世田谷区船橋よりBMW R100RSのバッテリージャンプ要請が入る20分ほどで現着し、バイクを確認する。
もう30年近くも昔のバイクだが、きれいにレストアされているお客さん曰く、二ヶ月ほど前に大型二輪免許を取り、つい先日納車されたばかりだそう
早速ジャンプして始動するも、アクセルを少し開け気味に保たないと止まってしまう。発生電圧を測ると12.2V、いくらエンジン回転を上げても変化しない充電系統の異常をお客さんに説明すると、このままバイク屋まで乗って行くとの事。
アクセルを戻すとエンジンが止まってしまう対策として、アイドリング回転数を上げる方法があるけれど、空冷エンジンでは油温が上がり過ぎる心配があるので却下する。いくつかアドバイスをして送り出すものの、スタート時に何度かエンストしてしまい、その都度ジャンプして再始動する。何度目かにやっと発進に成功して走り出すが、なんともおぼつかない運転にバイク屋まで辿りつけるのか不安になった、
いくつか先の交差天を曲がり、見えなくなるお客さんにほっと胸を撫で下ろす作業終了の報告を済ませ、機材の片付けをしているところに「すいませ~ん」と聞き覚えのある声が、見るとさっきのお客さんが息を切らして立っていた。
曲がった先でエンストさせてしまった様で、再ジャンプ&再アドバイスで再出発。正直エンストだけはお客さんに頑張ってもらうほか無い、祈るような気持ちで再び見送る。
と、300M位進んだところでバイクが止まった様に見えた・・・
・・・あ~ お客さん 手振ってるよ~・・・
