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敵機襲来

日々のトラブル解決において、すんなり作業出来るケースは意外と少ない。立体駐車場の揺れるカゴの中だったり、ガス欠救援に行ったら給油口がカベぴったりだったり、今回の作業もそんな案件だった、しかしそれだけでは済まなかった・・・

世田谷は赤堤よりBMWの開錠要請、運転席側のドアにしか鍵穴が無いタイプにもかかわらず、そのドアと駐車場の塀の隙間が30センチも無い、しかもその僅かな隙間には、そのお宅のお婆さんのものと思われるアサガオの鉢がびっしり並んでいる。アサガオの蔓は塀にしっかり張っており、鉢を動かしたら蔓を切ってしまいそうだ。

結局、鉢を少しだけズラして片足だけ置けるスペースをドア前に確保、一本足でピッキング開始。無理な体勢の上、30秒くらいで脚のケイレンが始まり、その度に脚を入れ替える、その為なかなか作業が進まない、しかしその後もっとヒドイ事が起きる。

何度目かの脚の入れ替えの際、ふと腕に視線を移すと恐ろしい光景が!集中していて気付かなかったが、駐車場の隣の庭から大量の蚊が襲来していた。

頭の中で空襲警報が鳴り響き、すぐさま作戦会議が開かれる。結果、導き出された作戦は・・・「速ヤカニ開錠シ、撤収セヨ!」・・・つまりお手上げ状態だ。

5分程で終了して被害状況を確認する、顔と腕を併せて9箇所、ボコボコの惨敗だ。このままでは大和の様に撃沈されてしまう、なにか対策せねばとヨロヨロと帰還する。

無残に腫れあがった痕にかゆみ止めを塗りながら、リベンジを誓う。屋外用の極太蚊取り棒がどこかにあったはず、アレを使う時が来た様だ。

ただ問題なのはとにかく極太!作業よりも着火に手間取る事は間違い無い。

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