
お世話になっている駐車場管理会社さんから放置車輌の解錠依頼。
いつものご担当者さんと合流すると開口一番、「H隊員、またですよ、ナンバー見て下さい」と言われた。ナンバーと言えば1月にご依頼頂いた時には紙で作ったってのがあった。最近多いなぁと思いながらも車輌後ろに回る。そこには封印を解かれ一部文字が削られたナンバーがあった。
車内を覗きこむと助手席に皮靴とYシャツがある。後部座席にも衣類やら何やらが散乱。もしかしてここに住んでいる人がいるのか?と思ってしまう状態。なんか生活感を見てとれるんですよ。
以前、北海道をツーリングしている時に声をかけられた、京都ナンバーの軽自動車に乗ったお爺ちゃん。車の中で寝泊まりしながら各地の温泉を巡ってるとの事。「ばあさんも連れてこようと思ったんだけど断られたよw」と笑っていたけど当時既に半年旅をしていると聞いて驚いた。「ばあさん泊まるのは旅館じゃなきゃヤダとぬかしおってのぅ」「でもそのおかげで長旅が出来てるんだけどなw」「あと半年は帰られそうにない。まだ行くとこがあるから」何とも豪快だなぁと思った。そのお爺ちゃんの車の中と今回の放置車輌内の雰囲気が似てるのです。暮らしの痕跡とでも言うのでしょうか?
解錠後ドアを開けると生きとし生ける者の匂いが立ち込めていた。それはついさっきまで人が寝ていたような印象を受ける濃さ。正直あまり気分のいいものではない。まして偽造ナンバーを付けたまともじゃない車輌。色々と妄想してみましたが僕の仕事は解錠のみ。これ以上深く考えるのは止めときます。
