
昼下がり、とあるコンビニ駐車場からフォード・マスタングコブラの解錠依頼。照り付ける日差しがより強くなった中、現場へ向かう。
遮蔽物の無い駐車場に止まっているコブラの天井からは陽炎が出ていた。やはり黒は熱吸収率が良いのでしょうか?隣にある白い車より陽炎の揺らめきが大きい。バイクに付いている外気温計は38℃を指している。路面温度はもっと高いに違いない。バイクを降りヘルメットを取ると途端に滝の様な汗が噴き出した。まだ身体が暑さに慣れ切っていないのかな?必要以上に汗が出ている様な気が…?汗で携帯が壊れないか心配しながらお客さんに連絡。
暫くすると3歳位の子供を連れたお客さんが到着。早速、運転席ドアの前にしゃがみ工具を取り出す。それをセットしようとドアに触ると「じゅっ!」って音がしそうなくらい熱かった。なんだかとっても熱いんですけど。解錠する時のピッキングはギターを弾く時のピッキングに似て、少しボディーに触れた方がピックとテンションを繊細に扱える。特に外車の場合、オルタネイトテンションとサーキュラーピッキングが肝となるので、少しボディーに触れる事が僕個人としては重要なのです。
我慢しようかと思ったのですが、あちっあぢって変な動きも何なので、着ていた長袖Tシャツの袖を引っ張ってそれで手をカバーしてみた。これがとっても良い塩梅。おかげで時間もかからず解錠する事が出来た。
走り去るお客さんを見送った後ふと気付く。汗が止まっている。こいつはイカン!とコンビニで水を買いグビグビと一気飲み。ほっと一息して間もなく、また大量の汗が噴き出した。元来水捌けの良い体質なのは知っていましたが、まるでスポンジのような自分に少し笑ってしまったのでした。
