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予期せぬ特別講師

今日は新たな取引先へ、助人の開錠レベルを披露する日である。現地ではアシスタントさんの研修が行われていたが、それとは別に担当の方と打ち合わせする予定である。

研修はサービスマンの実演(トラブル車両への緊急措置)を学ぶもので、マイクを持つ研修官といい本格的なもの。マイクを持つ司会者はレッカー会社の社長さんだ。研修も中盤に差しかかろうとしたとき、突然そのマイクがA隊員に振られた。社長さん・・「続いて開錠の説明に入りましょう!それでは講師の方どうぞ前のほうへ!!」全くの部外者と思い込んでいたA隊員、もちろん研修カリキュラムにも入っていない。

慌てながら、いくつかの開錠方法を紹介した後、目の前のキャラバンを開錠する運びとなる。「今どんな作業しているんですか?」「時間計っておこうか」「きっとすぐ開けるよ」色んな声が入ってくる。結局皆さんの期待通りの結果にはならず10分以上かけて開錠し、そのまま特別講師は終了した。

その後も研修は続いているが、今度は取引先の担当の方に、正式な助人の実力を見ていただかねば。名誉挽回とばかりにBMWを指名した。およそ5分で開錠、続いてトランクも3分で開錠、勢いづくA隊員はその後の車両も5分以内で開錠していく。担当の方は、もう充分と言われたが、まだやり足りない感触が残った。

せめて講習中に即開錠していたら、どんなにカッコ良かったことか。ちょっと後悔もするけれど、久しぶりにマイクを持てたのは楽しい思い出となる。本日お世話になった皆さんへ感謝しつつ会場を後にした。

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