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以前にも見た光景

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まだ暗い時間に軽トラのバッテリージャンプ依頼。拠点から近かったのでサクっと到着してサクっとジャンプ。時間的に遅刻せずに済みそうだと窓から手を振るお客さんを見送った。

終了報告を終えて缶コーヒーを飲んでいると裏路地からバイクを押して出てくる人がいて、僕の近くにバイクを停めるとエンジンを始動した。早朝なので近所の事を考えて表通りまでバイクを出してからエンジンをかけたと思われます。バイクは至ってノーマルな二気筒400ccの車輌ですが、気温が低いのでオートチョークが働きエンジン回転が高い。そのせいってのもあってか意外と排気音は大きくなっていた。

エンジン始動後暫くメーターを見ていたオーナーさんは僕に軽く会釈をすると自動販売機に向かった。デミタスコーヒーを買って戻ってきたオーナーさんはバイクの近くまで来るとコーヒーのシェイクをする。そしてこの後衝撃な出来事が。なんとシェイクしていた缶コーヒーが手からすっぽ抜けバイクのガソリンタンクを直撃。かなりいい音を立ててぶつかっていた。「はっ!」っとなってタンクを撫でるオーナーさんですが音と勢いから想像するに凹みは避けられない気がした。

声をかけようかと思ったけど心中察すると触れない方がいいかも?そう思って立ち去ろうとしたらオーナーさんが泣きそうな顔でこちらを見ていた。その顔を見て話しを聞いてあげたほうが良さそうな気がしたので近付いて声をかける。すると「タンクが…」と呟き指をさすその先にあったのは僕の想像より遥かに軽傷なタンク。凹みはなくて塗装の剥がれもない、表面のクリアが擦れて白くなっただけだった。「タンクが凹んで塗装も剥げてるかと思ったけどこれならコンパウンドで磨けば目立たたなくなりますよ」とオーナーさんに言うとホッとした様子で笑顔になっていた。それにしてもかなり良い音がしていたけど軽傷だったのは不幸中の幸いです。缶コーヒーの角じゃなく面がヒットしたのかもしれません。

同じシチュエーションの缶コーヒー直撃を過去にも見たことがあります。あれは確か新車の慣らし中とオーナーさんは言っていた。その新車さんはタンクが凹んで自分も凹んでいたのを思い出します。

バイクや車の近くで缶コーヒーを振るのは危険ですね、僕も注意します。

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