東京レスキュー助人サービス株式会社受付窓口03-5809-9677
検索

貰い泣き

貰い泣きに掲載されていた画像

埼玉県某所よりニッサン・セレナの子供インロック。普通に下道で行った場合30分かかりそうな距離でしたが、現場は首都高降り口から数分の場所。迷う事無く高速に乗った。

幸いにも下りは空いている時間。混んでいる個所は一切無く一気に目的のインターまで。高速を降りた時点での経過時間は10分程。後数分で現場に到着できる筈。目印のファミリーレストランで曲がりセレナを目指す。

該当住所に到着し一回りしたがセレナが見当たらない。電話をする為エンジンを止めると何処からともなく号泣が聞こえた。「はっ!!」となりそちらの方を見るとセレナがあった。頂いた住所に気を取られ反対側を見落としていた。危うく行きすぎるところでした。急ぎバイクを降り車に駆け寄る。旦那さんが僕に気付き近付いてきた。「お待たせしました直ぐに開けますので」と僕が言うと、「早かったですね。夫婦喧嘩の真っ最中だったので助かります」と言われた。車を見ると奥さんが窓から中を覗きシャクリ上げて泣いていた。

中では火が点いたように子供が泣いている。ドアに張り付く僕の隣では奥さんが電話をしながら泣いている。集中しようとすればする程奥さんのシャクリ上げる声が耳に入る。貰い泣きをしている場合でないのは分かっていますが、正直貰いそうでやヴぁいのです。ですがここは根性で乗り切り無事にドアを開けた。

その後、書類を作成しているとご夫婦が小声で何かを話されていた。何となく耳に入る語調から察するに喧嘩は収まったようです。子供も泣きやみジュースを飲んでいる。奥さんの顔にもやっと笑顔が戻りました。

そう言えば最近友人に「近頃涙腺が緩んだような気がする」と話したら、それは歳を取ったからだと断言された。僕は頑なに否定したが決して譲らない友人。彼曰く「俺がそうだから間違いない」と言っていた。遠くに見える飛行機雲を眺めながら彼の言葉を思い出す。そうしているうちに強ち否定できないような気がして来たのはここだけの秘密です。

受付案内・ご依頼03-5809-9677