって鍵穴をリセットしたら大変です。少しでも息を整えて、確実に仕留めようと思いました。ほんの数秒でしたが色々な思いが巡りましたね。
今、何年分かの運を使い果たしてるんだろうな・・とか、これが全て夢だったら笑えるな・・等々、強気な思いは何ひとつ浮かんでこなかったのを覚えています。
最後はいたってクリアーな視界でした。光に吸い込まれるように扉を開けて、トランク攻略完了です。
