
トヨタ・ヴィッツのインロック、必要ならバッテリージャンプという依頼で某所マンション前まで。ご依頼のお客さんは随分と若い女性でした。
「それでは鍵開け作業に入りますが鍵は車内のどの辺にありますか?」と僕が聞くと「鍵はあるけど開かないんです」とポケットからスマートキーを取り出すお客さん。あれ?インロックじゃないんですか?とビックリしていると「リモコンが利かなくてドアが開かないんです、鍵もないのでどうしようもなくて…」。
車はマンション前の路上に停まっているので、状況的にバッテリー上がりの可能性が高い。停車時間も短いのでヘッドライトの消し忘れではないかと推測します。と言う訳でスマートキーをお借りし、メカニカルキーを取り出すと「そんな所に入ってたんですか!?」と驚くお客さん。トラブルがない限りなかなか気付かないですよね最近の内蔵キーは。
その後、ブースター接続でエンジンを始動しましたが、バッテリーにサルフェーションがあったりと状態が良くありません。これから冬を向かえる事もありバッテリー交換をお勧めすると何処かに電話をするお客さん。そして暫くして電話を切ると物凄く暗い表情になってるではありませんか、なんだか気になっちゃいますよね。なので話しの流れで聞いてみました。
今回のトラブルが起きるまで乗っていたのは実は一番上のお姉さん。そして姉は車をマンション前に放置してどこかに行ってしまい連絡がつかないらしい。で、もう一人の二番目の姉が車を使おうと思ったらそんな状態で上姉に激怒。車が使えず予定が狂い時間がないので一番下のお客さんに何とかしておけという流れらしい。
「姉にバッテリー交換しておいてって言われたんですがバッテリーって安くないですよね…?」と嘆くお客さん。お姉さん達じゃなくてお客さんがバッテリー代を出すんですか?とお聞きすると、「私が一番下っ端なので逆らえないんです、姉達には…」と複雑な表情、少し可哀想でした。姉妹の在り方も色々ですね…
※注 :ヴィッツのガソリンは常々姉二人が入れていて、学生でお金がないお客さんはそれを恒常的に使わせて貰っているとの事。なので今回のバッテリー交換位は末っ子が払いなさい、という事みたいです。
