
研修中 隊長はいつも何かを作っています。開錠に必要なツールなのですが、助人隊員全員分になるとそれなりのボリュームで、まるで出荷待ちの工場の製品のようになります。
既に貸与されている工具もほぼ全てが隊長の手によるものなのですが、どれも既製品と比べて非常に使いやすく、恐ろしく完成度の高いものばかりなのです。そうした工具を製造しているのを間近で見ながら、研修をさせてもらっています。
そんなある日、自分の工具を新しいものと交換すると言われました。作っていたのは私の新しい開錠道具一式でした。
今まで使わせていただいた物の一部は新品ではないのもありましたが、全く問題なく使えるものでした。新調してもらったのを手にすると一人前にほんの少しだけ近づけたような気がして、嬉しさと共にズシリと責任感のようなものが手に伝わってきました。
隊長は今日も何かを作り続けています。
