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壁の前の人

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よく「乗り越えられない壁はない」といった名言があるわけですが、それをリアル体験し続けるのが開錠研修かもしれません。

「こんなに壊れたハーフタンブラーは絶対無理です」とか「MT-9絶対無理!Nボックスが怖いんですけど」とか、S隊員はその都度「絶対無理」を繰り返しながら、結局クリアーしていきます。これほどリアル壁越え体験を続けていると、そろそろ自信を持てそうに思えるんですが・・

「HU92は絶対無理ですって!これ開錠出来る人いるんですか?BMW激ヤバ!」とS隊員。「これまで絶対無理と言いながらクリアーしてきたじゃん。頑張ろうよ」と言うと、「そもそも手応えが無いんですよ。これまでとは次元が違いすぎます」とのこと。

何だかんだボヤキながら3日ほどでクリアーすると「隊長!色々すみませんでした。ようやくつかめてきたように思います。次は何ですか?もうジタバタしませんよ」とS隊員。

そっとHU101を手渡すと「これ何ですか?」と聞いてくるので現行ボルボだよとだけ伝えてピッキング開始。10分ほど経過すると「これ開錠出来る人いるんですか?奥が見えないしディスク何枚あるか分からないし、これは無理というより反則」とS隊員。

人は壁を乗り越え続けても、ほとんど成長しないというか・・その都度ジタバタする生き物なんだろうと思います。

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