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ベンツ・Gクラスの開錠のご依頼がありました。今回のお客様はお医者様です。医療道具を車にとじ込みをしてしまったとおっしゃっておられました。現着早々立て続けに「何時間かかるの?」「絶対開けてね」「どうしても必要なんだよ」とおっしゃられ圧倒されました。予定の時間がせまっているご様子です。

こちらも慌てて作業準備をして緊張感MAXで鍵穴をのぞきました。慎重にピッキングしなければ・・と思えば思うほど震えてしまいスムーズにピッキング出来ませんでした。それでも何とか開錠完了。お客様も余裕で予定に間に合うとのことでした。

道具を片付けていると、まだ震えている自分に気づきました。お医者さん=人命救助という思いがあって、いつものような精神状況を保てないのかもしれません。するとお客様から背中をポンと叩かれ「広背筋と筋が張り詰めているよ」「もっと頭を前に出すと楽に作業できるよ」と教えて頂きました。

突然のことに意表を突かれていると「患者さんの多くはアスリートでね」「身体は大切に使っていかないとね」と言われて爽やかに去っていかれました。

気が付くと緊張感が取れてリラックス出来ていました。「なるほど。広背筋か・・」と思いながらストレッチしてみると、何だか気持ちも晴れやかになってきます。

お客様がスポーツ外来のお医者さんかどうか分かりませんが、とても勉強になりました。東京オリンピックで盛り上がりつつありますが、アスリートの方と共にお医者様の活躍を願っています。

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