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深夜1時港区芝浦よりタクシーのセドリックの開錠のご依頼がありました。エンジンがかかったままで鍵をとじ込み、急いで開けて欲しいとの事でした。

到着するとお客様は早くここから立ち去りたいとおっしゃり、なぜか10メートル程車から離れていきました。開錠の説明をしなければならないので車ところまでお呼びすると「幽霊って信じる?」と言われました。

お客様の話によると、閉じ込んでしまったこの場所までタクシーに稲川淳二さん風のお客様を乗せて来ましたが、そのお客様が乗車された時間の約30分位ずっと怪談話をしていて、怖い思いをしていたそうです。救助依頼者である運転手さんは怖い話はとても苦手だそうです。怪談話好きなタクシーのお客様を降ろし、その場から出発しようとするとバックミラーに人の顔が映り(映ったように見え)、車から飛び出すとドアが勝手に閉まってしまいとても怖かったようです。お客様の話をお伺いしたうえで開錠作業をして問題なく開錠。作業後のキズ、鍵の動作確認をしてもらいました。ドアが勝手に閉まってしまう事はあり原因は色々で起こりえる事なので怪奇現象ではない事をお話し、ミラーに映っていた人の顔は何だったのかと辺りを見ると、建物に貼ってある犯罪防止の「見ているぞ」の看板であると気づきお話するとなるほどとなりました。

安心したのか青白く見えた顔は血色が良くなり、お客様のお仲間を怪談話で怖がらせようと言ってらっしゃいました。その場から去り運転する時は平常心になられたようで、私も少しはお役に立てたかなと思い、嬉しく思いました。

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