
VW・GOLFの解錠依頼。現着後速やかに解錠を完了させ車輌の前で書類を作成していると、フロントグリルにR32の文字を見つけた。
R32は以前の日記にも書いた狭角V6エンジン=VR型エンジンを搭載しています。普通のV型エンジンは横から見るとVの字をしていますが、このエンジンは並列エンジンのように一つのシリンダーブロックしかありません。Vの各シリンダーをぎゅ~っと限りなく近づけて一つにまとめた感じです。で、普通のV型DOHCは各シリンダーにカムシャフトが2本づつありますが、VR型エンジンは並列エンジンのように2本しかカムシャフトがありません。いくら並列に近い形のエンジンとは言え、並列のようにキレイにシリンダーが並んでいる訳ではありません。なのに2本しかカムシャフトを必要としていないのはSOHCの様なロッカーアームを使っているからなんですねぇ。ロッカーアーム式DOHCと言うらしいです。V型エンジンとしてはSOHCとDOHCの良いところ取りと言うか、上手く補っていると言うか、なんとも素晴らしい発想だと思います。
ロッカーアーム式DOHCと聞いて思い出すのが、新しく発売されるVFR1200F。こちらはDOHCではなくSOHCなんですが、吸気側のカムシャフトは直押しで、排気バルブはロッカーアームを使っています。いわゆるユニカム・バルブ・トレインと言われている機構で、VR型エンジンのシステムと良く似ています。
話しは戻ってGOLFなんですが、てっきりR32は現行車なのかと思ってたのですが、VWさんのサイトを見ると見当たりません。VR型エンジンは他の車輌で使っているようですが、GOLFでのラインナップは無くなってしまったようです。【R】=レーシングの名を冠した走りを追求したモデル。んん~ちょっと残念。
余談ですが、VR型エンジンの「V」はまんまV型エンジンの事ですが、「R」はドイツ語の直列エンジンを意味するReihenmotorのRだそうです。
