
ベンツ・CLSのバッテリージャンプのご依頼です。リモコンでドアが開かないので内蔵キーでドアを開けるとセキュリティが鳴り、エンジンも始動しないとの事でした。
セキュリティが鳴るということは、キーの電池切れを疑い緊急始動方法を試そうとしますが様子が変でした。内蔵キーでドアを開けてもセキュリティは鳴らないばかりか、バッテリーも普通に上がってました。
バッテリー電圧が低すぎるので「なぜセキュリティが鳴ったのだろう」と思いながらブースターをつなぐと、原因が分かりました。イグニッションスイッチがACC状態のままでした。ベンツのこのモデルの緊急始動方法は独特になっています。スタートボタンのフタを取り外し、キーを接触させて従来のイグニッションの様に回し始動させる事ができます。快調に始動し作業終了いたしました。
おそらく最初にキーの認証が出来ないまま室内へ入り、色々スイッチ操作されている最中にACC状態で放置されたのだろうと思います。今回はバッテリー上がりではあるものの、根本的な原因はバッテリーではなさそうです。最初に電子的にドアを開錠出来なかったことから、念のためにキーの電池交換と、緊急始動方法をアドバイスさせていただきました。
プッシュスタート式が当たり前の昨今ですが、ACC絡みのバッテリー上がりは珍しくありません。イグニッション式の簡素化を取るか、プッシュ式のスマートさを取るか、中々難しい所です。
