
深夜、さいたま市大宮区よりエスティマの解錠依頼。首都高速埼玉大宮線に乗り現場に向かう。指示のあった場所は大宮駅東側だったので新都心西出口で高速を降りた。
時間も時間だけに車も少ない、まして歩く人も殆どいない。ところが駅のすぐ横を通る道に入ると風景が一転した。片側一車線の対面交通の両脇にはタクシーがズラリ。歩道は行きかう人で賑わっている。そして車道は渋滞。現場まで後僅かなのは分かっているけど一向に進む気配は無し。
やっとこ渋滞から抜けたと思ったその直後に、駐車していたタクシーが突然動き僕の前のタクシーに接触、ガンッ!と鈍い音がした。「またここから渋滞か?」そう頭を過ったところで意外な展開に。横から出てきたタクシーの人は窓から手を出し「プッ」っとクラクションを鳴らす。そしてぶつけられたタクシーは何故か止まらずスルー。「あれ?」どうなっているんだろうと疑問符が浮かぶが、ぶつけたと思しきタクシーを通り過ぎて納得。前車に接触したと僕が勘違いしただけで、実は電柱にぶつかっていたようです。そんな事を目撃しつつもなんとか現場に到着。作業を速やかに完了する。
さて帰ろうかと思ったが、先程の道を通るのは避けた方が無難な気がする。回避可能ならば、わざわざカオスに突入する必要も無いでしょう。と言う事でちょいと遠回りをし高速入口に向かった。
その道すがら。前を走っている軽自動車の運転手は携帯で通話していた。「キョロキョロしてるな~」と注意して後ろを走っていると、突然ブレーキを踏みウインカーを出さずに左折。すると直後に「バギンッ!」と衝突音。何故か曲がり切れずに壁に突っ込んでいた。
今夜は何かがおかしい。歯車が噛み合っていない様な違和感を感じる。ホラー映画で追い詰められた主人公のように、早く夜が明けて欲しいと願った。
