
2008年ボルボ・V50の解錠依頼で指定住所に到着したが依頼車輌が見当たらない。番地を外れないように付近を一周してみると、何処にも抜けていない細い私道を見付けた。その入り口は該当住所の正反対にあったので、恐らく袋小路の奥がお客さんの自宅だろうと推測。朝の早い時間と道が狭い事もあったのでエンジンを切ってバイクを押して入って行ってみた。奥に進むと突当り手前にV50が停まっていて、その前にはシーマが止まっていた。V50の真横はお客さんの自宅前で、その奥には4軒ほどの家があった。もしかするとV50が栓になって奥の車が出られないのかも?と思ったところでお客さんが車の陰から出てこられた。バイクを停めて挨拶をするとお客さんはかなり焦っている様子。やはり奥の車が出られないのかな?と思ったら、なんと赤ちゃんインロックでした。ええ!それは聞いていませんでした!と中を覗くとベビーシートで赤ちゃんがスヤスヤと眠っていた。取りあえずその日は気温が低く少し肌寒い位だったので車内の温度は問題なさそう。でも「私の車で奥の家の旦那さんが出勤できないんです。出来れば早く開けて頂けると助かります…」とお客さん。奥の車の事もありますが、それよりなにより赤ちゃんが最重要。あたふたと工具を取りにバイクへ走った。
ご存じの方なら理解できるかと思いますが、この年式のV50に付いている鍵は高難易度です。と言う事もあり昨今無い位の興奮状態に突入。脳内で変な汁が湧きだすのを感じながら猛烈な勢いで作業を開始。頭からスピーッ!っと湯気が出そうになりながらも何とか数分で解錠、ドアを開けると赤ちゃんはまだスヤスヤと眠ったままでした。そしてシーマの旦那さんも遅刻をしなくて済む時間だったらしく、こちらも合わせてホッとしました。
暫く振りの赤ちゃんインロック。何度やってもやはり緊張します。
