夕方、インロックの救援要請で足立区の工場地帯へ行く。作業を終えて周りを見渡すと、ある想いに駆られた。
人気の無い休日の工場地帯、大きな建物の向うに沈もうとする夕日、無機質な中に力強さを感じる、とても懐かしくて落ち着く風景だった。
最近どんどん減って行くこんな風景を、時おり強く欲する自分がいる。まるで老人の様な懐古の念にいささか不安になるけれど、好きなものは仕様が無いと最近は考える様になった。
昭和の町並みを写した写真集が出版されて暫らく経った、これさえあれば、いつでもノスタルジックな欲求を満たせる最高の品だ。しかし未だに買っていない自分がいる。こんな貧乏性も昭和生まれのせいなのだろうか?
