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トヨタ・エスティマ、バッテリー上がりのご依頼。

車輌購入後5年経つそうですがバッテリー交換は一度もされていないと言うお客さん。ご自宅近くの一番近い駅まで徒歩で30分、バスでも5~10分は必要なので移動は専ら車で乗らない日は殆どないらしい。なので毎日の走行充電が幸いして5年ももったと思われます。「前の車は一度も交換しないで廃車にしましたよ」と笑いながら言われたので何年乗ったのか聞いてみると「多分8年位だったと思う」との事。あまりの年数にビックリしたのですが、もしかするとお客さんが知らないだけで実は何等かの整備の時にバッテリーが交換されているのでは…?と薄ら考える。すると正にそれを見透かしたように「嘘っぽいでしょ?でも本当なんですけど、実は廃車にする時まで気付いてなかったんですけどね」とイタズラっぽい顔をされた。「この車(エスティマ)に買い替える時、ディーラーさんと二人で古い車のボンネットを開けてエンジンルームを眺めてなんですな。そうしたらバッテリーに取り付け日が書いてあった。気になったので汚れを拭って見てみると、それは納車整備の日だったんですよ」

性質上、鉛バッテリーは過度の放電や電圧低下したままの状態で放置をすると、内部電極に固い結晶が付着して性能が低下します。この結晶が所謂サルフェーションです。この事から鉛バッテリーは放電直後に適切な充電を行うのが性能維持に不可欠だと言われています。使わなくても自然放電しますので、毎日乗って常に充電する事はバッテリーの性能維持には最良なんですね。ただ充電状況が良いからとは言え経年劣化は避けられませんので、新品状態を維持できるとは言えず少しずつ劣化は進みます。

「このバッテリーはもう使えないかな? 1時間位乗ったら復活しない?? 前のは廃車までもったから今回も頑張ってくれたらなぁ…」と言われるお客さん。昨夜乗ったのに今朝11.5vまで下がってるのは状況的に厳しい。それに何よりサルフェーションがモリモリと湧き出してしまっているので交換以外に手はないと思われます。そこでお客さんにサルフェーションが噴出した状態を見て頂くと、「ああぁぁ…これは駄目だね、直ぐ交換行ってきますわ…」と即納得して頂けたのでした。

サルフェーションが表に出てきたバッテリーの絵図らは具合の悪そうな見た目なので、バッテリー交換の必要性を納得して頂けるインパクトがあります。

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