晴海でダッチバンがインロックしたとの知らせ。しかもお子様も一緒に。
せめて国産車なら、せめて分かりやすい外車なら・・ダッチバンも特殊だが、「お子様が」というのが眉間のシワを倍増させる充分な原因になった。
バイクから飛び降り、工具をひっつかんで鍵穴に走る。泣き叫ぶお子様を乗せるダッチバン、作業を最優先させながら自己紹介するA隊員。さながら手術台に向かう医師のような心境か。
不安が消えたのは鍵穴を見てから。ピッキングできる形状なら問題なしで、難なく開錠へと導いた。お子様の不安の涙から、安心の涙に変わったのを見届けてお別れ。
「久々に決まったな・・・」と思える作業のA隊員であった。
