
思い入れのある車の開錠依頼が入った。インフィニティQ45だ。
何を隠そう駆け出しの頃にピッキングを断念した車。泣く泣く他の手段へ切り替えて開錠した。
助人サービスは「ピッキング」を売りにしている。カギの閉じ込みに対して、愛車を傷めない作業に特化しているのだ。しかし、当時のA隊員は歯が立たなかった。
あの頃は寝ても起きてもこの車ばかり。悔しい気持ちが強力なバネになり、原動力にもなった。今では懐かしい思い出だ。
今回のインフィニティも普通にピッキングで開錠。この「普通」の中には、のたうち回った経験がギッシリ入っている。
言葉では表せないほどに。
