
ハイゼットのバッテリー救援で現着するとご依頼の息子さんがすぐに出てきました。「できれば直さないで帰ってくれませんかね」
お伺いするとご依頼のお父さんはもうすぐ90になるそうで、耳がかなり遠く運転が怪しくなっているそう。1年以上前にバッテリー上がりで車を動かせなくなりこれ幸いとそのまま運転しないでいてくれたそう。しかし任意保険のパンフレットで出張修理無料の文字をみて勝手に依頼されてしまったそうです。一通りの事情をお伺いするとご依頼のお父さんが大きな声で「わざわざ来てくれてありがとう」と登場です。
待っていたのは20年以上前のハイゼット。お父さんは「これで北海道に行ったりもしたんですよ」と嬉しそうに話してくれます。バッテリーを点検すると交換が必要な状況。一応ジャンピングブースターを繋いで始動をすると、とても嬉しそうな表情になるお父さん。しかし息子さんの意向もあり復旧させずに完了です。
戻りの道中、自分はお父さんの年齢になった時に好きなものを手放す勇気を持てるだろうかって考えてしまいました。80過ぎても大きなオートバイに乗っていたいという野望があるのですが、周りに心配や迷惑をかけてまで執着するわけにはいきませんからね。
将来の自分へ今のうちに伝言しておこうと思います。
