東京レスキュー 助人サービスはロードサービス専門業者です。
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年中無休24時間営業 電話 03-5809-9677
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シボレー

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pictureトランク(下向きシリンダー)開錠できます。
コルベットC7 |コルベットC8 |コルベットC7 |コルベットC7 | カマロ




pictureイグニッションキーとドアキーが一緒のタイプ(ピッキング可)
トランク(下向きシリンダー)開錠できます。
コロラド | コルベットC6 | エクスプレス | コルベットC6 | シルバラード | アストロ | コルベットC6 | コルベットC6 |コルベットC6 | コルベットC6 | コルベットC6 | コルベットC6 | コルベットC6 | コルベットC6 | コルベットC6 | コルベットC6 | エクスプレス | コルベットC6 | コルベットC6 | タホ | コルベットC6 | トレイルブレイザー | コルベットC6 | タホ | タホ | タホ | タホ | MW | サバーバン | コルベットC6 | コルベットC6 | コルベットC6 | ブレイザー | コルベット | タホ | アストロ | ブレイザー | ブレイザー | ブレイザー | ブレイザー | サバーバン




pictureイグニッションキーとドアキーが別々のタイプ(ピッキング不可)
カマロ | ノヴァ | ブレイザー | タホ | モンテカルロ | シェビーバン | アストロ | インパラ |カプリス |モンテカルロ | アストロ | コルベット | シェビーバン | インパラ | カマロ | C1500 | カプリス | エルカミーノ | アストロ | カマロ | アストロ | インパラ | C1500 | アストロ | C1500 | モンテカルロ | サバーバン |コルベットC3 | シェビーバン | アストロ | カマロ | モンテカルロ | アストロ | ブレイザー | カマロ | カプリス | サバーバン






by  S隊員

2023.5.17(水)晴れ
サードカマロの解錠

3代目シボレー・カマロのインロック。構造上ピッキング出来ないカギなので200本以上あるトライアウトキーを一本ずつ試すという運頼りの要素が大きい作業になります。

以前、運よく一本目で開いて逆に慌ててしまった事もありましたが今回はどうなるか、一本ずつ試していきます。

オーナーさんはまだお若い女性。彼氏さんも同席で「開く瞬間を見てみたいよね?」とお二人とも興味津々ですがこんな時に限って一向に開いてくれません。近くで見ていた彼氏さんは飽きてしまったのかどこかへ行ってしまいました。

地味な作業を延々と繰り返し、ようやく開いたカギは最後の束の中にありました。

動作確認も無事終わり撤収しようかとした時、急いで戻ってきた彼氏さんが差し出してくれたのは自分への飲み物でした。飽きたのではなくわざわざ離れたところまで買いに行ってくれていたと知り、そのお心遣いに心が痛み入ります。

退屈な作業につき合わせてしまい、逆から試していれば、と今回は悔いの残るトライアウトキー解錠でした。

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by  Y隊員

2022.11.25(金)晴れ
鍵からみるOEМ

シボレー コロラドの開錠依頼です。自身初めて対応する車種でピックアップトラックだという知識のみで取り急ぎ出動します。

待っていたのは想像していたより小さめのピックアップトラック。アメリカでたくさん売れている通常のピックアップトラックのサイズですと日本の道路では狭くて厳しいことも多いでしょうがこのサイズでしたら使い勝手もよさそう。

年式も2000年以降だしピッキングできるキーシリンダーが搭載されているのだろうな〜とドアノブを見ると、よく見ているキーシリンダーの外観。もしかしたら初めて対応するシリンダーかな?と思いつつシリンダーの中をのぞくと外観から察しられたトヨタによく搭載されているキーシリンダーでした。

トヨタからのOEМ車なんだ〜と思いつつ事務所に戻って調べると、なんといすゞからのOEМ車。GMはトヨタともOEМ提携してたし、そんな絡みでこのキーシリンダーが採用されたのかもしれませんね。

今まではOEМ提携という形でメーカーの名が残せたけど、今後はきたる電気自動車への切り替えでメーカー自体の再編がなされていくのかな〜と思ったコロラドの開錠作業でした。

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by  K隊員

2022.8.20(土)曇り
ようやく初対応

シボレー・コルベットのインロック。

2番手の出動で、車は2005〜2013年に販売された6代目となるC6型。鍵穴がトランク側に一つだけで下向きに付いているので難易度は高い。

同じく難易度が高い7代目のC7型と現行モデルのC8型は、助人全体で自分が最初の対応だったが、C6型はなかなかやる機会がなく待ちに待ってた初対応。

ディスク枚数が多い方の鍵で奥の方のディスクが低い配列で雨降りという状況だったので、サクッと解錠とはいかず時間がかかったが無事解錠でお客様にもよろこんでいただいた。

他にも日産プレジデントなど解錠難易度が高い未対応の古い車が何台かあるので早くやってみたいが、こればっかりはいつ依頼があるか分からない。

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by  K隊員

2021.12.22(水)晴れ
久々に10本目以内で

シボレー・ノヴァのインロック。

2020年式とのことだったが、とっくに生産が終わっている車なので間違いかなと思いながら到着すると、去年並行輸入された車で日本での登録が2020年で車自体は1970年式とのこと。

鍵はGM6カットと呼ばれるピッキング解錠ができない鍵だったので、まずはトライアウトキーでの解錠を試してみる。

200本超あるトライアウトキーを1本ずつ差し込んで回していくが、今回は3本目で開き10秒程で無事解錠。

過去に1度だけだが1本目で解錠したことがあるので驚きはなかったが、過去2番目に早い解錠となりお客様にも喜んでいただいた。

毎回こういくといいが運任せなところが大きいし、トライアウトキーで開かない場合もあるので時間が読めない鍵だ。

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by  R隊員

2021.7.7(水)曇りのち晴れ
レース車検

休日の早朝、荒川区でシボレーエクスプレスの開錠依頼。あまり聞きなれない車種ですが、バンタイプのアメ車のようです。

早朝という事も有り、現場にはサクッと到着。しかし、お客様は一向に現れません。

現場は細い生活道路で、道幅には似合わない位の大きいバンが道を塞いでます。「これはマズいなぁ」と考えているとお客様登場。

どうやら道を塞いでしまった為、交通誘導をされていたとの事。後ろにはご家族もいらっしゃって全員大慌ての表情。

で、作業に入る訳ですが、背後から「車検に間に合わない」「予約の順番変更できない?」など、かなり切羽詰まった会話が飛び交ってます。

しかし、こんな早朝ではお店はおろか、車検場もやってませんし、「車検?」と疑問を抱きながら開錠完了。

「これで間に合います!」と感謝されましたが、こちらとしては膨らむ「??」

書類をお渡ししている最中、後部の扉を開けるお客様(のお子様達)荷台にはカートとヘルメット、ツナギが入っておりました。

つまり、お客様が「車検が〜」と仰っていたのは、レース車検の事だったのです。「あ〜なるほど」と一人納得している最中、物凄い勢いで車に乗り込むお客様。

レースをされるお客様は中々お目にかかる事が有りませんが、こちらは家族総出でレースをやられているそう。嬉しそうなお子様の目が印象的でした。もしかしたら将来のF1レーサーかも?

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by  I隊員

2021.4.27(火)晴れ
ある強風の日の出来事

1990年シボレー・ブレイザーの開錠のご依頼がありました。

私が到着するとお客様はひどく落ち込まれていました。インロックして私をお待ちしている間に野球の硬球ボールが車に当たってしまい、ボディーにキズが入りミラーが破損してしまったのです。

現地に向かう際に地図を見ましたが、普通に考えて野球の球が飛んで来る距離ではなく、こういった事故を防ぐためと思われるネットや高い樹木もありましたが、この日は台風並みの強風で車の所まで達したようです。

問題なく開錠し、シリンダー周りにキズが無い事の確認や鍵の動作確認を終えた時、野球部員の高校生達と監督がボールを探しに来てミラーの破損を見つけ、すぐに監督と野球部員は深々と謝罪しました。

「このボールを打ったのは誰?」「甲子園でこんな感じでかっ飛ばすと約束するなら許してあげる!」高校野球ファンのお客様は高校球児に会って直接応援出来た事に今までとは一転し、「今日はラッキーだった」と言われ、お客様の寛大さとやさしさに一同驚きました。

今年8月9日月曜日に第103回全国高等学校野球選手権大会が開催されます。何かのご縁なのでこの野球部を私も応援したいと思います!

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by  A隊長

2021.3.28(日)曇りのち雨
コルベット専門業者?

コルベットC7の開錠です。現場に到着すると別の業者さんと鉢合わせになりました。

どうやら自動車保険とは別に加入されているロードサービスを、同時にご依頼されたようです。

こうなってしまっては先に到着されている業者さんに譲らないとなりません。しかしながらC7です。ドアにはカギ穴が無くて、緊急用にトランク(しかも下向き)にカギ穴がある特別な車両ということで、ピッキング開錠出来る業者は限られますね。

先着されている業者さんにご挨拶すると「もしかして専門ですか?」と質問されました。専門と聞いて一瞬戸惑いましたが、とりあえず「そうですね。専門でやってます」と答えると、「では譲ります」という流れになりました。

C7は5分ほどで開錠。振り返ると、すでに先着の業者さんは撤収されていました。

業者さんから質問された「専門」という意味はおそらく車全般の開錠専門という意味かと思うんですが、一瞬コルベットのような特殊な車両専門と思ったのはここだけの話しです。

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by  K隊員

2021.2.25(木)晴れ
大激闘

8代目となる新型シボレー・コルベット(C8型)のインロック。

実車は東京オートサロン2020で見たが、壇上に展示してあったので鍵穴などの詳しい状況は見れていなかった。

C8は助人全体で初対応。一つ前の7代目のC7型も自分が助人初対応でその時はハマる事無く解錠できたが、C8は情報がないので行って見なければ分からない。

日本モデル(右ハンドル)は今年の5月頃デリバリー開始予定で、今回は並行輸入の左ハンドルモデル。

C7は鍵穴がトランク下向きの1カ所だったが、C8はトランク側がナンバーで隠れる所とドア側がエアインテーク内ドアハンドル奥の2カ所になっていた

先に来た業者さんは鍵穴を見て作業せず帰ったそうで、他にも問い合わせたがどこもダメで助人が最後の砦とのことなので何としても解錠したい。

今までにない位置に鍵穴があるので助人オリジナル工具でも合わず、その場で工具を加工しながらやって何とか左ドアを覗きピッキングで解錠成功。

だいぶお待たせしてしまったがお客様も大喜びでチップまでいただき一安心。初対応はいつも満足度が高いが今回はいつも以上に達成感のある作業だった。

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by  A隊長

2021.1.17(日)曇り
昔よりも遅いかも

コルベットC6の開錠作業です。少し特殊なピッキング方法になるので、専用道具を準備していると「これはギザギザーだから簡単だよね」とお客様。

おそらくロードサービスをご依頼頂いた際、カギの形状確認で「ギザギザキーかウェーブキーか」という流れで、ギザギザ=難易度低いという感じなのかもしれませんが・・

C6はかなり特殊な仕組みになっています。ドアにカギ穴がないので、トランク下向きのカギ穴を直接ピッキング開錠して、トランクルーム内にある非常用のドアオープナーを操作してドアを開くようになっています。

ギザギザキーでもかなり難しいというか、おそらく開錠出来ない業者さんのほうが圧倒的に多いと思います。今回ピッキング時間は問題無かったんですが、準備作業に課題が残りました。

何だか昔の方がトータルの作業時間が早かったようにも思うんですが、そもそも台数が減ってるので記憶も薄れていくわけです。

いずれ年齢と共に「あれ?このカギ見たことあるような、無いような・・」という流れで、準備作業のほうが時間がかかるのかもしれません。

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by  R隊員

2020.9.14(月)晴れのち曇り
3本目で

休日の夜、さいたま市でシボレータホの開錠依頼です。こちらはピッキング不可の車両。

9月に入ってから、ゲリラや台風が猛威を振るっているので、雨が降る前にサクッと開錠したいところです。

が、上記の通りピッキング不可の為、いつもの様にトライアウトキーというおみくじの様な作業を行う為、時間が全く読めません。

現着後、お客さんに確認を取り作業開始。しかもエンジンが掛かりっぱなしの為、何とか早目に解決したいところ。

慎重にひな型を挿入し、手応えを探る物の..............何と最高記録。開始から3本目での速攻開錠。

隊員、お客さん共々思わず目を合わせて苦笑い。人間、あまり驚くと苦笑いが出るもんなんですね。

お客さんは驚き半分、拍子抜け半分といった感じでそのままご帰宅されました。

自分もあまり実感のないまま撤収と相成りましたが、お客さんから「そちらの会社さんは指名できますか?」と言って頂いた事は、何より嬉しい一言となりました。

細かい雨が降り出しましたが、速攻開錠のお陰で、殆ど濡れずに雨ゾーンから抜け出すことが出来ました。

トライアウトキーは運が全てで有りますが「このツキにあやかろう」と翌日に宝くじを買ったのはここだけの秘密です。

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by  R隊員

2019.1.30(水)晴れ
ビミョーな本数

休日の夕方、流山市にてシボレーモンテカルロの開錠依頼。旧型のアメ車なのでトライアウトキーでの開錠と聞き、現場に急行。

このトライアウトキーが中々の曲者でして、簡単に言うとおみくじでの当たり探しみたいなもので、当たりが出なければ延々と作業を続ける羽目になってしまい、日ごろの行いと運に大きく左右される訳です。

因みに前回対応した際は全種類試すも当たりが出なかった為、泣く泣く別方法での開錠になってしまいました。指先は痛いわ時間は掛かるわで余り良い思い出が無いのが寂しい所です。

お客様には時間がかかる可能性がある事と付帯するリスクを説明し作業開始。早く終ればラッキーですし、遅くなっても日記のネタになるからそれもまた良し。等と考えながら作業をしてたら「ガチャリ」ナイスな手応えに一安心。

当たりに掛かった本数を確認すると全体の半分ほどで開錠に至ったようです。お客さんの安堵の声とは裏腹にネタにもならないビミョーな本数での開錠となってしまいました。

本年1発目のトライアウト開錠でしたが「可もなく不可もなく=自分次第」と良い方向に捉えて仕事に励みたいと思います。(結果的にネタにもなりましたし)

エコ全盛の昨今、大排気量の古いアメ車も中々見かけなくなってきております。古いアメ車でお困りの際はぜひ助人サービスまでご連絡下さい。

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by  B隊員

2019.1.29(火)晴れ
洗車場内のラッキー

足立区でシボレーシルバラードの開錠依頼です。救助現場は洗車場内との事。現場近くは趣味でよく利用していた施設の近辺。すぐに場所の見当がついたので早速現場目指して出発です。

ピッキングで開錠出来ない鍵が付いている可能性があり依頼を受注段階から今日は何本くらいで開錠出来るかな?とドキドキです。トライアウトキーという200本くらい開錠を試す必要が出てくる事もあり、運まかせになるかもしれません。
救助現場はちょっと薄暗い一角にありましたがお客様はお友達の車の中でお待ちになっておられ無事お客様と合流です。さて早速作業開始ですが、鍵を見ると予想していた形状とは違い一般的な鍵です。運まかせなトライアウトキーだとかなり時間がかかる事もありますが、良かったピッキングが出来る鍵です。
ピッキング作業を始めようとすると、お客様とお客様のお友達が物珍しいそうに見物しつつ「俺もピッキング覚えようかなぁ〜。」とワイワイがやがやとお困りのはずなのに逆に楽しそうです。
その最中開錠完了すると、「おおお!!!!」と歓声が沸きました。作業完了後に質問攻めにあいましたが、とても楽しそうで印象に残りました。

サッカーはワールドカップを終え、最初のタイトルのかかったアジアカップが盛り上がりをみせてます。現状アジア最強のイランとの対戦、一人盛り上がりました。
次のワールドカップに向け日本代表の良い面、悪い面がよく見えた大会となりました。個々の選手の頑張りに感動しました。また新たな代表選手もこれから入ってくるでしょう。どんな選手がでてくるか今から楽しみです。

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by  Y隊員

2019.1.18(金)晴れ
自戒のトライアウト

シボレー シェビーバンの開錠依頼です。待っていたのはピッキングが出来ないキーシリンダーが付いた車両。久々のトライアウトキーでの開錠作業です。

数百本あるトライアウトキーを一本、一本刺して開錠を試みる作業なんですが、シリンダーによってはトライアウトキーで開かない場合もあります。すべてのキーで開かなかった場合は別のシリンダーで試みて、最終的にどのシリンダーでも開かない場合は別な開錠作業へ・・と運的要素がかなり強い作業です。
ただここ数年は最悪の事態にならずサクッと解決しています。今回もその調子で行けるだろう、と軽い気持ちで作業スタートです。

なんとなーく開きそうな感覚がありつつ50本越え。そして100本。さらに作業を続け残り20本まで来てしまいました・・これで開かなかったら他のシリンダーに回らなきゃな。全部でキーシリンダーが5個ついていたからあと4セットかも・・寒さで指も痛いな・・なんてくじけそうになった残り数本で無事開錠です。そして開いた瞬間に何年もやっていないパチンコでやっと当たった時のことを思い出してしまいました。

沢山お金をつぎ込んで全く当たらず、そしてこのお金を投入したら超オケラになってしまうけどやけっぱちで入れたら何とか当たって、少しだけ負けた分を回収できた時のことを・・
しかし何でこんなことを思い出したのだろう・・・今ではギャンブルなんてお金と時間がもったいなさ過ぎて絶対にやりたくなのに。
きっと推測するに作業前の調子にのってる感覚がパチンコ屋に行くときの気分と似ていたんでしょうね。

猛烈に反省ですね。最悪の事態を想定しておくのはこの仕事をする上では大前提なのに・・
今年の戒めにしたいと思います。

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by I隊員

2018.10.27(土)晴れ
思い出の車

千代田区丸の内でシボレー・アストロの開錠を行いました。
アストロはI隊員としては初めての開錠となります。
大きな車体のアストロですが、車体からは想像がつかないくらい
意外と運転しやすく車庫入れ等が楽なのです。

昔、アメ車好きの所ジョージさんが車雑誌でカスタムしたアストロを
紹介していたのを見て憧れていました。
所さんの真似をしてカスタムした友達のアストロにバイクを乗せ、
友達と交代で下道を運転してサーキットに遊びに行った
楽しい思い出があります。

到着すると左ハンドルで左ドアにしか鍵穴がありません。
左側はガードレールと接近していて、さらに自転車がジャマで
開錠しにくくなっておりました。
しかし、大丈夫でした。私はとてもスリムなのです。(笑)
狭い隙間での作業もあるだろうと日頃からのダイエットが功をなしました。
状況的に鍵穴が見にくく、体勢は苦しいのですが隙間に
体を車に当たる事無く入り込み、集中して開錠しました。

恐らく左ハンドル車は似た状況になりやすいと思われます。
今回は狭いところで体の柔軟性が足りず自由度が低かったので
次に狭い所での開錠をする時の為に、ストレッチをしています。
ストレッチの効果か、現在、固かった手首が柔らかくなり、
手の指が手首に付くようになりました。(笑)
元々自身が持っていた柔軟性が戻ってきただけですね。(笑)

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by B隊員

2018.9.16(日)晴れ
徳を積む

豊島区巣鴨でシボレーアストロの開錠依頼です。
小雨が降りそうな微妙な天気、雨に降られる前に現着を目指します。

現着してみると予想通りピッキング出来ないタイプの車輛です。
お客様と合流し作業前の確認を済ませ早速作業開始です。
ピッキングが出来ないので、ひたすら持参の冶具を試す作業・・
幸運を祈りつつ始めようとすると、お客様は以前もインロック経験し、
その時に開錠までの段取りを聞いているとの事。
その時の経験的に待ち時間が分からない事は理解されている様で、
「開けばいいよ〜。」と、おっしゃてくれています。
先輩隊員方の話で、二本目で開錠や十五本目で開錠等の話も聞いていたので、
目指せ一本目開錠・・なんて甘い奇跡は起きなかったので、
たんたんと開錠目指し冶具を試し続け程なくガチャリと開錠・・
対応車輛が少ない事もありまだまだ新人隊員のB隊員は初の実車開錠!
一人喜び小躍りしている場合じゃないので、努めて冷静に、
お客様に開錠後の確認をして頂き作業完了です。
「思ったより早かったね。何回くらいやったの?」
と、お客様から質問があったので正直に「約100です。」
「でも雨が降り出す前に終わらせてくれて良かったよ。」
とお客様も喜んでくれたので良かったです。

普段の行動が運を引き寄せる事になるよ。と教わってます。
全然運を引き寄せられるだけの徳を積めていないのかと行動を思い直し、
取り敢えず、小さなことから一日一善をしようかと思う今日この頃です。

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by J隊員

2018.8.9(木)晴れ
まだ早い?

所沢の近くでシボレー・インパラの開錠依頼です。

関越道を降りたら西の空が真っ黒、
連続で響く雷鳴は嫌な予感しかしませんね。

ちょうどお客さんの下へ着いたところでパラパラと来はじめて
あっという間にバケツをひっくり返したように降りだしました。

幸いなことにインパラは屋根付きの車庫の中、
ラストまで3本というところでトライアウトキーがヒットして
開錠が完了した頃には雨もあがりかけていました。

トライアウトキーでの200本越えはなんだか久しぶり、
でもそのお蔭でゲリラ豪雨もやり過ごせたし
いいタイミングだったな、と現場を後にしたんですが
その後は道路冠水で散々でした。

そういえばお客さんが
「まだ帰らない方がいいよ」と言ってくれたんだっけ、
冠水路をザバザバと突っ切りながらその意味を痛感しました。

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by R隊員

2018.7.30(月)晴れ
リクエスト

休み明けの夜、八潮市での開錠依頼。
お車はシボレーのカプリスとの事。

実は2か月前に対応したお客さんで、
状況も前回と同様との事。

この車両はピッキング、トライアウト開錠が不可の為、
ヘルパーでの開錠と記憶しています。

出発前にお客さんに確認のお電話。
有り難い事に自分の事を覚えてて下さいました。

そして再度お客さんに状況を確認します。

やはり前回と全く一緒との事でしたので、
「この間の方法でお願いします」とお客さんからのリクエスト。

住所も覚えてましたのでササっと現着。

ご挨拶もそこそこに、ご希望通りのヘルパー開錠。
今回は他の作業が無い分速攻解決。

前回はトライアウトキーでの開錠を試みた為、
結構な時間を食ってしまいました。

前回の作業を一部始終見ていたからこその、
「ヘルパー開錠」指定だった訳です。

帰りにジュースをご馳走になり、
「もう1回くらいあるかもしれないので次は指名で」
と予想外のうれしいお言葉。

大変ありがたい言葉に喜びつつ、
「それなら予備の鍵を作成したほうが早いんじゃ…」
と思ったのはここだけの秘密です(笑)

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by A隊長

2018.7.13(金)晴れ
C6半端ないって

ネット検索で助人を知ったお客さんからコルベットC6の開錠依頼です。
今回1番手のカギ屋さんがギブしたとのことで2番手の出動です。

お客さんは最初に「品川区 インロック」と検索してカギ屋さんを探し
たとのこと。最初に来たカギ屋さんが大ハマリしている様子を見て、
C6は特殊かもと思い始めて「コルベットC6 インロック」と検索して
この隊員日記にたどり着いたようです。

現場へはB隊員とともに出動しアレコレとアドバイスするも開錠出来ず。
「C6半端ないって!シリンダーがトランク下向きに付いていて、めっちゃ
見えづらいもん。そんなんできひんやん、普通」と言ったかどうか
覚えてませんが、精魂尽き果ててガックシと肩を落とすB隊員。

すでにベンツトランクやVWフリーホイールを突破する腕はあっても
まだC6には届かないようです。作業時間も超過していたので、
バトンタッチして隊長自ら開錠しました。

お客さんから缶コーヒーをご馳走になり、「今日の作業はブログに
UPして下さい」と言われました。
本来は出来の悪い作業を記事にするのは控えるんですがw
お客さんからのお願いなので特別です。

たまには新人のつまづくネタがあっても良いというか、
高い壁に挑戦する姿を見るのもキヨキヨしい限りです。

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by J隊員

2018.6.28(木)晴れ
珍しくて難しいと…

栃木県までコルベットC6の開錠へ行ってきました。

現場では10分ほどで作業を終えたんですが、
都内で別案件対応中に入った開錠要請だったので
お客さんのご依頼からは約2時間くらい経過していました。

「この辺りの鍵屋さんだと、どうして対応できないんですか?」
お客さんにはずいぶんとあっさり開錠したように見えたのか
純粋に不思議に感じたようですね。

しかしながらこのコルベットC6、
開錠する側からするととても手強いクルマです。
そこに来て国内ではそれほど登録台数は多くなく、
さらにその中でのインロック対応を万全にしておくとなると…

「他に走っているのを見たことがない」というお客さん
その辺の事情を説明すると腑に落ちたようでご納得頂けたようです。

珍しいクルマには不自由さというのが付いて回るのかもしれません。

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by Y隊員

2018.2.20(火)晴れ
未活躍工具

埼玉県三芳町へ新車のコルベットC7の開錠に行ってきました。

自身初対応。
しっかり養生し、構造をくまなく確認。
緊張気味に作業に取り掛かったのですがあっけなく解決です。

あっけなく解決できたのはこの日に初めて使う工具のおかげ。
数年前にA隊長からあった方が良いかも、
と渡されていた工具なのでした。
やっと日の目を見ることが出来ました。

こう書いていてふと思い出したのですが
そういえば他にも日の目を見ていない工具が沢山あるなって。

バイクでの出動なので所持できる工具は限られてくる為
降ろした方が良いかも、というものもあるのですが
なかったら無いで不安になりますからね。
イレギュラー対応が多いですから。

難しいところです。

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by A隊長

2018.2.4(日)晴れ
ハマっても許される車

シボレー・コルベットC6の開錠です。
C6の鍵穴はドアになく、トランク(下向き)にしかない特殊な車です。

現着早々「この車は開錠出来ますか?」とお客さん。
「少し難しいので時間がかかると思います」と伝え作業開始。

見づらい鍵穴をのぞきならピッキングして5分ほどで開錠すると、
「すげっ!早っ!!前回よりも段違いに早い」と驚かれるお客さん。
前回よりも・・ということは、お客さんは初めてのインロックではないですね。
ぜひ前のカギ屋さんがどれぐらいかかっていたか知りたい訳です。
なんせC6ですからね。普通のレベルでは開錠すら出来ない車です。

前回はすごく大変そうで・・と話し出すお客さん。
1件目の業者さんがギブして、2件目の業者さんに開けてもらったんですが、
今回と同じような工具で鍵穴をのぞいてるんですが、鍵穴が見えないみたいで
色々大変そうでした。オレンジ色のジャケットを着て、2人がかりで・・

もう、ここまで聞けたらどこの誰かさんか良く分かりました。
そもそもC6をのぞいてピッキングする業者は我々ともう1社しかないですね。
そうか、隣県の○○さんは激闘したんだ。と思いを馳せるとちょっと面白かったw

C6は難しいです。
ハマっても恥ずかしくない車だと思います。

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by R隊員

2018.1.19(金)晴れ
おみくじパート2

休日の夜、拠点の近くでアメ車の開錠依頼です。
車両はシボレーのモンテカルロ。

アメ車はピッキング出来ない車両も有りますので、
「トライアウト開錠の可能性あり」と指示を貰い現場に向かいます 。

とはいえ、年式が新しめだった為、
ピッキングで大丈夫だろうと意気込み現場に到着。

鍵穴を確認すると、
残念ながらピッキング不可=トライアウト確定の鍵でした。

お客さんに状況と時間が掛かる可能性を説明し、
いざ作業開始。

前回は30分程で開錠できましたが、
こればかりは「運」勝負の為、時間が読めません。

無心で作業を進めていくと、
30本目で大当たり!無事開錠となりました。
時間も15分程でお客さんをお待たせせずに済みました。

拠点に戻り、日記のネタとすべく書き記しましたが、
実は数日前にY隊員もトライアウトをされていたようで。

「おみくじ速攻大当たり♪」と浮かれるのもつかの間、
2本目開錠とは「どんな確立だよ!」と、
上には上がいる事を改めて思い知らされました。

次は最速1本開錠を狙いたいと思いますw

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by Y隊員

2018.1.15(月)晴れ
今年のおみくじ

シボレー アストロの開錠依頼。
待っていたアストロはピッキングできないキーシリンダー装着車。
今年初のトライアウトキーでの開錠作業です。

200本以上のキーを合うかどうか試して開けるため
技術より運的要素が大きく占めるトライアウトキーでの開錠作業。
なので個人的にその年に初めて対応するトライアウト開錠は
おみくじ的要素を勝手に思い入れて作業しています。
早く開けば大吉、200本以上でやっと開錠の場合は凶とか。

お客様へ作業内容を説明し、いざ作業開始。
すると2本目で開錠!自身最速です。
ちょっとお急ぎだったお客様にも大変喜んでいただけました。

ただ2本目で開錠はちょっと出来すぎのような気が・・
良いことの後には悪いことが起きやすいですし・・

2本目で開いて嬉しかったけど
慎重に今年一年を過ごしたいと思います。

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by A隊長

2017.10.5(木)晴れ
モッタイナイ

助人は機動力を売りにしたロードサービス専門業者なんですが、
一番需要の多いのは開錠作業になります。

ほとんどのお得意様からは一定の評価を頂いてるんですが
未だに認知されてないお得意様もいます。

お得意様「助人さんはピッキング開錠作業やってますか?」
A隊長「やってるも何も、かなり得意なほうですよ」
お得意様「普通のカギ形状のコルベットですが大丈夫ですか?」
A隊長「大丈夫です」

という流れで受注後自ら現場へ向かったんですがビックリ仰天です。
年式不明のコルベットはC6でした。
C6はトランクに下向きシリンダーがひとつだけあるんですが
これをピッキング出来る業者って全国でも数社だけだと思う。

何社かギブアップして最終的に助人が開錠出来たら「助人すごい!」と
思われるかもしれませんが、今回のように淡々と開錠してると
難しい車が難しいと思われることもなく、いつまでたっても
「助人さんは開錠作業やってますか?」と聞かれるのかも。

迅速確実に、法外な料金も請求することなく長年やってるんですが、
正直、都内で助人サービス使わないのはモッタイナイと思う。

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by Y隊員

2017.8.10(木)曇り一時雨
暑い東北道

宇都宮へシボレー・コルベットC6の開錠に行ってきました。

その日の東京は最高予想気温が37℃。
午前10時ごろに出発したのですがその時すでに相当な暑さ。
単純に北の方に行けるから
今よりは涼しくなるかもと走り出したのですが・・

東北道を走っていて気付きました。
宇都宮は日本で一番暑い都市、舘林の北に位置しています。
なので涼しいわけがありません。
到着までの東北道もずっと高温でバイクの油温も高いままでした・・

到着した現場は平地で屋根がありません。
早く解決しないと暑さにやられそうです。
しかし個人的にC6を対応するのは凄く久しぶり。
そしてお客様は鍵を閉じ込められたのは昨日でウチはなんと4番手。
なので必ず解決せねばなりません。

色々なプレッシャーが渦をまきました。
でも気にしても解決しないよね、淡々と、と心がけ無事開錠。
解決後、プレッシャーから解放されたからか汗が急に噴き出してきました・・

何にせよ無事に解決できて良かったです♪

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by Y隊員

2016.9.1(木)晴れ
やっぱこれだね

コルベットC3の開錠に行ってきました。

実はこの出動の前にたまたま通りかかったアメ車専門店で
C3を遠くにみかけたんです。
久々だったせいか、コルベットはやっぱりこの形だよね、
もっと近くで見たいな〜って思っていたところだったのです。
なので個人的に凄く嬉しいご依頼です。

待っていたのは白いC3。カッコいいです♪
アメ車以外の何物でもないスタイリングは
近くで見るとドキドキが増してしまいます。

そして作業の方は例のピッキングできないシリンダー。
トライアウトキーでの開錠なのですが、
お客様の車のナンバーがトライアウトキーの番数以内。
もしかして同じ番号のキーで開錠?と試すもダメでした・・
しかし比較的早い段階で無事に開錠です。

なんだか色々と堪能させて頂いた作業となりました。
ちょっと申し訳なかったです。

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by J隊員

2016.8.27(土)曇りのち雨
夏はまだまだ

平面駐車場でC6コルベットの開錠作業

トランク前に陣取って日差しにジックリと焼かれながらの作業は
ある意味、滝行に通ずるようなところもあって軽い無の境地に達します。

「バサッ」という音に現実に引き戻されて
音のした方を見やると工具箱の横に力尽きたセミが落ちています
もう夏の終わりも近いみたいですね。

今は夏真っ盛りの蝉時雨の洪水の中ですが
あとふた月もすると防寒装備も必要になって来る季節、
そう考えるとこの陽炎地獄もなんだか名残惜しくなってきます。

開錠を済ませて道具を片付けていると、さっきのセミ…
このままだとコルベットの極太タイヤでペッタンコ必須…
どうも忍びないので植え込みにでも…とつまみ上げたら
「…ジ!…ジッジジジジジッ」と、大騒ぎで飛んで行ってしまいました。

しばらく呆気ていたら酷暑がぶり返してきました。

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by K隊員

2016.6.26(日)晴れ
お待ちかねの

シボレー・コルベットのインロック。
車は本国ではスティングレイの名称が復活した現行モデルのC7型。

前モデルのC6型はドアに鍵穴がなく、
トランクのみでしかも下向きと難易度の高い車。

C6は助人では何台も解錠経験があるがC7は初対応なので責任重大。
車を確認するとC6同様鍵穴はトランクのみで下向き、
さらにC6は外溝キーだったがC7は内溝キーになっていて難易度アップ。

初対応で時間が読めないことをお客様に伝えてから、
いつものように覗きピッキングで作業開始。

体勢が厳しいし初対応ということもありサクッと解錠とはいかなかったが、
はまる事なく無事解錠でお客様にも喜んでいただき一安心。

いつもながら初対応車の解錠は難しいほど満足度が高い。

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by Y隊員

2016.4.4(月)曇り
初めてのコルベット

八王子市よりコルベットC6の開錠依頼です。

個人的に待ちに待ったご依頼です。
下向き用特製ツールを装備して一番開けてみたかった車両なんです。

きっと開けられるはず、という自信はあるものの
実際に対応していないと無用な不安が広がるばかり。
その要らない不安をなくしたかったんですよね。

お客様と合流すると「前に来て頂いた方かな?」
自分はコルベットが初対応なので他の隊員の模様。
お話をお伺いしているとA隊員のようです。
一応その時の作業時間を聞くと「30分ぐらいかな?」

ムムム。A隊員で30分という事は結構難しいキーシリンダー?
妙な緊張を抱きながら作業開始すると自分でもびっくりの即開錠。

完了後にA隊員に聞いてみると
試作段階の工具を試していたためその時間になった模様です。

その試作の30分のおかげで今回は初対応なのに即開錠。
そしてそんな車両を初対応できて何だか幸先良い感じがします♪

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by H隊員

2015.12.30(水)晴れ
目覚め

 写真を整理していて懐かしいのを見付けたので、今回はそのインロックの事を少々。

 まずは写真の車ですが、シボレー・コルベット・C6後期型です。場所はマンション一階駐車場で、車の直ぐ前、右側には太い柱があります。オーナーさんは盗難防止の意味で、必ず柱に向かってハンドルを切って駐車していたそうです。

 もともと車高の低いコルベットC6。その低い車体の低い位置に付いているナンバープレート。そのナンバー直ぐ上に、唯一の鍵穴は下向で取り付けてあります。

 そんな鍵穴の取り付け状況でも、C6を覗きピッキングで開ける事は可能。でも困った事に今回は後ろの壁まで距離が全くない為、作業スペースがありません。人が通り抜け出来ない程ピタ付けされているので、流石に覗き解錠は不可能だと思いました。

 オーナーさんへは「頑張ってみますが状況的に解錠は難しいかもしれない」と伝えたところ、既にレッカー業者さんにはC6を引っ張り出してディーラーさんへ運ぶのを断られており、助人が頼みの綱だと言うではありませんか。そうなると俄然「何とかせねばっ!」と思うのが人の常ですよね。

 やる気だけは満々になりましたが、やはり作業は困難を極めます。車体下方から横向きバンザイ状態で身体を滑り込ませるが、顔の向きを変えられないほど狭いし胸が支えて苦しい。呼吸が浅くなるので連続作業には限界がありました。
 体勢が厳しいだけならいくらでも我慢しますが、身体の自由が効かない事に苛立ちが募ります。時間だけが無駄に過ぎ、万策尽き果てた状態へ。
 「為す術なしか…」と思いながらも諦めきれず、もがき苦しむ中でふと手にしたA隊員の試作工具が猛烈に冴えわたります。これが今まで届き難かった痒いところをバリボリ掻き毟るので、あっという間に最後の一枚。それまでの苦しさとか全てを忘れ、「もう開きます!」と鍵穴を回した瞬間、得も言われぬ快感に満たされたのは言うまでもありません。

 この試練と言えなくもない一件が、工具開発への拍車となり、解錠スキル向上への一端を担いました。人は本当に苦しんだ時こそ、次の高みへ至る一条の光を見付けるのかもしれません。

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by A隊員

2015.7.24(日)晴れ
バッテリー上がりも助人で

シボレー・シェビーバンの開錠とバッテリージャンプです。
依頼当初はバッテリーは他の業者を手配するという流れでした。

助人はバイクなので大きな車は無理でしょうと言われたんですが、
そんなことはないですね。基本的に容量不足はないです。

さすがに5,700ccの完全放電ともなればブースター1個じゃ
無理なんですが3個あれば大丈夫だろうという作戦です。
まずは運転席をピッキング開錠してボンネット開けます。
バッテリー電圧はほぼ0Vで完全放電でした。
サージ処理しながらひとつ目をつないで少し充電させて
ふたつ目をつなぎました。

電圧が12以上で安定したところでセルを回すと、
「グワン、グワン、グワワーー!」と勢いよく復旧しました。

助人はバイクで移動してるんですが・・
ブースターは常時2個以上積載してるのでご安心下さい。

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by J隊員

2015.4.8(水)雨
今も昔も

シボレー・インパラの開錠作業です。

現場で伺うと1962年のモデルだそうで
かれこれ60年以上も走り続けていることになります。
レストアされているとはいえ
いまだに現役で普通に走っているのは驚きますね。

そしてオーナーのお客さんなんですが、その若いことといったら…
インパラとは親子以上も歳が離れています。

まだ若いのに手のかかる車を選んだなあと
感心してしまいました。

最近では若者のクルマ離れなんて言われるみたいですが
突き抜けて好きな車がある人に於いては
今も昔も変わらないものなんだと思います。

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by A隊員

2015.3.3(火)曇り
少しずつ時間短縮

コルベットC6の開錠です。
腕が鳴るなーと思っていたら前回と同じお客さんでした。

実は前回10分ほどかけて開錠してるんですが・・
あれから色々改善してきたので思う存分戦えました。

「すごく早いですね!」「前回あんなに待ったのに!」とお客さん。
えー?10分開錠でも全然遅くないじゃん・・と思いましたが、
お客さんからすると10分は長いんだろうと思います。

しかも前回はガソリンスタンドの中だったので尚更というか、
状況によっては5分でも長いのかもしれません。

車によっては物理的に時間のかかる開錠作業もあるんですが、
お客さんには関係ないですね。

時間短縮はとてつもない労力なんですが・・
少しずつ前進出来るよう頑張っていこうと思います。

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by A隊員

2014.8.8(金)晴れ
新時代への幕開け

コルベットC6の開錠です。
今回新技術のお披露目も兼ねてY隊員と一緒に向かいました。

結果は1分以内に開錠。
あまりの速さにY隊員の目もハートマークになりました。

C6はトランクにしか鍵穴がありません。
室内に閉じ込んでもトランク下向きシリンダーからの開錠になります。
おそらく一般的なカギ屋さんならキー複製で対応すると思いますが、
助人はピッキング開錠です。

ピッキング開錠といっても、どこにもない助人オリジナルです。
下向きシリンダーを開錠するとなると、シンドイ風景と思われがちなんですが、
これがまた中年にやさしいピッキングスタイルが特徴です。

C6は要警戒だったんですが、今では速攻開錠が可能になりました。
これからはC7の時代というか、早く開錠してみたいですね。

トランク下向きは困難な時代からスピード勝負に入ってます。

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by H隊員

2014.7.23(水)晴れ
2cmの秘密

 深夜、栃木県北部よりコルベットC6の問い合わせ。地元の鍵屋さんが3時間頑張ったけど駄目だった模様。

 「そんな状態のC6なんですが開けれらますか…?」とのお客さんの質問に「お任せください」と即答すると電話の向こうでお客さんが沈黙してしまった。
 一瞬の間を空け「もしもしー」と呼びかけると「 … え! っと 2008年式なんですが本当に開くんでしょうか?」と再度質問。「全く問題ございません必ず開けます」と再度即答するとまた沈黙してしまった。
 再び「もしもしー?」と呼びかけると「 … C6で開かなかったって事はないのですか?」と物凄く不安そうな声。これは安心して頂く必要があるのかもしれないと考え、今日現在までの解錠率は100%ですとお伝えした。すると「じゃぁ必ず開けられますよね…?」とやっとこ安心して頂けたのでした。

 お客さんが安心してくれたのは幸いなんですが今度はこちらが不安になってきます。何が不安かと申しますと車体後ろが壁ピッタリ状態の場合です。何故後ろに壁があると困るかと言うとですね、C6は車体後方の低い位置に一か所だけしかキーシリンダーがありません。なのでそこを障害物にビタ付けされていると非常に作業が厳しくなってしまうのです。
 地元の鍵屋さんでも解錠が無理で尚且つお客さんが物凄く不安そうにしているってのは、もしかして作業が著しく困難な状況だからなのかも?? と一抹どころじゃない不安が過りまくります。これは一応駐車状況を聞いた方がいいかな思い車体後ろに余裕はありますか?と聞いてみると「洗車場なのでスペースに問題ありません」との事。大見得を切ってしまっているのでそれを聞いてホっとしたのは正直なところです。

 現場が高速でも2時間以上かかる距離なので翌朝一番の予約という事でご依頼を頂きました。

 翌朝… C6の解錠をしていると地元の鍵屋さんが何故開けられなかったのか、その理由と思しき事を発見。それはナンバープレートの後ろにC6オプション?のバックプレートが入っていて、ナンバープレートが2cmほど出っ張っていたからではないかと。それだけ出っ張っているとゴニョゴニョがモニョモニョ出来なくなってしまうので色々厳しかったのかと思われます。

 たかが2cm、されど2cm。その僅かな差が明暗を分ける場合も無きにしも非ず、それを痛感したご依頼でした。

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by K隊員

2014.5.6(火)曇り
いつものように大渋滞

午後2時過ぎに千葉県の潮干狩り場で、
シボレー・エクスプレスのインロック。

連休中ということもあり首都高湾岸線は入った時点で渋滞中。

慎重にアクアライン方面に向かったが、
海ほたるパーキングエリアまでは大渋滞で、
トンネル内の路肩部分には駐車場待ちの長い列ができていた。

無事予定時間内に到着すると潮干狩り場もかなりの人出。

他県からご家族で来たというお客様、来る時も渋滞していたようだが、
帰りもアクアラインに向かう幹線道路からすでに渋滞中。

家族サービスも大変だ。

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by A隊員

2014.3.31(月)晴れ
ごちそうさんでした

コルベットC6の開錠です。
前回の焦りが的中した感じです。

やはりこの世は時空を超えた力が働いているんでしょうかw
今月5台目の下向きシリンダーを頂きました。

このC6はトランクにしか鍵穴がありません。
しかもベンツとかに比べるとかなり窮屈な場所なので大変です。
体感的には一番シンドイ作業かもしれません。
最初に開錠したH隊員の血と汗の結晶でみんな開錠出来てるんですが、
これを簡単にしようとしてるのが新しい技術ですね。

結果は10分でした。
現場は難しいというか、中々練習通りにはいかないです。
開錠出来ていても完全攻略とは言えないというか、引き続き研究ですね。

前回C6開けたときは「あまちゃん」が流行っていたときなんですが、
今日からは「花子とアン」です。

最近NHK朝ドラはヒット続きなので楽しみです。

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by K隊員

2013.10.26(土)雨のち曇り
まだまだこれから

シボレー・カマロのインロック救援依頼。

車はカーアクション映画「ワイルド・スピードX2」
にも登場した1969年式の初代カマロだった。

レストア済みらしく40年以上前の車とは
思えない程きれいでコンディションがよさそう。

カギはピッキングが出来ないタイプだったのでいつものように
200本超あるトライアウトキーを1本ずつ差し込んでいく。

運任せなところがある作業だがさほどお待たせ
することなく30本目ぐらいで無事解錠し一安心。

新車もいいが古い車をきれいに乗っているのを
見るとなんだか嬉しくなってくる。

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by A隊員

2013.9.14(土)晴れ
SSSHKAA計画

八王子でコルベットC6の開錠&バッテリージャンプです。
この車は鍵穴がトランクにしかない&下向きなので大変です。

助人でも特にC6は「高難易度」に位置づけされてるんですが・・
実は今回、新しい技を試す絶好の機会となりました。

名付けて「SSSHKAA計画」です。
略すと「全ての下向きシリンダーを比較的簡単に開けるアイテム計画」ですねw
C6以外にもベンツトランク等、鍵穴が下向きなのはいくつかありますが、
全ての下向きシリンダーを一網打尽出来るアイテムは作れないものか・・
というのがキッカケというか、夢というか、妄想ですね。

結果は(試作にしては)うまく行きました。
まだまだ改善するところはあるし、比較的簡単でもないんですが・・
今回のC6は3分開錠なので正直じぇじぇじぇな威力です。

SSSHKAA計画は無限大です。
今までの車はもちろん、新作の車のどこに鍵穴があろうと慌てないです。

助人サービスの前では見えない鍵穴は存在しない・・
これを完璧にするのがSSSHKAA計画です。

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by H隊員

2013.7.10(水)晴れ
冠水路面の恐怖

 数日前の夕方、発令された光化学スモッグ警報と共に突然発達した雨雲、それは見る見る大きくなり、そして勢力を増していった。
 遠くで雷がゴロゴロ鳴ってるなと思ったら突然頭上で雷鳴、そして一瞬の停電。モニターが再起動したことにビビリながらPCを心配していると、雹交じりの激しい雨が降ってきた、もう完全に嵐です。
 暫し呆然と窓から空を眺めていたが、木々の葉っぱを引き千切る風の音とは別に聞こえる地鳴りのような音が気になり、目の前の道を見てみると、そこは下水の排水能力を超えそうな勢いの水が流れていた。

 そんな嵐も間もなく通り過ぎようかと言う頃、シボレー・タホの解錠依頼。建物から外へ出てみると遠くの空の雲は切れ、そこから光がさしていた。嵐は過ぎ去り現れたのは所謂「ジェイコブズ・ラダー」ってやつでした。

 タホの解錠を終えて戻りの移動を始めると、道が冠水しているところに遭遇。僕の進行方向が山側で反対が谷側。水の深さに結構な差があったようです。
 冠水して路面が見えないところは、途中ですれ違いがう必要がないように一台ずつ進むのが暗黙の了解になっていたようですが、僕の前の車が進んだ直後に対向車が逆走でこちらへ向かってきた。自分の車線の水が深いから逆走してるんですね。で水溜りの一番深い所で鉢合わせになってしまい逆走対向車は自分の車線に戻ったのですが、マフラーは完全に浸かるくらい深かったようでエンストしてました。車内まで浸水しているようだったけど電装とか大丈夫なのだろうか?

 路面が見えない水の中を通る時は細心の注意が必要、可能ならは避けたいところです。でも仕方なく通らざる負えない時は、前の車のタイヤが通った場所をしっかり記憶し、それをトレースするようにソロソロと慎重に。万が一、見えない何かに乗り上げたり、穴にハマったりで転倒でもしてしまったら即水没です。それは非常にやっかいな事になってしまうので考えたくもありません。

 ※特にスクータータイプは浮力が働きやすい車体形状なのでご注意ください

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by Y隊員

2012.12.23(日)晴れ
アメ車とハイヒール

1990年式シボレーC1500の開錠依頼です。

フルサイズピックアップトラックであるC1500。
大柄な車格がアメ車感をプンプン漂わせますね。
しかも今回対応させていただく1990年式は
乗用車を縦に二台重ねたようなワイルドなフロントマスク。
アメリカの働く男って感じです。

現場に到着し携帯電話に連絡すると女性の声。
お客様の奥様か彼女かな?と待っていると
現れたのはハイヒールがとても似合う電話に出て頂いた方。
そしてなんとこの素敵な女性がC1500のオーナーさん。

ご依頼時に頂けたお客様の情報が苗字のみだったので
てっきりお客様は男性だとばかり思い込んでいました〜

作業は手こずることなく無事完了。
そして颯爽と走り去るC1500をお見送りです。

しかしC1500とハイヒールのアンバランス感。
妙にカッコ良く感じてしまいました♪

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by K隊員

2012.11.17(土)曇りのち雨
開くと信じて

千葉県館山市でシボレー・カプリスワゴンのインロック。

ピッキング出来ないカギが付いている場合、
まずは220本程あるトライアウトキーを1本づつ差し込んでみる。

それで開かない場合は違う方法で解錠することになるが、
今回はトライアウトキー以外はやらないでほしいという依頼。

現場まで約100kmあるが、トライアウトキーで開かなくても
かまわないというので出動することに。

180本差し込んでダメだったが、
開かないかもと思いながらやるとホントに開かなかったりするので、
絶対開くと思いながらやると205本目で無事解錠。

到着までお待たせしたので無駄足にならなくてホントよかった。

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by Y隊員

2012.9.29(土)晴れ
アメ車の魅惑

スーパーマーケットの駐車場へ
1968年式シボレー・エルカミーノの開錠に行ってきました。

現場は広めの駐車場だったのですが、
スーパーには似合わないお車なのですぐに発見。
見るとやはりピッキングできない鍵が付いていました。

お客様へ作業の説明をしようとすると
「大変なんですよね・・」と作業方法をご存知のようです。

ビュイックなど同じ鍵がついたアメ車を乗り継いできたと話すお客様。
その車両ごとに開錠のお願いをされてきたそうで
「大変なので細心の注意をしてたんですが・・」と反省しきりです。

無事に解決すると以前のインロックでの苦労話を聞かせてくれました。
「こう苦労してるけどアメ車が好きなんですよね・・」とお客様。
確かにアメ車の独特な雰囲気は他の国の車じゃ味わえないですもんね。

最近、そのアメ車の雰囲気に魅力を感じつつあるY隊員。
でも所有するには経済的に厳しいかな・・
なのでこうやって仕事で触れ合える事を幸せに感じるようにします♪

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by H隊員

2012.8.7(火)晴れ
想い出のバイク屋さん

 シボレー・コルベットC6の解錠依頼を頂き、東京からちょっと遠い所まで。

 現場の住所に近付くにつれ、なんとなく見たことがある風景だという記憶が頭の中でグルグル。と言っても年に何回か通る幹線道路で、既に今年も一度は通っていますが、そういう意味ではない違う既視感がヒシヒシと。何だっけかな〜この見た事ある感はと必死に記憶を辿ると、丁度10年前に先代VFR800を購入したバイク屋さんが直ぐ近くだという事を思い出しました。
 初めての大型バイクな上、今迄で一番高い車輌だったので、コケたら洒落にならんゾ!と超緊張してバイク屋さんを出たのですが、近くのガソリンスタンドでエンストぶっこいて危うく立ちゴケしそうになり、首の筋が切れそうになりながら踏ん張ったのが昨日の様です。免許を取って初めて公道に出た時の様な新鮮な感覚が蘇ります。すっかり忘れていたドキドキ感を思い出しながら現場へ向かった。

 「これって難しい鍵なんですか?開けられますか??」と心配されるお客さん。確かに色々な意味で難易度が高い車輌ですが、実はいくつかの秘密を知っていてると問題なく開けられます。知ってしまうと大した事がないかもしれませんが、現場で対応しながらそれを探るのは、ある意味身体的な持久力と挫けない心が必要と個人的には思うのです。でもこれは僕が初対応の時、全身プルプルしながら40分もかかったからそう思うだけで、他の業者さんならもっとスマートに解決するのかもしれません。

 とう言う訳で、過去の車輌と経験を思い出し、現場車輌と摺り合わせをすると意外と早く解錠に成功。ハッチバックが開くと共に警報が鳴り響き、先程まで落ち込んでいたお客さんの顔が一瞬で笑顔になったのが印象的でした。

 帰りにVFR800を買ったバイク屋さんの前を通ってみると、今も前と変わらず営業中で無性に嬉しくなります。とても丁寧で整備もバッチリな良いバイク屋さんなんでが、東京から距離があるので僕が次に購入する可能性は低いのが何とも残念。でも近隣の知人でバイクの欲しい人がいれば是非とも紹介したいと思います。

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by K隊員

2012.2.26(日)曇り
大幅値下げ

シボレー・トレイルブレイザーのインロック救援依頼。
場所は羽田のパーク&ライドの民間駐車場。

これから出発ということでお客様はかなりあせっていたが、
なんとか間に合いそうとのことでホッとした。

2010年秋の新国際線ターミナル開業時に、
空港直結の駐車場が値下げをした。

民間駐車場はもろに影響を受けて利用者がかなり少なく
なったようで、昔にくらべて大幅に安くなっていた。

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by J隊員

2012.1.14(土)晴れ
手軽に見えて…

シボレー・アストロの開錠作業へ行ってきました。

まずは運転席の鍵穴を回すんですが反応ナシ
不思議に思いながら助手席側に移るんですがこちらも同様です。
どうやらドア内部の連結に不具合があるようなんですが
左右両方共というのが腑に落ちませんね。

お客さんに鍵穴を回して見せながら説明すると
「そういえば…」となにか思い当たるご様子です。

それによるとロードサービスを頼む前にご自身で開錠を試みたんだとか、
職場の同僚さんの助言で窓の隙間から針金を入たんだそうですが
うまく行かなかったそうなんです。
それまでは問題なかった鍵穴だそうなんで
おそらくその作業の際に不具合が出てしまったんでしょうね

窓の隙間からのアクセスというのは手軽に見えて
意外とそうでは無いので注意が必要です。

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by J隊員

2011.9.19(祝月)曇り
コルベットの国

現行シボレー・コルベットの開錠に行ってきました

FRP製ボディのドアパネルには鍵穴はもちろんハンドルすら無く
もうデザインスケッチそのままのようです。
よって開錠作業の方も相当ツラいんですが
H隊員のあみ出した秘策によって無事に開錠に至りました。

それにしてもドアにハンドルすらないというのはすごいです
一部のカスタムなんかでは見られる処理なんですが
助手席に乗る際はやっぱり中から開けてもらうしかないんでしょうか?

そしてもしかしてこれは強盗対策なのでは?
しばらくコルベットを眺めているうち閃きました。

コルベットといえば高級スポーツカー、
そして乗っているのは経済的に余裕がある人
街中でこのクルマを見つけたよからぬ事を考える輩が
金品、もしくはクルマ目当てに乗り込んでくるのを防ぐために・・

何だか自分のアメリカへのイメージが、昔の映画そのまんまなのに驚きです。

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by H隊員

2011.8.31(水)晴れ
空っぽ?

 シボレー・タホの解錠依頼で千葉県某所まで。

 畑の畦道、用水路に右側をピッタリと寄せて停めてあるタホ。左ハンドル車なので右から降りられなくても問題なしです。と言う事で左ドアから解錠しようと鍵穴を覗くと、汚れがヒドイ中には本来詰まっていなければならない部品がまるっきり無くなっていた。これじゃ鍵としての役目を果たしてないのでは?とビックリして鍵穴を回してみるがそこは問題なくピクリとも動かない。と言う事はイタズラをされて破壊されたから中身がないのだろうか?? お客さんへ心当たりがないか聞いてみると、車を購入してから一度もリモコン以外でドアを開けた事がないので分からないとの事。確かに何等かのトラブルが無い限りメカニカルキーは使いませんよね。と言う訳で、左側の鍵穴は覗いただけで触らず、右側から解錠する事に。

 用水路を跨ぐ形で態勢を整え解錠作業に入るが、これが結構キツイ姿勢。用水路を跨いだ中腰を維持しなければならない為、直ぐに太ももが熱くなりプルプルしてきます。辛さで言うとエア椅子みたいな感じです。
 ああああぁぁぁぁもう限界!っというところで解錠し鍵穴を回す。はぁはぁと肩で息をしながらドアノブを引くが、スコっと軽い感触だけで何故だか開かない。解錠方向が逆なのか?と反対にも回してみるがやはり開かなかった。
 左右両方に鍵を回しても開かないのは壊れているからだろうか? お客さんへ聞いてみると、数日前から右ドアの集中ロックが効いたり効かなかったりと不安定な状態だったらしい。と言う事は右ドアは故障しているかもしれないので、こちら側からの解錠は断念せざるを得ません。

 助手席側が駄目なので今一度運転席側に戻り鍵穴を覗いてみるが、中はガランとした空間が広がっているだけ。やはりここの鍵穴は無理か??と思いながらも念入りに鍵穴の中を洗浄をしてみる。次の一手を考えながら再度鍵穴を覗いてみると、さっきまでなかった部品が本来ある筈の姿でそこにあった。

 左運転席ドアを無事に解錠し分かったのは、長い間メカニカルキーを使わなかった為、中の乾いたグリスが汚れを抱き込み、そこへ走行による微振動が加わり内部部品が本来の位置から著しくズレてしまった。それが摺り切ったように引っ込んでいたので、中に何も無いような錯覚に陥ったようです。見ただけで思い込んではいけません、しっかりと触ってから判断しなくては。深く反省。

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by J隊員

2011.7.1(金)晴れ
VSコルベット

シボレー・カマロのインロックへと行ってきました。

1989年式、二代ほど前のモデルでしょうかね?
一番エッジが利いていた頃のデザインでファンも多いそうな
そしてこのモデルをピークにまた曲線主体のボディになって行きます

・・・なんて実はお客さんの受け売りでした
アメ車のスポーツモデルばかり乗り継いできたというお客さん、
現在のカマロの前にはコルベットを所有されていたそうです
そしてそのコルベットでもインロックの経験があるんだそうな

ドアの鍵穴がピッキング出来ないタイプという事もご存知、
そして開錠までの所要時間もおおよそ見当がついているご様子
「長くても○○分くらいだよね〜」とサラッと言われてしまって・・

個人的にはカマロの方が解決しやすかったりするんですが
内心は結構プレッシャーだったりします。

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by H隊員

2011.1.8(土)晴れ
湖の名

 現行型シボレー・タホの解錠依頼、中には子供が閉じ込められているとの事。何度経験しても子供インロックの一報が入ると緊張が体を駆け抜けます。ですがここは深呼吸で落ち着いて、急ぎながらも安全運転で現場に向かいます。

 現着しお客さんと合流すると「子供がロックボタンを押しちゃったんですよ。で、外から何とかならないかと子供に解除の仕方を教えるんですが、流石にちょっと無理でした」とお客さん。中を覗くと不安そうに小さな男の子がこちらを見詰めていた。
 兎にも角にも解錠最優先でスパッとシリンダーを回しドアを開ける。すかさず中にお母さんが入ると男の子は安心したのか何かを一生懸命話し出した。内容までは聞き取れなかったのですが、特に泣く事もなく必死に何かを訴えていた。取りあえず元気なので安心しました。

 さて拠点に戻ってタホの事を調べてみると、GMC・ユーコンキャデラック・エスカレードとは兄弟車であるらしい事が分かった。そしてもっと歴史を遡ると、元々の名前はブレイザーだったとの事。ちょっとこれには驚いたと同時に、以前お客さんが言っていた「ブレイザーにはデカイ版が存在するらしいですよ」って言葉を思い出しました。それは多分このタホの事を言っていたのかと思われます。
 車の歴史は複雑で難しい側面がありますが、興味を持って調べて見るとかなり面白く、ついつい時間を忘れてネットを彷徨ってしまいます。

 余談ですが「タホ」とはカリフォルニア州とネバダ州に跨って存在する湖の名前らしいです。

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by J隊員

2010.12.1(水)晴れ
救援セット

シボレー・アストロの開錠での事、
「最近のカギ開けはバイクで来るんだ〜」と、お客さん
バイクで到着したJ隊員に意外だったご様子。

さて、開錠を済ませると今度はエンジンが始動しません
点検してみるとバッテリーも上がってしまってました。
「弱ったなあ、用事に間に合わないや」
そう嘆くお客さんにジャンピング救援のご提案をさせて頂きました。

「えっ!・・出来るなら・・お願いしたいけど・・・」
・・?なぜか遠慮気味のお客さんです
不思議に思いながらも諸方面への確認を済ませてエンジンを始動、
すると諦めの色が濃かったお客さんの表情が驚きに変わりました。

なんでも最初はバイクのバッテリーと繋ぐと思ったそうで・・
どおりで最初になんだか遠慮気味だった筈ですよね
「バイクで何でも出来るんだね〜」と今度は驚かれてしまいました。

なんでも出来るというわけではないんですが
インロックとバッテリー上がりの併発時には重宝してもらってます
出動も一度で済むのでスピーディーに解決できますしね。
そして何より、おトクだったりするんです・・・

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by A隊員

2010.11.18(木)晴れ
近そうで遠い場所

葛西臨海公園でシボレー・タホの開錠です。
第二駐車場ということで少しゲンナリモードですね。

バイク駐輪場から歩いていくんですが・・
場所によっては1km近く歩くことになります。

通常なら第一駐車場のみなんですが・・
混雑してくると第二駐車場を開放するんですよね。
この第二がクセモノで、第一の奥のさらに観覧車の奥といった感じで、
重装備を担いでいくとかなりの運動量ですね。

唯一の救いは歩くのが一番早いということ。
車で行くと公園入口の前の、そのまた前の信号から渋滞してるので、
延々と現着できないですね。

第二駐車場・・
この言葉にちょっと敏感になっています。

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by Y隊員

2010.10.6(火)晴れ
輝くインパラ

1963年式シボレーインパラのトランク開錠に行ってきました。

待っていたインパラはピッカピカです。
ボンネットも開いておりエンジンもクロムパーツでピッカピカです。

「ドアは何とか開けたんですが・・」と話すお客様。
鍵がないことに気づきインロック?と室内、エンジンルームを探すも見当たらず、
残すは室内から開けられないトランク?と今回のご依頼になったそうです。

個人的に久々のトライアウトでの開錠作業。
「気にしなくていいですよー」と仰って頂いたんですがしっかりと養生します。
この輝きっぷりを目にしたら気を使わずにはいられませんしね。

しかし相変わらずの当りの悪さです。
半分以内で開いてくれれば・・と思って開始したんですが残り数十本。
開かないのか・・という空気が漂い出した残り10本でやっと開錠です。

トランクの扉を開けると今度はピッカピカに輝くハイドロのシステム。
凄いな?と思うのも束の間、肝心の鍵は見当たらず・・

お客様のインパラのように輝く笑顔が見たかったんですが、叶いませんでした・・・

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by Y隊員

2010.8.7(土)晴れ
違いのタホ

コインパーキングよりシボレータホの開錠依頼です。

間もなく到着する旨をご連絡すると「待ってまーす」とお客様。
現場である大きめのコインパーキングを見つけ
タホはどこかな?バイクは入れるかな?とキョロキョロしていると
後ろからお客様に呼ばれます「避難してこっちにいました〜」

確かにもう夕方とはいえ日差しの下では暑いですよね、
と思いつつタホのそばに行くと違いました。
エンジンがかかりっぱなしのタホ。唸りながら熱を発散しています。
これで避難してたんですね。

だいぶ暑さにも慣れてきたかな?と思いつつあった今日この頃。
しかし、さすがの5リッタークラスの熱風は違いました。
そんなに苦労はせずに開錠したんですが汗だくです。

そんな自分を見てお客様より「はい、これどうぞ。後で飲んで」
と渡されたのは1.5リットルのペットボトル。かなり嬉しいビッグな差し入れです。
タホのユーザーさんはやっぱり一味違います。

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by Y隊員

2010.1.23(土)晴れ
アメリカンな日本

福生市よりシボレーMWの開錠依頼です。

シボレーとはいえスズキとのOEM車であるMW。
フロントのデザインはアメ車感がよく出ていて
うっかりするとスズキ車である事を忘れてしまいそうです。

現場は国道16号沿い。
ちょうど米軍基地の向かいでレストランや雑貨屋さんなどが並んでいる辺り。
そのレストランや雑貨店は米兵向けなのか異国情緒が溢れていて
今回担当するMWとどことなく共通点を感じてしまいます。

肝心の作業は無事に完了。
お客様をお見送りし、ちょっとだけ16号沿いをバイクで流します。

そういえばこの辺りに来るのはしばらく振り。
怪しげな雑貨店は少し減った様ですが雰囲気はそのまま残っています。
そして個人的に好きだった中華料理屋さんも残っていました。

休みの日に食事を兼ねてゆっくり散策に来ようかな。
たまには異国的情緒にも触れておかねばいけませんからね。
と言いつつもY隊員、一度も海外に行った事がないのですが・・・

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by J隊員

2010.1.4(月)晴れ
大きな違い

練馬区の駐車場でサンバーの開錠要請
指定の現場に到着し、車両を探すも見当たりません?

近辺に似たような駐車場が多いことから「ひょっとして駐車場違い?」
なんて思いながらお客さんにTELをしてみる
すると間違いではなくお客さんからはこちらが見えている様なんです
「こっち、こっち〜」と案内されたほうに視線を移してみると
クルマの前で手を振るお客さんが確認できました。

しかしお客さんの後ろにあるクルマは大型のSUV車
サンバーとは似ても似つかないものです。
なのにナンバープレートはピタリと符号、一体これは・・・!?

ちょっと混乱した後にピーンときました。
それというのもお客さんのクルマは「サバーバン」←シボレー
それが救援要請のやり取り中に「サンバー(の)バン(タイプ)」←スバル
になっちゃったらしいんですね。

そういえば出動の際に聞いた車両番号は3ナンバー
おそらく間違いだという事で現場での確認要請が出ていたんだっけ、
ですが違っていたのは車名の方だったんですね。

「サバーバン」と「サンバーバン」
早口で言うと確かにどちらなのか分からなくなりますね
なんだかすごく可笑しくて、吹き出しそうになりながらの完了報告となりました。

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by H隊員

2009.12.29(火)晴れ
バンブルビー

 深夜、シボレー・カマロの解錠依頼。

 明かりが全くない真っ暗な駐車場でお客さんと合流し話しを伺うと、「まだ車に慣れてなくて閉じこんでしまった」との事。購入後間もないのかな?と考えながら鍵を確認すると、記憶にあるシボレーとは違う鍵が付いていた。あれ?と思い真っ暗な闇に溶け込む車輌をライトで照らすと、そこには最新カマロが凛と佇んでいた。

 解錠を速やかに完了させお客さんにお聞きすると、思った通りトランスフォーマー・リベンジに出てきたカマロだった。ついつい「バンブルビー」と口をついて出てしまいそうになるのを飲み込んだ。

 拠点に戻って調べてみると、最新カマロは12/5に日本で発売されたばかりでした。お客さんが慣れていないと言われるのも至極頷けます。
 いや〜それにしてもカッコいいですなぁ、カマロ。フォード・マスタングと同様、初代を彷彿とさせるデザイン。ウィキペディアには「レトロモダンなデザイン」と書いてありますが、まさに言い得て妙です。
 特にグッと来るのは男前なフロントマスク。精悍な顔つきながら、どことなく憂いを含んだ優しさを漂わせているような印象。強いて言うならば気は優しくて力持ちってな感じでしょうか。
 トランスフォーマーのバンブルビーも気の良い兄ちゃんって感じですが、戦う様は凄まじい。カマロの印象とぴったりかと思います。
 こう書くと「お前が言うな!!」と言われてしまいそうですが、お許しをw

 と、ここまで書いておきながら、トランスフォーマー・リベンジを観ていない事を思い出しました。ミクロマン世代としては今更ながら外す訳にはいきません。近々DVDを買って観ることにします。

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by A隊員

2009.11.25(水)晴れ
夢中になれるもの

シボレーC1500の開錠+バッテリージャンプです。
作業後はお客さんの夢の話しで盛り上がりました。

お客さんはプロカメラマンを目指して奮闘中とのこと。
自作HPにはニューヨークやロスやサワラの風景が輝いています。

A隊員もこんな仕事をしている身ではあるんですが・・
小さな夢を積み重ねている最中だったりします。
なので無性に応援したくなるんですよね。

独立すると、周りから同じようなことを言われ続けたりします。
「収入や休みや老後が安定しないのは辛そう・・」
そもそも安定した場所が存在するのか・・と反論したくもなるんですが、
アレもコレも欲しがっていたら、余計なストレスを抱えるだけですね。

ひとつでも、夢中になれるものを見つけられたら・・
もうそれだけで素晴らしいこと。

「とことん悔いのないよう」なんて言える立場にないんですが、
個人的には強く思ったりします♪

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by H隊員

2009.10.4(日)曇り
忍びの者

 山梨県某所よりコルベットC6の解錠依頼、現場は山の中腹にあるゴルフ場。クネクネと九十九になった道をひたすら登った先に現場はあった。

 時刻は夕方、プレーを楽しんだ方達も殆どが帰り、駐車場にはお客さんの車とゴルフ場関係者の車しかなかった。
 コルベットの隣にバイクを付けキルスイッチでエンジンを止めると「お待ちしておりました。お客様がお待ちです」と真後ろから言われて驚いた。今来たばかりの僕の後ろにいつ来たのか、スーツをビシっと着こなした初老の男性がいた。胸には名札が付いていたのでゴルフ場関係者と分かりましたが、この広い駐車場のどこにいて、いつの間に僕の後ろに来たのだろう? 息も乱れていないし、その出で立ちに隙が一切感じられないので走って来たようには見えない。何とも不思議な感じがした。

 お客さんと合流し作業の準備をしていると、先程の初老の方に小声で「どのくらいの時間がかかりますか?」と質問される。お客さんに聞かれると不味いのかと思い僕も小声で「10〜20分位頂けますでしょうか?」とお伝えした。すると初老の方はニコっとなり「それは良かった、助かります」と僕に言い、その後お客さんの方へ行って何か談笑していた。もしかしてインロックしてしまったのはお客さんではなく初老の方なのだろうか?そんな事を思いながら下準備を続けた。

 解錠を完了させ、後はロックを解除させるだけの状態でお客さんを呼ぼうと思っていましたが、勢いでロックを解除してしまい警報が発報。木々に囲まれた静かな駐車場にクラクションが鳴り響く。
 お客さんを呼ぼうと直ぐに立ち上がると「予定より早かったですね、ありがとうございます」との声がまたも真後ろから聞こえた。警報が発報したのより驚いて振り返ると、そこには初老の方がいた。ついさっきの1分前まで、遠く離れた場所でお客さんと談笑していた筈、いつの間に僕の真後ろに。
 周期的に鳴り響くクラクションに曝された状態で、疑問符が大量に噴き出してしまった僕は暫し固まってしまった。

 帰り道、クネクネと曲がる下りの道を楽しみながらも頭の奥に引っかかる事が一つ。何故後ろに付かれた事に気付かなかったのか?
 その事を気にしだしたら考えが止まらなくなり集中力が低下してきた。このまま山道を下るのは危ないなと思い一旦バイクを止めヘルメットとグローブを取った。
 ボーっとその思いに囚われていると風になびく木々の音以外に途切れなく連続したノイズの様な音が聞こえる。あれ?っと思いその音に集中すると鮮明に判断できるようになってきた。
 そのノイズはどうやら風切り音の様です。高速で長らく走った為、耳に残ったのでしょう。ヘルメットのシールドベースが一部疲労で折れてしまい、シールドの閉まりがしっくりきていなかったので、風が隙間から入っていたのではないかと。予備はあるので帰ったら交換です。
 真後ろに付かれて気付かなかったのは、この風切り音で耳が遠くなっていたのが原因かと思われます。

 それにしても、初老の方がなんとなく牧 冬吉さんに似ていたので、忍びの者かもしれないと思ってしまったのは、この小さな胸にしまっておく事にします。

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by Y隊員

2009.9.12(土)曇りときどき雨
秘密のナンバー

シボレーアストロの開錠依頼。
個人的に久々のトライアウトキーでの作業です。

作業の準備をしていると「30分はかかりますよね?」とお客様。
過去にも何度かトライアウトで開けてもらった事があるそうです。
最長で2時間、最短で20分だったそうです。

更に「番号を教えてもらえませんか?」とお願い。
トライアウトキーには個々にナンバーが刻印されています。
今後の為にその番号を知っておきたいそうです。
確かにその情報があればかなり作業時間の短縮になります。

お客様的に最短である20分以内の開錠を目指して作業開始。
鍵穴に向かおうとした時、ふとある箇所に視線が行ってしまいました。

ここをこうすれば・・・と、そこの箇所から無事開錠。
「今までで最速です!」とお客様は大喜びです。

しかし肝心の番号を伝える事が・・
ちょっと心残りな解決となってしまいました。

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by J隊員

2009.4.20(月)晴れのち曇り
驚きのワケ

シボレーのピックアップトラック、C1500の開錠要請

トライアウトキーで助手席の開錠を済ませると
後ろで見ていたお客さんから感嘆の声が漏れた。
事前の説明よりもかなり早い16本目での当たりキー、
てっきりその事に対しての驚きかと思ったらどうも違うご様子。

「・・・実は助手席の鍵穴、回った事が無かったんですよ」
そうサラリと語るお客さん・・・って・・・エエッ?

お客さんが話すには、このクルマを入手した当時から
渡されたキーでは運転席の鍵穴しか回らなかったそうな。
てっきり助手席の鍵穴は故障して回らないものだと思っていたそうで
トライアウトキーでキレイに回ったのでビックリされたそう。

確かに車内から取り出した正規のキーでは助手席の鍵穴は回りません
どうしてこうなったのかは分からないのですが、
左右のドアで鍵山が異なっているのが原因のようです。

「もしかして?と思って見ていたら本当に回ってビックリですよ!」
とてもスッキリしたご様子のお客さん、原因が分かってなによりです。

いや〜しかしその情報、出来れば作業前に・・・

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by A隊員

2009.4.14(火)晴れのち雨
モンテカルロの珍事

シボレーモンテカルロのトランクインロック。
トライアウトキーでドアは開くんですが、トランクは開きません。

初めてですがトランクは電子的なスイッチだけなんですね。
全く通電してない感じです。

さてカギ屋としての作業はここまでです。
ここからはお客さんとともに解体作業に入っていきます。
普段は踏み込まない領域まで行くと、ようやくトランクの隙間に到達・・

ライトを照らしつつ探索しますが、肝心のキーが見つかりません。
実はトランクの室内ではなく、ヘリ部分に引っ掛かっているとの事。
もうどうしようもないところまで来てしまいました。

そんな時です・・
ピューーーっと春風が吹いたのは・・
どうやってキーを取り出したか・・恥ずかしくて言えませんw
ただ次も同じ展開なら5秒で解決できるんですが♪

この仕事は時として・・・
あまり難しく考えないほうが良い結果を生んだりします。

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by H隊員

2009.4.5(日)晴れ
二度ある事は三度あった

深夜、埼玉県某所よりシボレー・サバーバンの解錠依頼。
空いている首都高で現場に向かう。

お客さんと合流後、鍵穴を確認するとピッキング出来ないタイプと判明。
トライアウトの作業説明後、了承を頂く。
荷箱からトライアウトを取り出し最初の一本を選定。
慎重に差し込んだ所で
  「平均するとどの位の時間で開くのですか?」
とお客さんから問い合わせ。
平均は難しいので、かかる場合は30〜60分位になってしまう事もあります。
お急ぎですか? とお聞きしながら鍵を回すと引っかかりも無くクルリと回った。
回った手応えを感じお客さんを見つめたまま暫し固まる。
  「いえ、急いではないんですが… あれ?鍵回ってませんか?」
は、はい 回ってしまいました… いえ、開きました!
喜ぶべき事なのに一人動揺してました。

ドアを開けた後、他のトライアウト数本を試してみましたが、
全く回る気配はなく紛れもない一発解錠と自己認定。
と言う事で、人生三度目のトライアウト1本開けでした。
で以前と同じように何が起こっているのか理解しきれぬままお客さんをお見送り。
その後魂が抜けたようになり、暫くして徐々に興奮して行ったのでした。

興奮も冷めた辺りで拠点に到着。
その後、何となくサバーバンについて検索をしてみた。
すると現在もラインナップにある長寿モデルだと知る事に。
初登場は1935年。
2006年にモデルチェンジをし現在第6世代。
70年以上の歴史をもつのは凄いの一言です。

現行車に関してはこちらからどうぞ。

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by A隊員

2009.3.9(月)曇り
男らしいお客さん

マッチョなスタイルのコルベットC3の開錠作業。
トライアウトキーでドアシリンダーは回るんですが、なぜかロック解除できません。

鍵穴をあきらめて次なる形態へとなるけど、C3は結構大変です。
裏技の裏・・秘中の秘によって開錠へと導いた。

開錠後はC3とお客さんに驚きの連続であった。
「周りから車に乗るために働く男と言われています」とお客さん。
燃費はリッター2kmで、片道30kmを通勤で使われているとのこと。
たぶん70リットルぐらい入るので、2日で8000円ぐらい・・
すごい事ですお客さん・・男らしすぎます。

早速始動すると「グワオォォーーーーン!!」
V8直管はすごい爆音です。
あまりにインパクトがあるので写真を1枚頂こうとすると・・
「僕も写っていいですか?」とお客さん。

丁寧にお断りしようとすると「記念に写りたいんです」とのことでパシャリ。
堂々としたC3に相応しいお客さんなのでした。

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by H隊員

2009.3.4(水)曇りのち雨
見えない敵

宵の口、川口市よりシェビーバンの解錠依頼。

現場は修理工場でお客さんが整備を始めようとしたところでインロック。
後付けセキュリティーの調子が悪くその修理で入庫したのですが、
ボンネットを開けドアを閉めたら何故かロックされてしまった。
壊れかけのイモビアラームがインロックの原因かも?との事。

「トライアウトで開けますよね?」とお客さん。
「GM専門じゃないんですが良く修理が入るのでカギの事は理解しています」
「ケースバイケースで時間がかかる事も承知済みなのでのんびりやってください」
と言われ違う車輌の整備を始められた。
折角のんびりと言って頂いたのですが本当にのんびり出来る筈も無く、
そそくさとバイクへ工具を取りに戻った。

お客さんはこちらに背を向け70年台位のジャガーを整備している。
その隣にはこれまた古いシボレーがボンネットを全開。
見上げる頭上にはベンツのお腹が。
そしてシェビーバンの後ろにはGMの巨大なエンジンがむき出しで。
何だか猛烈にワクワクしてくる。
そして余計な事がふつふつと脳裏に浮かぶ。
いくらのんびりと言って頂いたにしても散漫で仕事をして良い訳がない。
「これではいけない…」と呟き脳裏に浮かんだモノを奥にしまい込む。
そして最初の1本目のトライアウトキーを挿した。

強制的にふつふつを押し込めたのは良いものの、
暫くするとにょっこりと鎌首を擡げ始める。
その都度、目を見開き「集中」と唱え気持ちを整える。
そんな葛藤と一人で戦う事22本目のトライアウトキー。
クルリとシリンダーが回った。

で、一体どんな見えない敵と戦ってたかと言うとですね、
ジャガーの曲線がぁとか
シボレーのボンネットの中を覗きたいとか
ベンツの腹下を良く見たいとか
GMエンジンのシリンダー部の梨地に触りたいとか
そうです、そうなんです、いつものアレです。
もういい加減自分でもヘンタイかと思っちゃいますw

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by H隊員

2009.2.28(土)曇り
高効率を目指す

某日、東京近郊某所よりコルベットC6の解錠依頼。
そぼ降る雨の中、高速に乗り現場に向かう。

思い返すと前回C6を解錠してから1年以上が経っていた。
つい最近の様な気がしていたが、あれから1年かぁ…
時の流れの早さを感じる。
そんな感傷はさておいて早速解錠作業に。

C6の解錠は通常の方法以外に以前から温めていた案がある。
もしそれが有効であるならば通常作業より早く完了出来る可能性がある。
果たしてその案は有効なのか?
それが可能かどうかの情報を得るために錠の部分を確認すると、
残念な事に自分のイメージしていたのとは異なる事が解った。
その仕組みを現場で理解しながら解錠を試みると、
早いどころかかなりの時間を必要とする事になりそう。
折角の機会でしたが″案″は次回に持ち越しです。
次の機会までには更に練って完璧にする所存でございます。
と言うことで通常の方法で解錠を行うことに。

C6の鍵穴は物理的に厳しい場所にあるのですが、
以前の経験を活かし前回比三分の一以下の時間で解錠。
そして躊躇なくロック解除位置までシリンダーを回す。
するとセキュリティーが発報し激しくクラクションが鳴り響く。
分かってはいましたがやはりビクっ!っとなってしまった。

さて今回で新たな課題が出来ました。
次の機会までには″案″ではなく解錠方法と言えるよう煮詰めなければ。
それと新たに第二案を思いついてしまったのですが、
今は妄想段階を脱する事が出来なので内緒にしておきます。

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by Y隊員

2008.12.2(火)雨のち晴れ
久々の神保町

神田神保町よりシボレーアストロの開錠依頼。

到着しアストロをすぐに発見。
連絡しながら車を眺めていると以前も対応したような記憶が・・
そして御依頼主に落ち合いすべてを思い出した。

以前対応した時は色々な事が重なりすごく苦労した。
伺うと前回対応した時に故障していた箇所も直されたとの事。

では今回はすんなり開錠できるかな?
と思いつつ車を観察するとある事を発見する。
そしてその箇所から無事に即開錠。驚きつつも喜ばれる御依頼主。
その後、久々の再会もあり話も弾みしばらくお話した後お見送り。

考えてみたら久々の神保町。久々に本屋めぐりとかしたかったが、
よく食べていたカレーを久々に食べて帰った。おいしかった。
本屋めぐりは今度ゆっくりと来ようと思う。

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by A隊員

2008.7.18(金)晴れ時々雨
懐かしい響き

浦安市にてカマロRSの開錠作業。
現着早々「トライアウトキーNO×××で」とお客さん。

実のところ何度かインロックされている様子で、キーNOを控えているとの事。
助人で4人目の1本目開錠〜!・・ってこのパターンはダメか。

少しずつカスタムしていると言うお客さん。
なんと車を含めてヤフオクで購入しているという。
「最近はこれ・・4本2万円です」おもむろにリヤ周りを指差した。
アメリカのスーパートラップ社製のマフラーだ。

A隊員も10代の頃、スパトラ欲しさにバイトに夢中になったっけ・・
昔はネットオークションなんか無かったから、雑誌の売買コーナーだ。
そう「売ります買います」って・・何だか響きが懐かしすぎる・・

さすがに社外マフラーは厳禁の助人サービス。
深夜の住宅街にも出張する以上、みんな静かに走行している。

まるで過去の償いでもするかのように・・

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by J隊員

2008.4.19(土)曇りのち雨
2ドアクーペに見る陰と陽

‘79年型シボレー モンテカルロのインロック救援へ
キーシリンダーははこの年代のシボレーらしくピッキングが出来ないタイプ
なので別の方法で作業を進める。
およそ20分の後、鍵穴が回ってお客さんにご連絡、車内のキーを取り出してもらう。

と、ここで不思議な光景が、妙にお客さんが乗車し辛そうにしている。
現場はマンションの駐車場、隣の車との距離は0.8メートル位はあり
モンテカルロのドアはその幅一杯を使って開いているのに?

「このクルマ・・・やたらとドアが長いんですよ・・・」
狭いドアの隙間をすり抜けて出て来たお客さんが話してくれた。
そういえばドアノブ(鍵穴)もかなり後方にあった様な・・・

改めてドアを見直すと確かにデカイ!
4ドアで当然の車体サイズながら、敢えて2ドアにしている様な感じか?
その為、ドアの後端から運転席の背もたれを越える位迄は
ドアと車体の隙間を進まなければならず
前方に行くにしたがってどんどんその隙間が狭くなるのだ。

これは東京の駐車事情では十分に開けれるところは無いのでは?
よっぽど好きでなければ乗れないのだろうと思っていたら
普段使い用にもう一台クルマがあるそうです・・・

そういえば大きなドアのクルマには乗ったことが無いJ隊員
しみじみと小さなドアって便利だったんだな〜なんて思ったりする。

・・・でも2ドアクーペってやっぱりカッコイイんですよね。

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by Y隊員

2008.3.1(土)晴れ
アストロと複雑な感情

シボレーアストロの開錠依頼。
到着すると案の定ピッキング不可能な鍵がついている。

トライアウトキーでの開錠の説明と時間がかかる旨を伝え作業開始。
数百本の鍵の半分を試し終えた時、後ろで眺めていた御依頼主が
「一度だけやらせて貰えないですか?」との声。

本来、工具は他の方には触れさせないのだが、
なかなか開かない事を更に理解して頂けたらと、
それとちょっと一休みを兼ねて一本だけ試してもらうことに・・

ひとつ背伸びをしてご依頼主の方を見ると
「あ、あの〜回っちゃったんですけど・・・」
な、なに〜!!

驚きやら御依頼主の強運への敬意やら
開けられてしまった悔しさやらの色々な感情が入り混じって
最終的にはちょっと寂しくなった。

次からは全作業、自分でやるようにします。

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by H隊員

2008.1.23(水)雪のち雨
コルベットC6 その1

たまたま横浜地区の手伝いに行っていると
西伊豆の更に南側からコルベットC6の解錠依頼が入った。

横浜地区からでも180km程はある。
高速を使い沼津まで行ったとしても2時間以上はかかる計算。
お客さんと打ち合わせた結果、翌日AM10:00の待ち合わせとなった。

翌朝。
東京から高速で一気に沼津まで行く。
途中、御殿場付近の路肩には霜が下りていた。
バイクのメーターに付いている外気温計を見ると−2℃と表示している。
そりゃ、ヘルメットの隙間から入る風が痛い訳です。

沼津で降りると完全に陽が出ていた。
その朝日が冷えた身体を温めてくれて、強ばった間接が弛緩して行く。

でも、まだゴールじゃ無い。
そこから更に80kmはある筈。
時間に余裕があったが休む気にはなれず、
大きな伸びを一回して出発した。

それから1時間少々…
有料道路も駆使し9:30には現場に到着することが出来た。

正直へとへとになったけど、ここからが本番。
休む事無く目の前の赤い車輌に挑む。

−その2へ続く−

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by H隊員

2008.1.27(日)晴れ
コルベットC6 その2

−その1の続き−

この車輌、両ドアに鍵穴が無い。
唯一ある鍵穴は物理的に厳しい場所にある。
最初の数十分は、どうやったら錠の中が良く見えるかに費やす事となった。

試行錯誤の結果、既存の工具を僅かに改良する事が最良と判断する。

現場合わせによる加工の為、思いの他時間がかかったが何とか完成。
で、鍵穴に合わせてみると良い塩梅。
ピッキングしてみると予想より遥かに良い。
躊躇する事無く一気にシリンダーを回した。

すると、セキュリティーが発動し激しくクラクションが鳴り出す。
ゆっくりと立ち上がり周りを見ると、
気付いた客さんがこちらに向かい走ってくる。
目の前まで来たところで「ありがとう!」と両手で僕の両肩を掴んだ。

全てを完了し現場を後にする。
海岸線を走りながら見晴らしの良い場所を探す。
浜場からは少し離れた高台に展望が良さそうな所を見付けた。

バイクを降りて海が見えるベンチに腰掛ける。

随分と暫く振りに見る風景。
暫し目を細めて冬の海を見つめた

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by A隊員

2007.10.24(水)晴れ
ドアロック事情―1

コンビニの駐車場にてシボレーブレイザーの開錠作業。
ちょいと外に出たところ集中ロックが作動した様子。

ちなみに国産と外車では、ドアロックへの認識がだいぶ違うように思う。
インロックと深い関わりがあると考えている。

国産車との大きな違いは、ロックしたのに外へ出られるところ。
安全への捉え方が全く違っていて、外車の場合は大破した時が前提となっている。
脱出しやすくする工夫と、救援される時を踏まえ走行中ドアロックを禁止するところも多い。
ドアロックは、車から離れるときや治安の悪いところを走行するときで、
走行中、子供が不安ならチャイルドロックとなる。

チャイルドロックは以前からあったけど、昔の日本には合わなかったかも。
知らない人もいたろうし、1台をみんなで相乗りしたし、子供もたくさんいた。
その都度切り替える人は、そんなにいなかったんじゃないかと思う。

車に乗ったら「まずドアロック」というのは日本特有。
ロックを解除しない限り、外へ出られないと考えるのは自然の流れだ。
もはや文化の違いというしかなく、インロックする要因もここから発する。

外車(全てではなく)に乗り換え始めた方はご注意を。
今までの常識を持ち込むと、インロックを誘発します。

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by A隊員

2007.9.5(水)雨
そう簡単に手に入らないモノ

シボレーブレイザーがインロックしたとの知らせ。
ホテルの地下駐車場をウロウロしていたら見たこともない車を発見した。

迷彩カラーの軍用車。
>そうこれがブレイザーなのだ。

軍用車といえば、一般的にはハマーが有名。
しかし「周りが乗ってない車」を探していたお客さん。
たまたまデッドストックとして眠っていた軍用車を譲り受けた様子。
というかこんなブレイザーは初めて見た。

お客さんはシェパードとの散歩用にブレイザー、足代わりにコブラを乗られる様子。
それは手にしたくても、誰もが手に出来ないモノだ。

開錠後にいくつかお話しを伺い、何となく分かったものがある。
ただお金を持っているだけでは、こういう車を所有できないこと。

全てにさりげなく、品のある雰囲気のお客さん。
その雰囲気こそが、そう簡単には手に入らないモノだ。

アクセクしているA隊員とは対照的。
いや、アクセクしたその先に必ず扉が開かれると信じている。

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by Y隊員

2007.5.13(日)晴れ
こんな時にカギって・・

品川区にてコルベットの開錠依頼。
本日は大田拠点待機のため久々の品川への出動だ。

ビルへの入館手続きの際、あまりの厳しさに大はまりになってしまった。
やっとの思いで入館して、ドギマギしながら駐車場に向かった。
しかし中々御依頼主が来てくれない。

驚いたことに駐車場ではコルベットの他に、キャデラック(写真)など
GM最新モデルがずらりと並んでいる。

思わずカッコいいな〜
などと、車を舐め回すように見ていると御依頼主が登場。
ものすごく急いでいる様子なので即開錠。そしてサインを頂いてお見送り。

本来なら最新式モデルがずらりと並ぶ壮観な景色の写真を撮りたかった・・
なんでこんな時にカメラを忘れてしまったのか・・

何はともあれ、御依頼主の意向に添えたかたちで作業ができた。
これでいいのだ。


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by Y隊員

2007.4.2(月)曇り
有頂天

多摩地区の某車屋さんからシボレータホの開錠依頼。
このシボレーの錠、ピッキングが可能なものと、そうでないものがある。
ピッキングが可能なものは比較的すんなり開くが、そうでないものは厄介だ。
ちょっとした不安を抱きつつ、深夜の新青梅街道を西へ西へと向かった。

日付が変っているにも関わらず、数人の男女がお出迎え。
そしてこんな時間にも関わらず、納車だった模様。

「いや〜助人さんは安くていいよね。どうやって開けるの?」
そんなお客様の言葉にハッとして恐る恐る鍵穴を見る。
ラッキー! ピッキングが可能な鍵穴だ。

という事で、ピッキングですぐ開けます。と伝え、
ギャラリーに囲まれつつ、作業開始。
そして、数秒で開錠。

「おぉ〜!すげ〜!」と、ギャラリーのどよめき。ちょっと気持ちいい。
軽く有頂天でいるとお客様から、
「こないだ来た業者は合鍵をさしてやってたんだけどそれでも開かなくて、
 結局2時間ぐらいかかったんだよね。」

ギクッとした。
今回の鍵がピッキング不可能な鍵だったら同じ事を言われてたかも・・・と。

一応、お客様にはウチも同じ作業をする旨を説明したが、
「また、お願いしますね!」との明るい言葉に、ちゃんとご理解頂けたか、
ちょっとした不安を抱きつつ、深夜の青梅街道を東へ東へと帰った。



by A隊員

2007.1.13(土)晴れ
空振り同情

シボレーアストロがインロックしたとの知らせ。
場所は青海の巨大倉庫の屋上だ。

屋上はかなり広く、900台は収容できるという。
出入口はゲートが厳重で、カメラもたくさん&警備員が常勤、セキュリティはまずまずだ。

お客さん・・「これで1ヶ月9,000円は安いでしょ?」
助人江東拠点付近は、月極だと平均3万円は下らない。
へ〜と関心するのも束の間、ここは台場から先の、遠く埋立地の先端なのだ。

自宅から遠く、バイクを使って車に乗りに来るお客さん。
たしかに都心の駐車場は高いので、ほんのり同情なんかしてみた。

周りを見渡すと、キャンピングカーやジェットスキー数台が目に入る。
さりげなく全てがお客さん所有物という。

A隊員・・「・・・あ〜なるほど・・・セカンドカー・・」。
自宅に置けないほど所有されているだけですかぁぁ・・

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by Y隊員

2007.1.2(火)晴れ
思い込み

本日は杉並拠点にての夜勤番。日付が変わってすぐに、
環七沿いの某コンビニの前にてシボレーブレイザーがインロックしたとの救援要請。

ご依頼者の名前が某有名俳優の弟さんと同性同名との事で
もしかしたらご本人かも、とのこと事だったのだが、
某有名俳優は知っているが弟さんの事は全く知らず
顔を見ても分からないのだろうな、と思いながら出撃した。

20分かからずに現場に到着し、該当車両は発見するもご依頼主が見当たらず、
携帯に連絡するも話し中。何度か電話をかけてみるもまた話し中・・・

そんな事を5分間ほど繰り返していると
某コンビニより今風のギャルが携帯片手に電話しながらこちらに近づいてきた。
ちょっと恐いな、と思っていると「ロードサービスの方ですか?」との問い掛け。
某有名俳優の弟さんの彼女かな?などと思いながら
ご本人確認をさせて頂いてから作業を開始したいのですが・・・
と携帯で話している彼女に伝えると、その彼女が免許を差し出して来た。
いやいや、あなたのではなく某有名俳優の弟さんの免許を見たいのですよ〜
と思いつつ差し出された免許を見ると某有名俳優の弟さんと同姓同名。写真も彼女と一緒。

思わずズッコケそうになったが
電話中のご依頼主にはどうやら気付かれずに済んだ様だ。

車内で鳴り響く大音量のレゲエを聞きながら作業開始。
2分程で開錠。振り返るとご依頼主は電話を終えていた。

見かけによらず、礼儀や言葉使いが丁寧な彼女。
サインを頂く時、電話しながら応対した事を詫びられた。
一頻り感謝されつつ見送った後、自己反省・・・

いつの間にか人を見かけで判断する様になっていた。
”思い込みや見かけで判断してはいけない”と云う基本を再認識させられた。




by A隊員

2006.5.14(日)曇り
大活躍のお客さん

南麻布でシボレーブレイザーがインロックしたとの知らせ。
野球場の前にブレイザーは停まっているが、お客さんが見当たらない。

携帯へ連絡すると、お客さんとは別の方が来られた。
お客さんは野球をしている最中で、立ち会えないとの事。

「ご本人確認が取れないと作業を始められません」
開錠作業する上での鉄則をご案内すると、代理の方から
「今3回表の守備だから、裏になったら確認とれるよ」
代理の方は球場へ戻っていった。

およそ5分後、ドッと選手がベンチへ走っていくので、守りと攻撃が変わった様子。
お客さんチームの攻撃は猛打爆発、しかしどんなに待っても連絡がない。
それどころか4回に突入しているではないか。

携帯もつながらず、困り続けること10分、ようやく代理の方が駆け寄ってきた。
「代打で出塁してました。免許証は車の中らしいです」
「あっほら今打ったのが、車の持ち主です!」
ガッツポーズしながら応援する代理の方。

なぜか代理の方のように喜べないA隊員であった。




by A隊員

2006.4.16(日)雨のち晴れ
TV局のセキュリティ

台場にある某TV局の地下駐車場でシボレーブレイザーがインロックしたとの知らせ。
エリアで見ると港区担当だが、江東拠点からA隊員が向かった。

最近豊洲6丁目の開発が進んで、晴海と有明を結ぶ橋が完成した。
築地市場が引っ越すまではガラガラの道なので、江東拠点からでも20分かからず現着できる。

TV局の受付で事情をお話ししていると、後から女性の声が・・
「あの・・もしかしてカギ屋さんでしょうか?」
入館前に迷わずに済んだと思いきや、ここからが大変であった。

受付の方の「どちらへ行かれますか?」との問いに、「救援作業」が通じないのだ。
普通○○スタジオのBさんとか、○○部のCさんとかTV局の社員の方に確認が取れないと
入館できないので、外部の方の救援作業では「入館条件」として不足していた。

A隊員にとってのお客さんは、TV局にとってもお客さんなのだ。
結局イレギュラー対応になって、警備員さんの同伴ということで解決した。

いやはや恐れ入ったセキュリティ。
予想通り入館前に大いにハマったA隊員であった。




by A隊員

2006.3.30(木)晴れ
話し中の罠

神田神保町にてシボレーブレイザーがインロックしたとの知らせ。
お客さんはいかにも「キャリアウーマン」といった雰囲気でカッコいい。


場所柄、出版社関係かな?レポート用紙片手に電話をしている姿が凛々しい。
ずっと携帯でお話しされながら、スッと免許書を出されるお客さん。

最短の時間で開錠させると、まだ電話中なのでひたすら待つことに。
「打合せ通りにやってくれないと困るのよね・・・・あれ?もう終わったの?」
話しを急に振られるので、あたふたとサインを頂くA隊員。

先週もインロックしたとの事で、その時は1時間近く待たされた様子。
おそらく今回も時間がかかると予想していたのだろう。
お客さんとの会話は、全て話し中の電話を中断しながら完了させた。

女性はいくつもの動作を同時進行できるから不思議だ。
でも、電話しながら車を降りるときほど・・・




by A隊員

2006.3.10(金)雨
アメ車とピッキング

銀座プランタンにてシボレーサバーバンがインロックしたとの知らせ。
シボレーと聞くと少々眉をひそめたがる。

アメ車のカギは2種類あって一方はピッキング出来るけど、もう一方は出来ない形状だ。
時間にすると1分で開けられるか、たくさんかかるかの違いが出る。

現着早々お客さん「急いでいるんですが大丈夫ですか?」
横目でチラリと鍵穴確認を済ませ「1分下さい!すぐ開けます!!」
作業前のご本人確認を済ませて、そのまま書類にサインを頂く。
本来サインは完了後に頂くものだが、時には臨機応変さも必要だ。
およそ1分後にはサバーバンを見送れたから結果オーライとなった。

もう一方だったら、残念ながらこのようには行かない。
あまり出会いたくないシチュエーションは、日頃の運次第かと考える。

そういえば似たようなカギが新型エスクードにも付いていた。
GMとスズキの連携はカギまで影響するのであろうか・・・




by G隊員

2005.12.10(土)晴れ
カマロリベンジ

に時間は掛からないはず。
この車のおかげで助人工具の進化をもたらしたと言っても良い。

現場到着し、お客様に開錠方法の説明に入る。

了承を得て、作業開始である。
シュシュシュシュと作業音(←なんの音でしょう?)
以前、失敗したアクセス方法をもう一度試すがやはり開錠出来ない。
方法を変えて無事開錠となった。

以前の作業での経験が今回に活かされた。
そういえばあの時のA隊員との共同作業が懐かしい。




by G隊員

2005.12.5(月)晴れ
冬の輪舞?

まさに冬到来ですね。
この寒〜い夜に墨田区にてシボレー、カプリスのインロック。
この車の開錠はピッキングとは違う方法でアクセスする。

お客様と合流し、方法を告げると「今まで4回やってるから知ってますよ。」との事。
また「全ての作業に、1時間以上掛かってるからこの車は難しいですよね」とお客様。

なぜ1時間以上掛かるのかは理解できる。(だがなぜ4回インロックしたかは理解できないけど・・・。)
2つある方法の1つは非常に時間が掛かるからだ。
ほぼ同じ工具を使っているので、今回はもう1つの方法を取ることになった。
「すみません。家で待ってますので終わったら連絡ください。」お客様は長期戦の構えである。

だが!だがこの助人オリジナル工具を使えば!・・きっと

慎重に作業を進めておよそ10分で作業終了。
美しい・・・作業だ。
ナルシスG隊員の誕生であった。

お客さまも「今までで一番早かったよ〜」とご機嫌である。
でも「お客様、そろそろ合鍵持ったほうがいいですよ。」5回目だし・・・
「はい。でも今度インロックしたら、またお願いね!」

人の話聞いてないし・・・




by H隊員

2005.8.2(火)
宝くじを買いたくなる時

夕方、川崎市高津区からシボレー・サバーバンの開錠依頼。
シボレーに付いている鍵は概ね二種類。
ピッキングで開け易いのと、そうでないのと。
今日の車輌は後者でした。
現着後、お客さんと話をしながら常套手段のトライアウトキーで挑む。
その数、260本。
一人で一巡するのに30分近くかかる。
一巡目で開かなければドアを変えて二巡目もやる。
二巡目の最後の方で開いたこともあり、その時は1時間以上かかってしまった。
なので、今日も最悪長期戦の構えで最初の鍵を挿した。
気合を入れて挑んだはいいが、何故か1本目が抜けなくなってしまった。
そうするとお客さん「上下逆に挿したんじゃない?前それで修理になったことがある」と
背筋に冷たいものが流れることを言う・・・
上下の確認をしてから挿したのでそれはありえない・・・
だけど抜けないのは事実なのでキーラインを確認してみる。
やはり間違っていない。
なのに抜けない。
ディスクが引っかかっている感じがするので、鍵を上下に揺すってみるとシリンダーが物凄く動く。
な〜る程、ガタがヒドくて引き抜く方向に力をかけるとディスクが固着する模様。
理由が分かれば壊れていないので?抜くのは簡単。
スポっ!と抜いて違うドアに移動、仕切り直しで作業を再開。

1本目…    開かない
2本目…    開かない
3本目…    クルリッ

えー!!

3本目で開いた・・
回った瞬間、死ぬかと思った。
H隊員のこれからの人生で、少〜しずつ少〜しずつ大切に使って行かなければいけない「何か」を、
全て使い切ってしまったような気が・・
と言うのは冗談で、直ぐに笑顔で「開きました!」とお客さんに告げました。
お客さんはあまりの速さにビックリしたようです。
僕もビックリですけど。

その帰り道、当然の如く宝くじを買いましたヨー!
バラ10枚!
うっ・・・
買い方間違えたかな・・・




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