
昼過ぎ、BMW・525iの解錠依頼である病院まで。
白衣を着た年配の女性がご依頼主。胸に付けている名札には病院名と同じ苗字があり、その上に「婦長」と書いてあったので病院で責任ある地位の方と思われます。そのお客さんに物腰の柔らかな口調で「申し訳ないのですが、この後、予定があるので少しばかり急いでます」と言われ俄然やる気が出ます。
車輌は2010年式で、少し深い鍵穴がドアノブと一体になっている、ちょっと難しいタイプ。この種類のドアノブが出始めた数年前は、解錠依頼があれば随分と構えて挑んでいた事を思い出します。月日が流れた今となっては構える事もなくなりました。
そんな事を考え、時の流れを感じつつ感慨に耽っていると、これまた白衣を羽織った若い男性がやって来ます。そして婦長さんと何やら話し込むのですが、聞くでもなしに耳に入ってくる会話が物凄く重い…
今更ながら、人の生死に関わる職業の方は本当に大変なんだと思いました。話しの内容から、既に525iの解錠を済ませているのに、声をかけるのを躊躇わざるを得ないほど重いモノだったのです。
病院を離れてからも何だか色々考えちゃいました。
