
メルセデス・A170の解錠依頼で現場に駆けつけると、そこには黄色のチャイルドシートが二つ付けられた黒いAクラスがあった。車の横には若いお母さんが立っていたので「もしかして子供インロック?!」かと思い焦りながらお客さんの元へ。一気に吹き出した汗も拭わず窓から中を見ると、二つのチャイルドシートに子供の姿はなかった。ホッと胸を撫で下ろし、キョトンとしているお客さんに僕の勘違いを説明。するとお客さんはインロックの経緯を説明してくれた。
「子供を降ろして後ろから荷物を出していたんですが、荷物を一階に置こうか二階に置こうか考えていたら鍵を置いたままハッチを閉めてしまったんです。あっ!!と思った時にはもう遅くバタンと閉まったんですが、これは前にもやったことがあって、その時は問題なくハッチは開いたんですよ。でも今回はバタンと閉まったあと、ピッってウインカーが点いて全く開かないんです」との事。ピッってウインカーが点いたのは、何らかの要因でセキュリティが作動したからなのかな? と後ろから中を覗くと、なんとキーレスリモコンがハッチバックに挟まっていました。それも丁度ロックスイッチを押すように。
解錠後ドアを開けると、炎天下に曝された車輌の中はとんでもない温度になっていた。ブーツを脱いで車内に入ると、引いていた汗がまた一気に吹き出す。その滴る汗で革のシートを汚さないようハンカチで汗を拭い拭いリアシートまで移動。キーレスは軽く挟まっているだけでしたので車中から引っ張るとスコっと抜けました。挟み込んだ事でスイッチ類が壊れた様子もなく、動作確認では問題ありません。樹脂部分に挟まったのが不幸中の幸いでした。
それにしてもこの時期の子供インロックは本当に危険だと思った。大人でさえ車内に入るのを躊躇してしまう程の温度なのですから、体力の無い子供が閉じ込められた場合の緊急度は尋常ではありません。これからお盆にかけ出かける機会が増えるかと思います。猛暑はまだまだ続くと予報されていますので、お子様のいらっしゃる方は充分にご注意下さい。
