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コリジョンコース現象

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BMW・323iの解錠依頼。接触事故の混乱で閉じ込んでしまったと言う事らしいその現場は、千葉県北部某市の川沿いという事だけで正確な住所が分からないらしい。それでもなんとか貰えた情報を元に検索してみると、かなり広い農地を曖昧に指示した。場所を考えると遮蔽物のない広域農道での事故思われる。果たしてどんな事故だったのだろうか? そう考えたとき、自分の故郷北海道十勝地方に多い【コリジョンコース現象】を思い浮かべたのでした。

現着後、作業に入ろうかと運転席のドアを見てみると、なんとドアノブがなくなっているではありませんか。車はエンジン始動中で、運転席ドアのロックだけが解除してあるのですが、肝心のドアノブがないので車内に入れないという状態です。ドアを開ける方法は色々と思い付きましたが、事故の衝撃で1cm程開いていた助手席の窓に気付いたので、そこから秘密の奥の手でゴニョゴニョして完了です。

全ての作業が終わった後、少し離れた場所にいた加害トラックの方に話しを伺うと、事故の原因の一つとしてコリジョンコース現象があったように思われました。

右手の高架橋と並走する脇道を北上していたトラックと、そこと十字交差する優先道路を東に向かい走って来たBMW。トラックは一時停止が前方にある事に気付いていたが、左手から迫るBMWにはコリジョンコース現象の為か全く気付いていなかった。視界が開けている左方から迫る車を認識出来ていないトラックは、一時停止が近付くにつれ自然と右方向のみへ注意が行く。そして停止の確認は高架の陰になっている右側のみで、左を見ずに前へ出でてしまいBMWと接触した模様です。トラックの当人はずーっと左側に車がいないと錯覚していたので、交差点で事故を起こした直後は「BMWが突然湧いてきた」と思ったそうです。

コリジョンコース現象=田園型事故 別名、十勝型事故とも言いますが、地元民としては不名誉な名前だなと思う反面、十勝で時折起こる不思議な事故の典型でもあります。免許取りたての友人が亡くなったもこの事故でした。平坦な田園風景が続く場所では起こり得るコリジョンコース現象。北海道のみならず広域農道を走る時は充分に注意したいと思います。

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