
開錠中、たまにお客さんから「その道具があれば私にも開錠出来ますか?」と質問されたりします。本来なら「そんなの絶対に無理!!」と腕をバッテンにして100%否定したいところですが、接客中なのでそうもいかないわけです。
丁寧に言葉を選びながら「さすがに道具だけでは・・・」と濁しつつ、察してもらえるように答えています。でも心の中では言いたいことが山ほどあったりします。
トップランナーの愛用シューズならフルマラソン2時間で走れるんだろうか・・プロのゴルフクラブなら簡単に70前後のスコアが出せるんだろうか・・旋盤があれば誰でも下町ロケットになれるんだろうか・・偉くなったら仕事内容がラクになるんだろうか・・お金があれば幸せになれると思うんだろうか・・
全ては道具や手段でしかないわけです。シューズなんてシグマで充分ですね。走る才能が芽生えたら、高価なシューズのほうから「俺を履いてくれ!」とやってきます。
お金も一緒で世の中に役立つキッカケとともに集まり出すようなものなので、お金が欲しかったら大望を抱くしかないです。大望ないままお金を得ようとすれば、大きなしっぺ返しが待ってますね。
不幸の多くは、目的がないまま道具を欲しがることだろうと思います。
