
バイクの限られたスペースながらも用意は周到、物理的破損で現場復旧が不可能な場合を除き必ず依頼を完遂する。常にそうあるべきとの姿勢で各隊員は仕事に勤しんでおり、イレギュラーも想像の範疇に収める努力をしております。
ところが稀にその枠を越えた難作業に遭遇する事があります。それは往々にして緊急事態の場合が多く、柔軟な発想と強いメンタルが求められます。殆どの場合、無難な時間で解決出来るのですが決して褒められる出来ばかりではありません。
あるメーカーに二癖あるキーシリンダー(錠前)があります。そのシリンダーに仕込まれた秘密は6年前に把握済みで対応は完了していました。勿論、既に何10台もの解錠実績があるので全く問題ありません。ところがその問題無い筈のシリンダーと対となるキーが”特定の形状”だった場合、今までの正攻法では著しく解錠困難である事を目の当たりにします。確率からすると出会わない方が高いその形状、その低確率が慢心しきった僕に訪れたのは事もあろうか子供インロック、試されているとしか考えられません。結局いつのもとは違うタイプのピッキングで辛うじて事なきを得るのですが、通常の解錠時間と比較すると本当に申し訳ない気持ちになりました。
新たな問題が発覚し、今までの作業内容を全て見直すほど物事を動かさなければならない時は、往々にしてこう言う緊急事態なのかもしれません。でもそれはネガティブな事ではなく逆にチャンスを与えられたのだと、僕はそう強く思うのです。
本年も多くのご依頼を頂き心より感謝を申し上げます。これからも一件一件の仕事からヒントを得てスキルとし、成長して行く所存です。2015年も助人サービスをよろしくお願いいたします。
