
VFR800に乗り始めてから、かれこれ10年目に入ります。間もなく訪れる10万kmを前にちょこっとこのバイクに付いて振り返ってみようかと思います。
正確な名称は「VFR」で、実は800と言う数字は含まれていないのです。250cc現行の「VTR」と同じ感じで数字が付かないんですねぇ。でもだからと言って「VFR」とだけ言ってしまうには、ご先祖様や兄弟があまりにも多過ぎで混乱してしまいます。なもんで明確に車種を分ける為”800”と排気量を付けて語られる事が殆どです。
このオートバイを買ったのは2002年で、俗に言うVFR800の2型が出た直後でした。購入前は他車種と比較してかなり悩んだのですが、センタースタンド付きでフルカウルツアラー、車体サイズ及び排気量がほどほどの大きさ、と言う事が決め手で先代のVFR800を選びました。2型の方はフロントマスクがイマイチ好きになれなかったものでして。で、納車後の初乗り第一印象は「ミャーミャーとカムギアトレインがうるさい」の一言に尽きます。この俗に「エアクリーナーボックスに猫がいる」と言われる「ミャッ ミャーッ!」と高音で騒がしいカムギアトレインの音に慣れるまでは、何となくこうやる気が削がれると言うか、何かこうフっと気が抜けると言うか…。まぁ聞き慣れてしまえば普通のエンジン音に聞こえるようになるんですが。
VFR800に乗るようになって驚いたのが、ライダーが下すこのバイクに対するネガティブな評価の多さ。僕が購入した当時は、800が白バイに採用された翌年ってのもあったのかもしれませんが、それにしても酷い謂れを受けた事も少なくありません。一番多かったのが「そのバイクで後ろを走られると気分が悪い」です。それは自分に問題があるからだろう?と言い返してみるとVFR800のコンポーネント全てを否定して来たり。また極めつけは、今は既に潰れてしまった某ホンダ店で「なんでまたそんな変なの買ったの?」って言われた時には意識が遙か彼方に飛んで行きました。そしてバイクってのには値段やジャンル以外に、当事者になるまで知りえない無意識のヒエラルキーが存在してるんだなぁと感じたのでした。
そんなこんなで売ってしまおうか?とも少なからず考えたのですが、基本V型エンジンが好きなので売る事が出来ず現在に至ります。途中でVTR1000FやVTR1000SP2を増車したりはしてますがVFRは大切に乗ってきたつもり。去年までに一頻り悪い所を直して調子は頗る良いのですが、とうとう決断をし近日中に乗り換え予定です。と言う事で、簡単ではありますが長らく乗ってきたVFR800に付いて振り返ってみた次第であります。
