東京レスキュー 助人サービスはロードサービス専門業者です。
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by A隊員

2009.12.31(木)晴れ
答えより 「問い」

あらかじめ用意された問題を解いていく。
社会に出るまで、この作業を数え切れないほどしてきました。

なので問いかけられたら、放っておかないのが人間ですね。
分からなければネットで調べたり、他人に聞いたりするもんです。

でも逆は大変です。
問題の見つけ方なんて誰からも教わってないですから・・
解くに値する問題というのは、本当に必要と思わないと浮かんでこないですね。
ものすごく痛い目に会うか・・劇的な場面に遭遇するか・・
自分自身の中に深く入り込まないとなりません。

今年は本当に収穫の多い年となりました。
大切なのは結果より経過・・答えより「問い」というのに気付きました。
助人サービスが抱える問題、自分自身の問題を振り返りました。
自己否定から入るんで、ポジティブな人間にとっては辛い作業なんですけどね。

不安というのは、行動することを妨げてしまいがちなんですが・・
今はもう問いかけられているので、止まってなんかいられないです♪

今年も助人サービスを応援していただきありがとうございました。
来年はたぶん飛躍します。ご期待下さい♪


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by H隊員

2009.12.31(木)晴れ
2009年大晦日

 大晦日を迎え、いつもの様に今年を振り返ると、例年に負けず劣らず濃密な一年だったなぁと思います。
 考えることは山ほどあるのに、足掻くばかりで答えが見つからない事も少なくなかった09年。ですが振り返ってみると皆の努力が結果として残っている事に気付きます。それはとても晴々とした気分にどっぷりと浸れるので感慨深い。自分一人でやり遂げた時とは違う、また更に格別な心地良さなんです。

 助人も来年で6年目に突入します。一人ひとりが努力を惜しまずに来たからこそ、ここまで来れたのだと思うと、素直に各隊員への感謝の気持ちが溢れます。
 また来年の今日、今と同じ気持を味わう為にもまず自分が努力を惜しまないようにしなくてはならないと肝に銘じる次第であります。
 それと今年も一年頑張ってくれたバイクの労を多とする為、108リンクあるドライブ・チェーンへいつもより更に丹念な注油をし、除夜の鐘代りに百八つ一コマ一コマに心を込めたメンテナンスを施したいと思います。

 最後に、ご贔屓にして下さった方々、お世話になった全ての方々に心より感謝を申し上げます。本年は本当にありがとうございました、来年も是非とも宜しくお願いいたします。


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by J隊員

2009.12.31(木)晴れ
煩悩

人というのは例外なく様々な想いを抱えながら過ごしているわけです。
日々を消化するうちに積もり積もってゆく様々な願望、
たとえば“こうなったらいいな”とか“○○が欲しい”とか
そしてそんな目的が達成できれば心は喜びに充たされます。

ですがもし願望が成就しなかった場合、生まれるのは満たされないという思い
そしてその満たされない思いというモノが生きて行く上での悩みだったりするわけです。

つまり不満や悩みの源は自分の願望(欲望)なんですよね
だからそんな欲望を全て捨て去る事ができれば良いのでしょうが
そうなってしまうと今度は張り合いというものが・・・ナカナカ難しいです

昔に比べると色々な願望がハッキリ少なくなったと感じます
若い頃はいくらあっても平気だった欲望が
最近はなんだか持て余す様になってきちゃいました。
そして自分が持て余す欲望というのは悩みの種になるだけの
煩悩となるのでしょうか・・・
そんな事を考えながら除夜の鐘を待つ大晦日なのでした。

本年中は大変お世話になりました、来年も助人サービスをよろしくお願いします。


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by Y隊員

2009.12.31(木)晴れ
本年もありがとうございました

間もなく2009年も終わろうとしています。
短いようで長い一年でした。

去年の暮れ頃から今年の頭ぐらいにかけて母親から電話で
「2009年から運勢が悪いから気を付けなさい」としつこく言われ
その所為もあってか今年は慎重に過ごしていたような気がします。

慎重に過ごしていたから無事な一年が過ごせた、と云う訳にはいかず
個人的に忘れられないような失敗もしてしまいました。
ただその失敗のおかげで技術的にも精神的にもだいぶ成長出来ました。
そして失敗しても前向きになれたのは色々な方達が支えてくれたからこそ。

毎年この時期にその年を振り返ると
すべての方達に対して感謝の気持ちでいっぱいになるのですが、
今年もやはり感謝の気持ちでいっぱいになってしまいました。

皆様、本年中は本当にありがとうございました。
来年も更に精進して参りますので宜しくお願い致します!


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by K隊員

2009.12.31(木)晴れ
感謝

今年も沢山の御依頼を頂き本当にありがとうございました。

来年も「迅速・確実・丁寧」をモットーに、
今年以上にお客様に満足して頂けるよう
サービスの向上に努力していきたいと思います。

2010年も宜しくお願い致します!


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by A隊員

2009.12.30(水)晴れ
閉じ込む条件

コインパーキングにてジープ・コマンダーの開錠です。
閉じ込んだ原因は「ドアの開閉角度にある」というお客さん。

隣の車にぶつけないよう「そぉっと」ドアを開けて、
そのまま離した瞬間に閉じ込んだとのこと。

アメ車がインロックしやすいのはロック機構だけではなさそうです。
車体の大きさからくる、周辺への気配りというか・・
ドアを45度まで開けると一旦静止するんですが、それより角度が小さいと
勝手に閉まるんですよね。

コマンダーはチェロキーより一回り大きいです。
駐車場の枠いっぱいというか、両隣も外車なのでゆとりがないです。

大きい外車に日本の小さい駐車場・・
片手にバッグ、もう片方に上着を持って・・

もうこれだけそろうと、インロックの条件になりそうですね。
雨が降ったり、寒くなるほど増えそうな気がします。


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by H隊員

2009.12.29(火)晴れ
バンブルビー

 深夜、シボレー・カマロの解錠依頼。

 明かりが全くない真っ暗な駐車場でお客さんと合流し話しを伺うと、「まだ車に慣れてなくて閉じこんでしまった」との事。購入後間もないのかな?と考えながら鍵を確認すると、記憶にあるシボレーとは違う鍵が付いていた。あれ?と思い真っ暗な闇に溶け込む車輌をライトで照らすと、そこには最新カマロが凛と佇んでいた。

 解錠を速やかに完了させお客さんにお聞きすると、思った通りトランスフォーマー・リベンジに出てきたカマロだった。ついつい「バンブルビー」と口をついて出てしまいそうになるのを飲み込んだ。

 拠点に戻って調べてみると、最新カマロは12/5に日本で発売されたばかりでした。お客さんが慣れていないと言われるのも至極頷けます。
 いや〜それにしてもカッコいいですなぁ、カマロ。フォード・マスタングと同様、初代を彷彿とさせるデザイン。ウィキペディアには「レトロモダンなデザイン」と書いてありますが、まさに言い得て妙です。
 特にグッと来るのは男前なフロントマスク。精悍な顔つきながら、どことなく憂いを含んだ優しさを漂わせているような印象。強いて言うならば気は優しくて力持ちってな感じでしょうか。
 トランスフォーマーのバンブルビーも気の良い兄ちゃんって感じですが、戦う様は凄まじい。カマロの印象とぴったりかと思います。
 こう書くと「お前が言うな!!」と言われてしまいそうですが、お許しをw

 と、ここまで書いておきながら、トランスフォーマー・リベンジを観ていない事を思い出しました。ミクロマン世代としては今更ながら外す訳にはいきません。近々DVDを買って観ることにします。


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by J隊員

2009.12.28(月)雨のち晴れ
年末特需

年の瀬もいよいよといったところでしょうか?
この時期、少しでも性能低下の疑いがあるバッテリーには
普段よりも一層強く、急ぎでの交換をお奨めしています。

というのも年末年始にかけては
普段あまり乗られていないクルマが最も使われる時、
まとまった休暇を利用して、長距離の帰省や旅行などと
結構ヘビーな使い方をされる事が予想されますから、

また、お正月に入ってしまうと修理工場などもお休みになってしまい
交換したくても暫く出来なくなってしまいます
せっかくの楽しい思い出も、弱ったバッテリーのせいで
一気に台無しという事にもなりかねませんからね
そんな理由での交換アドバイス超強化期間となっております。

そういった駆け込み的な需要があるのでしょうか?
移動中に見かけたカー用品店にはそれはそれは大層なクルマの行列が、
意外とクルマ関係のお店には暖かい季節なのかもしれませんね。


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by Y隊員

2009.12.27(日)晴れ
魅惑のナイトロッド

ハーレーナイトロッドのバッテリー上がり救援です。

ホームページを検索して御依頼して頂いたとの事で。
「隊員日記読みました。面白いですね〜」とお客さま。
本当にありがたいです。

数年前のVーRODは対応済みですがナイトロッドは初対応のY隊員。
雑誌の写真などでは見ていたのですが実物は迫力満点です。

バイザー風のビキニカウルに極悪なまでに太いリアタイヤ。
そしてお客様がカスタムされたであろうセパハンとバックステップ。
予想外のカッコ良さです。

肝心の作業はちょっと苦労しましたが無事に始動。
「ぜひ日記に使って下さい!」のリクエストに応えて写真を撮らさせて頂きます。

そして、お見送りする時にライディングスタイルを拝見したのですが
ハンドルとバックステップの効果でこれまたカッコいいのです。

う〜ん。かなり欲しくなってしまいました。
でも買いたいなんて家族に言えないな・・・


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by K隊員

2009.12.26(土)曇りのち晴れ
SNOW&BLUE

六本木でホンダ・オデッセイのインロック救援依頼。
場所は六本木交差点すぐ近くの裏通り。

平日深夜2時を過ぎていたが交差点付近はかなり渋滞している。
バイクで良かったと思う瞬間だ。

内溝タイプのカギをお待たせする事無く解錠すると、
感謝の言葉と缶コーヒーまで頂いて心と体が暖まる。

帰りに六本木ヒルズの前を通るとイルミネーションが点いていた。
通常は23時までの点灯のはずだが点検をしていたみたいだ。

約400m続くけやき坂通りの両サイドに、
木に雪が降り積もるかのように白く光り輝いている。

白と青の約49万個のLEDによる幻想的な光はかなり綺麗だった。


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by A隊員

2009.12.25(金)晴れ
フルアタラシー

07年フォードマスタングのトランク開錠です。
5代目から劇的なモデルチェンジを遂げた現行型です。

しかもお客さんの車は「レッドホット」という限定モデル。
日本に15台しか販売されてないようです。

ノスタルジーというかフルアタラシーという感じですね♪
初代60年代のマスタングに近づけたフロントマスクとテールランプ。
それでいて全く古さを感じさせないデザインです。
まさに原点回帰といったところでしょうか。

助人内のやりとりでも「07年マスタング入りました」という受注担当の伝達に
「07年というと・・あのかっこよくなったほう?」という聞き返す始末。
前のモデルが悪い訳ではないんですが、現行がカッコ良すぎるんですよね。

先進的なデザインや、ほとんど変わってないようなモデルチェンジがある中で、
どこか懐かしいというのもめずらしいです。

日本車では難しいケースというか・・
息の長い車でないと「フルアタラシー」にならないですね。


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by H隊員

2009.12.24(木)晴れ
バッテリー

 メルセデスE320のジャンプ依頼でバッテリーを確認した際、記載されている日付をみて一瞬我が目を疑った。  【12年8月1日】
え〜っと今年は21年なので21から12をマイナスすると… 9ですか。 ん? 9年!! マジですか!?

 俄に信じがたいがお客さん曰く、「そ〜言えば交換したことないですねぇ」との事。もうこれは本当の9年モノのバッテリーで間違いないようです。
 車の使用状況をお聞きすると、ほぼ毎日ある程度の時間+距離を乗ってらっしゃるようです。でも、それにしても随分と長持ちしたなぁと思う。おまけに今回のバッテリー上がりは室内灯の消し忘れによる完全放電でしたので、それがなければ10年の大台に乗ったのは間違いありません。
 端子にサルフェーションらしきモノは一切なく、水の補充状況もアッパーまでしっかりと入っている。これは日頃のメンテナンスもしっかりされていた事を物語っています。

 問題がない限り忘れてしまいがちなバッテリーのメンテナンス。でも忘れてしまうくらい性能が良くなったのは素晴らしい事だと思います。最近はMFバッテリー(メンテナンスフリー)も多くなり、それこそ2年以上全くバッテリーに触らず済む事も少なくありません。ですが現在でも多くの車輌に採用されている開放型バッテリーは、定期的な点検&保水が寿命に大きく影響しますのでお忘れなく。

 話しは変わって、オートバイでは90年頃から多くの車輌で採用されているMFバッテリー。最近のは水の代わりに電解液がゲルになっているのが主流になってきているようです。で、そのゲルタイプで多く使われている12Sと言う規格があるのですが(ユアサさんではYTZ12S)、このバッテリーが水タイプの12−BS(ユアサさんだとYTX12−BS)と殆どサイズが一緒なんですね、ゲルの方がちょいと高さが低いくらい。水とゲルの違いだけでバッテリーケースに入れば互換性があるのかな?と思ってバイク屋さんで聞いてみると、12S(ゲル)が標準装備の車輌に、12−BS(水)を取り付けると直ぐにバッテリー上がりを起こしてしまうとか。12Sと12−BSでは後者の方が値段が安いのですが、12S車輌に12−BSを取り付けない方がいいようです。
 同じ車種でも年式によって水とゲルが混在していたりします。バッテリー交換をする際は間違えて購入しないようご注意下さい。


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by J隊員

2009.12.23(祝水)晴れ
ちょっと一息

世田谷区からハーレーのジャンピング要請
道路も年末特有の慌ただしさが漂って結構な混みぐあい
なんだかこの時期は気持ちが落ち着きませんね。

ほどなく目的のバイクまで到着し早速作業へ、シートを外してカバーを外すと
交換時期のラベルが貼られたバッテリーが顔を出します。
ラベルを見ると交換したのは約三年前の日付
(あら?そういえば・・・)
手を動かしながらラベルを眺めているうち何か・・・

「前回もお世話になりましたよね!」
もしや・・・と振り返ったところに待ちかねたように笑うお客さん
そうです、三年前にもジャンピングの対応、
そしてバッテリーの交換をJ隊員がお勧めしていたのでした。
その後は一気に当時の思い出が蘇り(前回は結構苦労したので)
懐かしくて作業後についつい話し込んでしまいました。

年の瀬といえばどうしても気持ちも急ぎがちになってしまいますね
ちょうどそんな時に一息つく事が出来たとっても懐かしい再会でした。


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by Y隊員

2009.12.22(火)晴れ
巨大なポスト

六本木ヒルズよりガス欠の救援依頼。
住所が分からず巨大ポストの前に車両があるとの事です。

はて?六本木ヒルズに巨大ポストってあったっけ?
と思いつつ付近より連絡し誘導されつつ到着すると、ありました巨大ポスト。
本当に大きくて思わず笑ってしまいました。

しかし実際のポストではなく、
六本木ヒルズ内にあるメトロハットなる施設がポストに装飾されたもの。
年賀状を送るシーズン限定(25日までのようです)のイベントで、
17時から23時のあいだに手前にある普通のポストに投函すると
その姿がその巨大ポストに映し出されるようです。

到着したのは23時ちょっとすぎ。
なので映し出されるところは見れず照明も落とされていました。
到着予定よりだいぶ早く到着したのですが
もっと急いでいれば・・・なんて思ってしまいました。
今回はどう考えても23時前の到着は無理だったのですが・・

それはそうと我が家の年賀状。毎年ギリギリの発送になってしまっています。
今年は25日までに出せるようにがんばります。


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by K隊員

2009.12.21(月)晴れ
駐車場もイロイロ

羽田空港でトヨタ・クラウンコンフォートのインロック救援依頼。
空港に近付くとパトカーや機動隊の車両がたくさん止まっている。

どうやら天皇陛下との会見の「一カ月ルール」で話題になった、
中国の習近平国家副主席の帰国の為の警備のようだ。
勿論止められる事無く空港内へ。

羽田空港にはP1〜P5まで5つの立体駐車場があるが、
今回は2つあるタクシー専用のタクシープールでのインロックだった。

到着すると40〜50台のタクシーがきれいに並んで止まっている。
御依頼主は並んでいる途中でインロックしてしまい時間を気にしていたが、
即解錠し後続車にも迷惑を掛けずに済んだので安心して頂いた。

終了後は何時もの様に少し飛行機を眺めて癒されてから帰路に着いた。


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by A隊員

2009.12.20(日)晴れ
脳内デフラグ

日常というのは情報を蓄積していくようなもんです。
テレビや新聞や雑誌、パソコンや携帯と途方もない情報が入ってきます。

うっかりしているとインプットだけで終わってしまいますね。
なのでせめて1年に1回は脳内整理できる場所を探します。

3年前に似たような日記があるんですが・・
あの頃は気合入っていたなぁと思いつつ、最近はめっきりと減りました。
それでもこの季節は特別ですね。
一人じっくりと考えるには、喫茶店以外にないです。

持っていくものはノートとボールペン。
今年得たものと失ったものを書き出していくんですが・・
良くも悪くもたくさん出てくるので、まぁまぁ充実したっぽいです。

出尽くしたところで、色んな情報を比べたりつなげたりするんですが、
思ってもみないことに結びついたりするときは感動もんです。

毎年それなりのモノが見つかるんですが・・
1年ぐらいは誘惑に負けないようになりますね♪


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by H隊員

2009.12.19(土)晴れ
ドライブチェーン

 江戸川を渡って直ぐの千葉県某所より、1歳の子供が閉じ込められてるトヨタ・ハリアーの解錠依頼。

 昼前で道が空いていた為、思いの他早く江戸川の直前まできた。後は川を渡れば数分と思いながら橋の直前にある信号を過ぎると、反対車線から来ていたバイクが何の脈絡もなく派手に転倒した。直ぐ横を走り抜けながら驚いて振り返ってみると、ライダーは直ぐに立ち上がったようす。その後、ミラーで小さくなったライダーを確認するとバイクを起こしていた。どうして転倒したのか分かりませんが、本人のダメージは少なそうで何よりでした。

 現場マンションに到着するとハリアーの横ではお母さんが中の子供をあやしていた。特に泣いてはいませんでしたが、顔を見ると大泣きした跡が見て取れた。インロックからは結構な時間が経っているらしいので急がなくては。
 鍵はトヨタ車の多くに採用されている内溝キー。それを速やかに解錠しドアを開けるとセキュリティーが発報しクラクションが鳴り響いた。それに驚いた子供は大泣き、結局泣かせてしまいました。
 その後、母子共に落ち着くまでお待ちして現場を後に。

 戻りの道で江戸川を渡ると、さっき転倒したライダーの事を思い出した。その後どうしたんだろう?と考えながら走っていると、転倒した場所近くの何故か反対車線に彼を発見。バイクの横で何かしていたので、通り過ぎた後Uターンをし声をかけてみた。
 バイクの破損状態を聞いてみるとチェーンが外れたとの事。で、転倒もチェーンが外れたのが原因。
 状況は、撓んだチェーンがドリブンスプロケットボルトに引っかかり、スイングアームとハブの間にチェーンを巻き込んだ為後輪がロックし転倒したらしい。
 取り敢えず噛み込んだチェーンを外さないとリアホイールが回らない。押して歩くことすら出来ない状態になっていた。
 チェーンが緩んだまま乗っていたの?と聞いてみると、「もうチェーン調整の限界まで引いていた」との事。それを聞いて一瞬耳を疑った。
 僕の理解力が足りないのかと思いもう一度聞いてみると、返答は同じく引き代イッパイいっぱいまで引いていたとの返答。おまけにそれでもチェーンは超ダルダルにな位伸びきっていたらしい。それを知っていながら交換をせず放置して乗っていたが為、今回転倒する原因になってしまった。

 駆動系のトラブルは場合によっては大事故になりかねません。チェーンの場合、乾き&弛み&走行音&ギアチェンジ時のショックでヘルス状況がある程度把握出来ます。点検や注油が分からない方は、オートバイ屋さんでの点検整備を推奨致します。

 ※チェーンに注油する際は絶対にエンジンをかけないようにお願いします、大怪我に繋がります。


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by J隊員

2009.12.18(金)晴れ
瞬間移動?

東京近郊にてインロック開錠のご依頼

高速道路を降りて走ることしばらく、
目的地のとあるスポーツチームのクラブハウスに到着します。
そう、今回のお客さんはプロスポーツ選手の方、
詳しくは書けないのですが結構ドキドキしました。

クラブハウス前でお客さんと合流
するとクルマがある場所は500mほど離れた練習場との事、
場所を確認した後に「それでは先に行ってお待ちしてます!」
と、J隊員はバイクで、お客さんは近道を歩いてクルマの下へ向かいます。

(当然自分の方が速いはず)疑いもせずに練習場に到着すると
クルマの傍らで手を振るお客さん?まだ3分位しか経ってないのに・・・

「待たせちゃ悪いと思って・・走って来ました!」
驚くJ隊員にそう言って笑うお客さんなのでした。
それにしても汗ばむどころか息一つ乱れていないとは・・・
さすが現役のプロスポーツ選手、凄い心肺能力です。

そんなお客さんの愛車はアメリカ製のフルサイズSUV
5リッターオーバーのエンジンを搭載するマッスルなクルマです。
アスリートはその愛車もやっぱり強心臓、なんて妙に納得してしまうのでした。


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by Y隊員

2009.12.17(木)晴れ
師走の忙しさ

朝の某宅配会社の配送センターより配送用トラックの開錠依頼です。

朝のラッシュの中、何とか早めに到着すると
出発前の配送車両がたくさん並んでいました。
そしてたくさんの荷物が山積みになっています。

そういえば今はお歳暮の時期。
その事を思い出しつつセンター内を走り回る宅配会社の方達を見ていると
忙しさの活気がヒシヒシとこちらにも伝わってきます。

早々に御依頼主に連絡。
即座に開錠。そして手短にサインを頂きその場を退散します。

すごく急いで!と言われた訳ではないのですが
慌しさが伝染して急いでしまいました。

でも、そんな慌しい忙しさが意外と好きだったりします。
がんばっていると意外な力を発揮していたりするし、
ちゃんと終えた時の余韻も心地いいですし。
そんなところがお祭りっぽく感じてしまうんですよね。


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by K隊員

2009.12.16(水)曇り
油断禁物

深夜にニッサン・スカイラインのインロック。
現場付近に到着すると別の車から人が降りてきた。
どうやら御依頼主のようだ。

状況を伺うと、友人宅に遊びに来ていて帰る時に、
車のカギを友人宅に置いたまま一度外に出てしまい、
気付いて取りに戻ったが友人が泥酔していたという。
インターホンや電話を何回も掛けたが起きてくれず、
諦めて車を置いて帰るので中の荷物だけを取り出したいとのこと。

深夜の住宅地ということで盗難防止アラームが付いていると、
大迷惑となるところだが今回は付いて無かったので安心して作業した。

御依頼主の自宅は他県にあるそうで、先ほど乗っていた
別の友人の車で送ってもらうようだが、
長時間の路上駐車ということで駐禁の取締りが心配な案件だった。


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by A隊員

2009.12.15(火)曇り
丸から四角へ

ベンツCクラスのトランクインロックです。
最近増えてきたヘッドライトが角目の現行型です。

以前は丸目というか涙目でした。
エレガントからスポーティなイメージに大変身ですね。

モデルチェンジというのは、我々にとっての闘いです。
新型に対応できるようソフトを更新しなければなりません。
昔のモデルは開錠できるけど新型は無理・・という訳にはいきませんからね。
どんなトランクも開錠出来るので、ご依頼お待ちしております♪

しかし、長い間見慣れてきたイメージは引きずるもんです。
初めて現行型を見たときは「ベンツっぽくない」なんて思ってました。

それが不思議ですねぇ。
今ではこの角目のほうが好きになっています。
というか、モデルチェンジ後は決まって同じような感覚なんですよね。

デザイナーさんは偉いという話しです♪


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by H隊員

2009.12.14(月)晴れ
手信号

 夜が明けきらぬ頃、クラウンマジェスタ解錠依頼。
 出勤前で急いでいるお客さんをお待たせしないよう、内溝キーを超速効で解錠し出勤をお見送りする。
 その後、終了報告を入れ一息ついていると、ママチャリに乗ったオバちゃんが猛烈な勢いでこちらに向かってくるのが見えた。立ち漕ぎこそしてないがクランクを回す足は全力全開で、みるみるこちらに近づいてくる。そしてその後ろ遠くにはタクシーが見えた。
 あっという間に僕のいる交差点近くまで来たオバちゃんは、四辻の手前で右手をLの形でサっと上げた。それは【手信号】、ウインカーと同じ意味をなすジェスチャー。そして殆ど減速する事なく結構な勢いで右に曲がった。
 後ろから来ていたタクシーは、突然目の前を自転車が横切ったので急ブレーキを踏む。早朝の静けさを切り裂く強烈なスキール音が辺りに響き渡り谺した。
 その音に驚いたオバちゃんは横道に入った僕の目の前で止まり、一瞬驚いた顔をした後タクシーを睨んだ。タクシーのドライバーは窓を開けオバちゃんに向かいなにやら怒鳴る。オバちゃんも負けじと怒鳴り返す。そうこうしていると後続車が来たらしく、タクシーはそのまま走り去ってしまった。

 興奮覚めやらぬオバちゃんは目の前にいる僕に「アタシは手信号で曲がる合図をちゃんとした、なのにあのタクシーときたらヒドイと思わない?お兄さん??」と聞いてきた。
 一部始終を見ていた僕としては正直に言うしかなかった「今のはオバちゃんの方が悪いかも」と。
 そうするとオバちゃんブチ切れて「あんた全部見てたでしょ!!アタシのどこが悪いのよ!!!!」と怒鳴りだした。もうなんだか激しく面倒臭くなってきたのですが、余計な事を言った手前、何が間違っていたのかをオバちゃんに伝えることにした。
 「オバちゃんは右手をL時で上げたでしょ?あれは右折の合図じゃなくて左折の合図ですよ」
 一瞬ポカ〜ンとしたオバちゃんでしたが直ぐに覚醒し「手信号は、右に曲がる時は右手をL字で上げて、左に曲がる時は左手をL字で上げるのヨ!あんた知らないの!!」とまくしたてた。
 オバちゃん、それ両方共間違ってるよ。

 憎悪に燃えた目で睨みつけるオバちゃん。怖気付いて逃げたい気分の僕。でも一応正しい手信号を伝えた方が良いような気もする。
 恐る恐る「右手で右折の合図をする場合は真っ直ぐ水平に出すんですよ、右手をL字で上げたら左折の合図。で、左手で右折の合図をする場合はL字で上げて、左手で左折を合図する場合は水平に上げるんですよ」とジェスチャーを交えて説明した。
 すると黙って聞いていたオバちゃんは「うるさい!!」と捨て台詞を残し猛烈な勢いで走り去ってしまった。

 ポツンと一人取り残されたような僕の回りは出勤する方達が足早に通り過ぎて行く。
 ふと見上げたマンションの窓からは住人の方達が僕を見ていた。
 そうして僕の月曜日は始まったのでした。


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by J隊員

2009.12.13(日)晴れ
ドッペルゲンガー?

マイクロバスのインロック救援へ出動

バスの運転手をされているお客さん、
現場に到着したJ隊員の顔をしげしげと眺めて
「あれ?・・・あ、あなた!!・・・」
なんでも以前、何処かで会った事があるそうなんです。

しかしながらJ隊員には全く心当たりがありません
どうやら思い違いのようなんですが・・・
それでも納得行かないご様子のお客さん、
開錠作業中のJ隊員を確認しながら思い出そうとお悩みの模様です

ほどなくして作業を終了、振り返ると何か閃いたような表情のお客さんです。
「お兄さん、○○町に住んでるでしょう!」
・・・唐突に言われてドキッとしたんですが、残念ながら当たってませんでした。

「おっかしいな〜?本当ソックリなんだよ」そう笑うお客さん
思い出した内容によると、似ているのはお客さんの友人の友人にあたる人
一度会っただけらしいのですが年齢から背格好、
おまけに乗っているバイクまで似ているそうなんです。

ようやく別人だと分かって貰えたんですが、
そんなに似ているといわれると今度は逆に会ってみたくなるのでした。


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by Y隊員

2009.12.12(土)晴れ
ボルボの憂い

世田谷区よりボルボC70の開錠依頼です。

待っていてのは一つ前のモデルのC70。
Y隊員、一年程前に対応してからの久々の対応です。

その時は即開錠できたという記憶がよみがえりました。
安心モードでご本人確認をしていると、
「前の方は20分以上かかりまして・・・」とお客さま。

まさか最新の鍵が・・と見てみると違いました。
そして慎重に作業を開始すると・・・う〜ん。むずかしいです。
なので違う手順でアタックをし、なんとか5分ちょっとで無事開錠です。

「前の方より早かった。ありがとう!」とお客様よりお褒め頂きました。
しかし20分かかったとの情報がなければ、
自分がそれぐらいかかっていた恐れが大いにあります。
しかもその情報のおかげで5分で開けられたようなもの。
なので以前に対応した業者さんを踏み台にしてしまったような・・

かなり気分は複雑です・・


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by K隊員

2009.12.11(金)雨
Enzo Ferrari

エンツォ・フェラーリのバッテリー上がり救援依頼。
F40、F50に続く記念モデルで創始者の名前を冠した特別な車だ。

エンジンは6リッターV型12気筒で最高出力660馬力、トルク67kgm。
ボディや足回りもF1テクノロジーを受け継ぐまさにレーシングカー直系。
デザインは日本人カーデザイナーのケン・オクヤマ氏が手掛けている。

399台の限定生産で日本国内正規輸入台数は33台。
2002年当時の新車価格は7850万円で現在では1億数千万円の値が付いている。

現場に到着し全幅2メートルを超える実車を目の前にするとかなりの迫力。
バッテリーはフロントボンネットのラゲッジルームの下にある。
慎重にラゲッジルームを取り外しバッテリーにアクセスする。

完全放電状態だったが強力ブースターで一発始動。
アイドリング状態からブリッピング(空ぶかし)を行うとかなりイイ音だ。
高速のトンネルやサーキットを全開で走ってみてーと思わせる。


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by A隊員

2009.12.10(木)晴れ
ボクらの出番

ハマーH2のインロック+バッテリー完全放電です。
即効で開錠してバッテリージャンプしたんですが・・

始動したときの、ホコリの舞い上がり方がハンパないです。
「グワオーーン!」と6000ccの雄叫びが船橋の夜にコダマしました。

「迫力ある車が好きなんです」とお客さん。
求めるものはコンパクト化やエコ化ではなく、勢いや豪快さが欲しいとの事。
脱サラして独立されているようなんですが、その根本的な理由は
「ディアブロを買うのが夢」だそうで・・

もうお客さんが豪快です♪
最近夢や目標をハッキリ言う人が少なくなったように感じます。
まぁ・・この国の環境もあんまり良い状態とは言えないんですが・・
だからといって、立ち止まってなんかいられないですね。

「我々の年代が頑張らないと日本は元気になりませんよ!!」
別れ際、お客さんからドーーーーンと励まされました。

なんだかやれそうな気がしてきました♪


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by H隊員

2009.12.9(水)曇り
セダンはちょっとね

 アウディTTの解錠依頼を頂いたのは年配のご婦人。買い物袋と一緒にハンドバックをトランクに入れてしまい、キーも携帯も閉じこんでしまった。
 どうすればいいのか?と途方に暮れていた時、たまたまスーパーへ搬入に来ていたトラックのドライバーさんが声をかけてくれて、お客さんの代わりに全ての連絡をしてくれたそうです。
 「優しい方で全部連絡して手配までしてくれたのよ、本当に助かりました」と嬉しそうに教えてくれました。

 その後、作業をしながらお客さんと話しをさせて頂くと、このアウディTTは2台目との事。その前の車歴をお伺いすると「マツダのロータリー(RX−7)にも乗ったし、フェアレディーZも乗ってたのよ」との事。全部スポーティーな車輌だったので、「セダンは乗られないのですか?」と質問してみたら、「一度セダンにしたんだけど直ぐに飽きちゃったのよ」と屈託なく笑われた。

 解錠を完了させ全ての手続をすませると「お兄さんのバイクいいわね〜、私ももう少し若ければ乗りたいんだけどねぇ」と言われた。そして「用事で関西方面に良く行くんだけど、その途中でハーレーの方達を見かけるのよ。で、パーキングとかで話しをするんだけど、みんないいおぢさんなのに楽しそうでねぇ。それを見ていると私も乗りたくなるの。でもそんな事言っているけど、来年の免許更新では高齢者講習を受けなくちゃならないのよ、来年70なのよ〜」と言われた。60代前半位に見えたので正直ビックリです。

 最後に「もし次に車を買い換える場合は、やはりスポーティーな2ドアクーペですか?」とお聞きすると「乗って楽しいと思えるのじゃなきゃ嫌だから、多分そうなるんじゃないかな?」。そう言われお客さんは静かに駐車場を出て行かれた。

 いや〜本当にカッコ良いご婦人のお客様でした。


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by J隊員

2009.12.8(火)晴れ
踏切職人

夕暮れどき、西東京市での救援依頼です
快調に順路を消化してあともう少し、というところで西武線の踏切りに捕まります。

救援場所によっては避けることは出来ないこの踏切り待ち、
予測して急いだ分の貯金もドンドン目減りして行きます。
一向に上がらない遮断機の向こう側を満員の電車がひっきりなしに通過して
全く途切れる気配がありません。

ラジエターのファンが唸り始めた頃、お客さんに現状を電話で報告です。
「○×町の踏切りが開き次第、お伺いできるのですが・・・」とJ隊員
「ああ、それならもうすぐ開くよ。」とお客さん
・・・?ちょっと不思議な感じがしたんですが
電話を切ると同時に本当に遮断機が上がり始めました。

踏切りを渡って数分、お客さんのおクルマまで到着すると
「ほうら、時間通り!」と背後からお客さんが登場です。
まるでどこからかずっと見られていたかのような感じに驚くJ隊員、
お客さんはそれを見てなんだか楽しそうです。

「毎日の様に電車待ちをしてるからさ、もう覚えちゃって」
そう言ってタネを明かしてくれたお客さん。
納得すると同時にその正確さに思わず感心してしまうのでした。


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by Y隊員

2009.12.7(月)晴れ
いつかはビューエル

東品川よりビューエルS−1のバッテリージャンプの御依頼です。

ハーレーのエンジンをスポーティーなフレーム&足回りに積んだビューエル。
元々は別会社だったのですが10年程前にハーレーに買収され今に至ります。

実は所有しているスポーツスターを購入する時に
ビューエルとどちらにするかもの凄く悩みました。
結果、走りの部分を改造して楽しもうとスポーツスターにしたのですが
諸々の理由により外装を少し変更しただけで走りに関しては未だ手を付けず。
だったらビューエルにしておけばよかったかな?と思う今日この頃です。

しかしそのビューエルも不景気のあおりを受け今年の10月末で生産停止。
他のオートバイメーカーに比べ比較的販売成績が良いハーレーだったので
とっても残して欲しかったのですが・・

担当させて頂いたSー1は欲しかったモデル。大胆な作りでカッコいいんですよね♪
タンクのペイントやカスタムのされ方がカッコ良かったので
お名前とナンバーは必ず伏せますので・・と写真撮影をお願いさせて頂くと
「このバイクを見たら誰だか分かってしまいますが、いいですよ〜」とお客様。
確かにこのペイント目立ちますもんね。ご協力ありがとうございます。

他のメーカーのバイクに比べ冒険的な構造をよく採用していたビューエル。
個人的にもバイク業界の活性化の為にも生産復活を切に願うばかりです。


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by K隊員

2009.12.6(日)晴れ
LANCIA・DELTA Integrale

目黒区でランチア・デルタのバッテリー上がり救援依頼。

車はWRC(世界ラリー選手権)で1987年から1992年まで、
6年間の参戦中6度の年間チャンピオンに輝いた「HT インテグラーレ」だった。

しかも1995年式で日本限定250台の「コレッツィオーネ」という最終型。
エンジンは2リッター直列4気筒DOHC16バルブ+ターボで215馬力。
新車の車両本体価格が568万円だったスペシャルモデル。
ブリスターフェンダーやルーフエンドスポイラーが付いていてかなりカッコよかった。

WRCといえば2007年F1チャンピオン キミ・ライコネンの
2010年の参戦が決まったみたいだ。

チャンピオンチーム シトロエンのジュニアチームで、
シトロエン C4というチャンピオンマシンに乗るので非常に楽しみだ。

F1も大幅なドライバーの入れ替えがありWRCと共に目が離せない。


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by A隊員

2009.12.5(土)晴れのち雨
最悪の一歩手前

「ほんと最悪です・・」とお客さん。
インロックしたことが相当ショックだったらしく肩を落とされた。

明日は大切なイベントがあるらしく、準備作業中に閉じ込まれた様子。
お客さんが動けない分、仕事仲間に迷惑をかけてしまったとの事。

たまに不思議だなぁと思ったりするんですが・・
この仕事において、現場のお客さんは常に落ち込まれていたりします。
誰にも予想できないトラブルに遭遇しているので当然です。

それでも本当に「最悪のタイミング」でトラブルに合う人は少ないですね。
もちろん感じ方は人によって差があるし・・
あくまでも客観的に見た感じになるんですが・・

ほんの少し、タイミングをずらされたように見えるときが多いんです。
今回のお客さんも、明日のイベント本番中だったらもっと悲惨なはず・・

本当に不思議なもんです。


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by H隊員

2009.12.4(金)晴れ
ヴェイパーロック

 先日の小春日和の休日、何となく紅葉を見ながらクネクネ道を走りたくなり、秩父の山へ向かった。

 関越に乗り鶴ヶ島で下り県道から鎌北湖へ。

 当日の鎌北湖は紅葉が見頃らしく多くの方達が写真を撮っていた。僕も暫し必死にしがみ付く秋を眺めながら一休み。
 その後、そこから県民の森へ向け奥武蔵グリーンラインをクネクネと登って行く。山の尾根伝いに顔振峠、飯盛峠、刈場坂峠と越えて暫く行った所で、前方にバイクのライダーが二人、手を振るのが見えた。
 遠方の観光地ではライダー同士が手を振りあったりする事は良くありますが、秩父辺りでは珍しい。僕も振り返そうかと思ったら、「すみません!停まって下さい!!」と二人は叫んでいた。
 状況は緊急を要する状態で、ヤマハの重量級車が半分谷に落ちかかっているのを二人が必死に引っ張っていた。直ぐ安全な場所に自分のバイクを停め、崖を少し下りてバイクを下から押し上げ、何とかバイクを安全な場所まで移動できた。
 落ち着いた所で、何故この様な状態になったかを聞いてみると、突然ブレーキが利かなくなったらしい。
 具体的な状況的は、ブレーキが利かなくなり反対車線を通り越しコースアウトしそうになった直前で、路肩の枯れ葉でフロントがロックし滑って転倒。幸いにも転倒した事により崖下への落下は免れたようです。
 ブレーキが利かなくなったと言っていたので、フロントのブレーキレバーを握ってみたが特に異常は感じない。続いてフロントディスクを触ってみたが少し温かい位しか温度が上がっていなかった。もしかしてとリアのディスクを触ってみると「チィー!!」と触った指から音がしそうなくらい熱く焼けていた、色も変色し黒くなっている。そしてリアのブレーキペダルを手で押し下げてみると、油圧を感じる事無くスコッ!と下まで下がってしまった。
 その後、車体の破損状況を確認していると、リアのタイヤはスリップサインを通り越し溝が全く消失しているのにも気付いた。

 転倒の主な原因はヴェイパーロック現象。リアブレーキを踏みっぱなしで峠の下りを走ってしまったのが要因となり、ブレーキフルードが沸騰しブレーキが利かなくなったと思われます。

 基本、とんでもない事以外、他人の運転をとやかく言う事はありませんが、落ちそうになっていたライダーが「全くついてなかったですよ、運がありませんでした」と言っていたので、引き上げを手伝った恩に任せて一言だけ言わせて貰った。
 「このバイクは君のモノで管理しているのも君で運転していたのも君、今回の原因は全て君にある、運じゃないんだよ」

 どれだけ彼の心に届いたかは分かりませんが、他人任せな思いに少しでも変化が現れればと切に思います。


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by J隊員

2009.12.3(木)雨
進化の衝撃

ニッサン・マキシマのバッテリー救援へ、
V6エンジン+ターボにマニュアルミッションと、
‘80年代の良き時代を思い起こさせる仕様です。

余裕で20年以上は走っているであろうこのクルマ
大事に乗られていた様でとても綺麗な状態なんですが
お客さんによるとそろそろ乗り換えを検討されているそうな、
なんだかもったいないような気もしますが仕方の無い事なのでしょう。

さて、その乗り換え候補とは某ハイブリットカー、
現在、売れに売れまくってるあの車種だそうな。

そこで先日試乗に行ってきたというお客さん
「それがもう、エンジンのスタートから・・・」
試乗の際の興奮を思い出すように語り始めるお客さん
マキシマと比べたその操作感はトンでもない違いがあったそうな。

確かにハイブリットカーは最先端の市販車、
20数年分のクルマの進化を一気に目の当たりにしたお客さん
それはそれは、さぞ大きな衝撃だったのでしょうね。


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by Y隊員

2009.12.2(水)晴れ
違う驚き

早朝5時にベンツCLKのトランクインロックの御依頼です。

閉じ込まれたのは日付が変わる前。最初の業者さんがギブアップ。
その後5〜6時間かけて2番手業者さんを探し、助人に行き着いて頂いたそうです。

しかし個人的にベンツトランクを対応するのは久々です。
なのでお時間を頂く事を了承して頂き作業開始します。

開始してから数分経過。
所用の出来たお客様に代わり息子さんが立ち会われる事になりました。
ずっと座り込んでの作業なんですが、息子さんからの視線も相まって、
足と心のしびれがMAXになるころ、ようやく開錠です。

「おぉ!開いた!」と驚かれる息子さん。
時間がかかった事をお詫びしようと立ち上がると
「おぉ!デカイ!」と更に驚かれる息子さん。

そうです。Y隊員、人よりムダに大きいのです。
しかも開いた驚きより大きい事の驚きの方が凄かった様な気が・・・

大きさで驚かせず、技術で驚いて頂ける様にこれからはがんばります。


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by K隊員

2009.12.1(火)晴れ
車上荒らし未遂

川崎市の大型商業施設でホンダ・ステップワゴンのインロック。
現場に到着し状況を聞いてみる。

買い物中にリモコンキーを紛失してしまい、
自宅からスペアキーを持って来たのでドアを開けて欲しいという。

過去にカギ穴をイタズラされた事があるみたいで、
リモコンキーでは開け閉めが出来るが、
スペアのメカニカルキーでは開け閉めが出来ない状態になっている。

カギ穴を覗いてみると右ドアは内部の部品が破損していて、
左ドアは異物が入っていた。

まずは右ドアをピッキングしてみる。
破損していたのでメカニカルキーでは回らない状態だったが、
ピッキングでなんとか解錠出来た。

続いて左ドアの異物の取り出し。
取り出してみるとハサミの破片らしき物だった。

どうやら車上荒らしがドアを開けようとしたが開ける事が出来ず諦めたようだ。


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