
早朝のバッテリー救援要請、未だ人気の無い住宅地にて静かに作業を進め無事にエンジン始動を済ませて出発するお客さんを見送った。
作業後に一息つきながら夜が明けたばかりの辺りを見回すすると近くになんとも言えない雰囲気を放つバイクが一台、近寄ってみると暫く乗られて無いと思われるホンダのホークであった。
それにしても見事な自然との同化ぶり、下草の絡みつき加減や、油分の洗い流されたシリンダーの質感などまるで謎の滅亡を遂げた文明の遺跡のような佇まいです。
「自分以外の人間が突然消えてしまう」そんなSF映画が昔ありましたね。
静まり返った早朝の住宅街はまさにそんな雰囲気不意に寂しさが込み上げて、日々の喧騒が恋しくなるのでした。
