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ボンゴフレンディ 子供インロック

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ADバンの解錠を終えた昼前。トイレに行きたいな~と思いながら拠点に戻る途中、川口市某所よりマツダ・ボンゴフレンディの子供インロック。閉じ込み発生から既に1時間以上経過しているとの事で急がなくてはならない。幸いな事に停車した場所が首都高乗り口前だったので、降りるインターだけ聞いて地図も見ずに高速に乗った。

高速から降りた後、本部に電話で誘導してもらう。現場までは県道一本で3km、直ぐに現場近くまで到着する事が出来た。ところが区画整理中なのか広い3桁番地で1桁の枝番表記がない。ゆっくり進みながら辺りを確認するがボンゴが見つからない。そうこうしていると奥の行き止まりに辿りついてしまった。オンラインマップで検索してもらうが枝番は出ない。Uターンするべくミラーを見ると女性がこちらに走ってくるのが見えた。振り返ると「東京から来たロードサービスの方ですか?!」とご依頼主。直ぐにUターンしお客さんの後に続いた。

駐車場に到着するとボンゴの前には違う車が一台ピタリと止まっていた。気付かずに通り過ぎた理由を理解。反省するのは後にして今すべき事をしなければ。ヘルメットを取るのももどかしくグローブを付けたまま工具を掴む。そして中で子供が絶叫している車に駆け寄った。

工具をセットしながら深呼吸を一つ。そして己の役目を果たそうとする鍵と対話する。ピッキング途中で降参した風を装い深みに引き込もうとするのがマツダさんの鍵。それは承知済みなのでハマる事無く速やかに解錠した。

涙と鼻水でグチャグチャになっていた女の子の顔も、スポーツドリンクを飲み乾す頃には笑みが浮かぶ。僕の問いかけにもハニカミながら答えてくれる。それとは反対に終始冷静だったお母さんが放心してしまった。無理もありません。暫く間を置き話を聞かせて頂いた後、書類を作成し現場を後に。

少し離れた場所まで移動し終了報告の連絡をする。そして缶コーヒーを買って僕も一息。すると気が緩んだせいか猛烈な尿意が襲ってきた。そう言えば朝から一度もトイレに行っていない。一度感じてしまうとどんどん強くなる。モジモジしながら地図で公園か何かを探すが近くには見当たらない。だんだん前屈みになってくる。一口しか飲んでいないコーヒーに後ろ髪を引かれながらも、実はそんな事考えている場合では無い程やヴぁかったのが正直なところです。

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