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活躍の場を求めて

ほんの数ヶ月前の話し。助人サービスが開業する以前の話しである。

開錠に関してさまざまな弊害があったのを思い出す。名古屋で技術を習得後、寝食削ってスキルアップの連日。数ヶ月後、ようやく路上で見る車の大半は開けられる自信が付いた。それから営業し出すも「数ヶ月足らずでピッキングなんて無理」と技術も見ないで門前払いを受けたものだ。あの頃が懐かしい。

モンモンとした日々を過ごしていた矢先、友人からインロックしたとの知らせ。デビュー戦とばかりに飛び跳ねたが、いや待てよ、友人は○○生命の会員で付帯ロードサービスがある。「ここは一つ本物のプロの仕事を拝見しよう」という運びになった。

まず時間の遅さに驚いた。「現地到着は1時間~1時間30分です。」とオペレータさん。友人と合流しファミレスで時間を潰していると、街で良く見る鍵屋さんが来た。早速作業に取りかかるが、いきなり差し金を使い始める。ちょっと残念だなぁと思い眺めること30分、開けられない。次なる手段はインプレッション、さすが鍵屋さんと視線を熱くした。が、コピーしたキーを入れたり削ったりで1時間繰返す。計2時間を超えたところで同社の方が救援に来られたが中々開けられない。結局元の方のコピーしたキーでようやく開錠。トータル2時間30分。

友人は待ち疲れて、錠がガタついたとかグチを始めるが、A隊員は闘志満々である。鍵屋さんが帰った後、自力で友人の車(グランドハイエース)にアタックする。ハーフタンブラーだが、夢に出てくるほど訓練してきた鍵、臆するものは何もない。迷いもなく4分で開錠。

友人は本気で怒っていたが、そんな事は気にしない。「まだ負けとらん。頑張らなぁ♪」と自然と笑みがこぼれるA隊員。

あれから数ヶ月、今もなお助人全体の士気とスキルは留まることを知らない。

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