
人間というものは、得難いものほど求めてしまうものです。
私は猫舌なので、アツアツなものが食べられません。ヌルくなってからゆっくり頂くのが私のスタイルなのですが、アツアツで出されたお料理は、理論的にはアツアツの状態が一番おいしいはず。
私も本当は食べてみたいのです。アツアツのラーメンを。アツアツのキムチ鍋を。アツアツの小籠包を。
しかし、食べられないほどのアツアツを我慢してまで食べて、本当においしいと思えるのでしょうか?一番食べやすい、ヌルい状態でもおいしいと感じるならばそれもひとつ、幸せなのではないでしょうか?
答えはわかりません。食べてみるまでわかりません。
自分が決して行くことはできない地上の世界に思いを馳せたリトル・マーメイド。私には彼女の気持ちが痛いほどわかります。
いつか、アツアツの料理を…。
